K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】初の女子大会を開催、KANAが壽美とのタイトルマッチ希望、菅原美優は女子アトム級王座の新設アピール

2022/03/04 12:03
 2022年6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館でK-1初の女子大会『K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~』が開催されることが発表された。  記者会見は3月3日(木)のひな祭りの日に、女性の願い事を叶える「赤城姫命(あかぎひめのみこと)」が祀られている東京大神宮にて行われ、会見に出席した6選手も艶やかな着物姿で登場。女子大会ならではの演出のなか、試合への意気込みを語った。  K-1女子のパイオニアとして、今大会を開催するきっかけにもなったK-1女子フライ級王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は「自分だけでなく、全員でK-1女子大会を成功させたいと思います」と挨拶。戦いたい相手を聞かれると、過去にスーパー・ファイトで敗れている壽美(NEXT LEVEL渋谷)と再戦を希望。当初壽美とは2月のK-1東京体育館大会で対戦予定だったが壽美の怪我で流れており、KANAは「今は体を万全にしてほしい」と壽美にメッセージを送りつつ「メインイベントで壽美選手にベルトをかけて挑みたい」とタイトル戦でのリベンジを誓った。  KANAと同門で、Krush女子アトム級王者の菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は同大会でのK-1女子アトム級王座の新設&王座決定トーナメントを直訴。中村拓己K-1プロデューサーからは「K-1女子大会という新しいことを始める上でベルトを新設するというのは、皆さんに新しいものを届ける・一緒にK-1の女子を創っていううえで前向きなトピックスになる」という言葉が返ってきた。  正式ではないものの、菅原のアトム級新設&王座決定トーナメントの開催アピールに対して、MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は「もしそうなるなら菅原選手を最終決着をつけたい」と菅原との三度目の対戦(ここまでの対戦成績は1勝1敗)をアピール。菅原・MIOを追いかけるように今大会でK-1デビューを果たす松谷綺(ALONZA ABLAZE)も「菅原選手が言っていたトーナメントをやって、MIO選手と菅原選手を倒して自分がベルトを獲りたい」と早速の宣戦布告。女子アトム級の今後に注目が集まる。  そしてKANAのK-1女子フライ級のベルトを狙ってK-1に参戦するのが昨年の大阪大会でK-1デビューを果たした☆SAHO☆(闘神塾)だ。女子と思えぬ攻撃力とアグレッシブさを武器の☆SAHO☆は「KANA選手がいたからこういう女子だけの大会ができたと思う」と、KANAへのリスペクトを表しつつ「チャンスがあればKANA選手の巻いているベルトを獲る」と打倒・KANAに闘志を燃やした。  また女子ミニマム級で毎試合迫力満点のド突き合いを見せている高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)は「自分が強いと思うヤツ、出てこいよって感じです」と誰が相手でも迎え撃つ構えだ。  会見の最後に締めを任されたKANAは「K-1女子大会は賛否両論あると思います。でも大会に出る一人ひとりが命かけて試合するので、必ず全員で大成功させます」と宣言。K-1女子大会、熱い戦いが見られることになりそうだ。 [nextpage] ●KANAのコメント 「(女子大会開催を聞いて)自分は前々からK-1サイドにこういう女子の大会ができればという話はしていました。K-1の舞台に女子選手が集まって来てくれたおかげで、この舞台ができたと思うので、6月25日に向けて、まだ対戦カードは決まってないですけど、全員で6月25日、女子のK-1大会を成功させたいと思っています。 (この大会で戦いたい相手は?)自分は一昨年に壽美選手に負けているので、メインイベントで壽美選手にベルトをかけて挑みたいと思っています。(女子大会成功の条件は?)まずこの大会ができるのは自分一人の力でもなんでもないので、ここにいる女子選手をはじめ、たくさんの女子選手のおかげでこの大会が開催できると思っています。だから一人ひとりがK-1らしい大会、過去最高の試合を一人ひとりがすれば絶対にこの大会は100%盛り上がるので、一人ひとりがK-1らしい倒し合いをすればこの先も繋がるような大会になるかなと思います。 (欠席した壽美に向けたメッセージは?)怪我による欠場なので、今は体を万全にしてほしいなというのが一番の願いですね。(ベルトをかけてどんな試合にしたい?)