(C)DEEP
2019年6月29日(土)『skyticket presents DEEP 90 IMPACT』後楽園ホール大会の一部対戦カード変更が発表された。
当初、石司晃一と対戦予定だった安部路人が練習中の怪我で欠場、石司の対戦相手が白川”Dark”陸斗に変更となった。試合は65kg契約、5分2R制で行われる。
▼DEEP 65kg以下 5分2R
石司晃一(フリー)
白川”Dark”陸斗(志道場)
白川はMMA6勝6敗1分。2018年12月に北田俊亮のテイクダウン、ギロチンを防ぎ金星を挙げると、4月の大阪大会では釜谷真と対戦。2Rにダウンを奪った白川はパウンドの追撃で釜谷をTKO寸前まで追い込むもゴングでフィニッシュできず。3Rに釜谷のギロチンで逆転の一本負けを喫している。
元谷友貴とバンタム級王座を争った経験を持つ釜谷真をあと一歩のところまで追いつめた白川にとって、65kgのキャッチウェイト戦ながら、フェザー級とバンタム級の両階級で王座挑戦経験のある石司と戦うことは、再度バンタム級のトップ戦線に舞い戻る機会を得たことになる。
一方の石司にとっては、サウスポー構えの安部路人からオーソドックス構えの白川に対戦相手が変更となったことで対策は変わるものの、右の強打の威力をより発揮できる相手との試合になったともいえる。
石司は、2017年5月にDEEPバンタム級王者・大塚隆史に挑戦するも2-3で僅差の判定負け。同年7月にはフェザー級王者・上迫博仁にも挑戦し、3R TKO負けで王座戴冠を逃した。その後、ソン・ナクジュン、城田和秀、ハシャーンフヒトといった曲者を下し3連勝をマークするも、2018年12月にDJ.taikiに敗れ、連勝がストップ。2019年3月の昇侍戦で2R TKO勝利し、復活を遂げていた。
現DEEPバンタム級王者は、2019年3月に元谷友貴との接戦を制しベルトを巻いたビクター・ヘンリー。元谷は7月28日の『RIZIN.17』さいたま大会で扇久保博正との対戦が決定しており(※同大会では石渡伸太郎と佐々木憂流迦も決定)、DEEPのバンタム級戦線では、5月大会で大塚隆史にリアネイキドチョークで一本勝ちしたPXC王者トレヴィン・ジョーンズが王座挑戦に近い位置につけている。今回の石司晃一vs白川”Dark”陸斗の勝者が、再びバンタム級トップ戦線に返り咲くか。注目の代替カードだ。