女子の大会で、タイトルをかけて戦うとなったら絶対メインイベントになるので自分は100%倒しに行きたいなと思っています。 (自身の和装について)メイクして和装するのは成人式ぶりなので、めちゃめちゃレアです。美憂ちゃんとかはイチゴ飴とか持ってそうなのに、自分は刀を持っていそうな感じがあるので、そういうのもちょっと新鮮でいいかなと思います(笑)。(ファンに向けてメッセージ)この女子大会というのは意味のある大会だと思ってて、リアルな話、賛否両論はあると思います。でもこの大会に出る一人ひとりが命かけて試合するので必ず全員で大成功させたいと思っています」 ●菅原美憂のコメント 「KANAさんがK-1を引っ張ってくれたおかげで女子選手の大きい大会を開いていただけることになって、そこにこうやって参加させてもらえることができて、本当に嬉しいのひと言です。呼んでもらったからにはしっかり盛り上げられる一人になるよう頑張るので応援をよろしくお願い致します。(女子大会開催を聞いて)正直、嬉しいの一言で、ここに来るまでにKANAさんの努力があると思うので、それを無駄にしないように、しっかりみんなで、全員で盛り上げたいなって思ってます。 (この大会で戦いたい相手は?)KANAさんがメインなら、セミを張りたいっていう気持ちがあって。ずっと言ってるんですけど、K-1の女子にもアトム級(45kg)をそろそろ作っていただきたいなと思っています。なので『中村さん、お願いします!』ということで、できればミニマム級のトーナメントをお願いしたいです。(MIOの『最終決着をつけたい』について)もちろん、こんな大きい舞台で再戦させていただけるなら嬉しいので、そのときはよろしくお願いします。 (自身の和装について)KANAさん、女K-1総長みたいでめちゃめちゃ格好いいですけど、私ちょっと七五三みたいになってしまって(笑)。この画だけでもすごい華やかで、すごく幸せだなって。着物着せてもらって、この場を作ってもらって。楽しいです。 (ファンに向けてメッセージ)しっかり成長した姿を見せられるように6月までしっかり仕上げるというのと、自分にしかできないこともあるのと思うでリング内でもリング外でもK-1女子を盛り上げられるように頑張るので応援よろしくお願いします」 ●高梨knuckle美穂のコメント 「6月の女子大会が開催されるにあたり、今日呼んでいただけてとても嬉しいです。試合では“剛腕クイーンコング”というところを思い切り見せたいと思うので応援よろしくお願いします。(女子大会開催を聞いて)驚いたのが一番です。女子だけの大会なのでレベルの差がはっきりするかなって思いました。(この大会で戦いたい相手は?)誰とやってもいいですね。自分が強いと思うヤツ、出てこいよって感じです。(自身の和装について)成人式以来8年ぶりなので、普段の自分じゃない感じがします(笑)。(ファンに向けてメッセージ)6月までにもっと強くなって倒せるような姿を見せたいと思うので応援よろしくお願いします」 ●MIOのコメント 「まず、2月のKrushを欠場する形になってしまい、大変ご迷惑をおかけしました、申し訳ございませんでした。病気に関しましては来週に手術が決まっていますので、この6月大会には完全復活できると思っています。期待していただければと思っています。前回Krushで菅原選手に負けてしまって、1勝1敗の状況なんですけど、この最高の舞台で派手に仕返しができる可能性があると思うと楽しみで仕方がありません、みなさん応援よろしくお願いします。 (女子大会開催を聞いて)はじめに聞いたときはすごく嬉しかったし、チャンスだと思いました。このK-1女子を引っ張ってくれてたKANA選手に感謝して、これからは女子選手みんなで引っ張って、盛り上げていこうと思いました。(この大会で戦いたい相手は?)美優選手からあったトーナメントもすごくやりたいですし、アトム級の選手はみんな気になりますね。でもやっぱり菅原選手と最終決着をつけたいと思っています。 (自身の和装について)みんなの個性がすごく着物に出ているなと思いました。結構、前入りして着ているの…すごくでしんどいです(笑)。(ファンに向けてメッセージ)6月の女子大会、誰よりも目立って後悔のない試合をしたいと思います」 ●☆SAHO☆のコメント 「今回K-1の女子だけの大会が初めてできたということで、これができるのもKANA選手がいたからだと思います。でも私はここにきたからにはKANA選手の巻いているベルトを獲るためなので、今すぐに挑戦はできないと思いますが、これから試合の結果と内容で見せて、必ずチャンスが回ってくると自分を信じて頑張っていきます。6月は盛り上げようと思っているので応援よろしくお願いします。 (女子大会開催を聞いて)まず最初に聞いた時は女子だけのK-1ってどうなんだろう? すごいなって驚きがあったんですけど、自分が出たら一番目立つぐらいの面白い試合をしてやろうと思いました。女子だけでもK-1は面白いということを証明したいので、そこに注目してほしいなって思います。 (この大会で戦いたい相手は?)一番やりたい選手はKANA選手なんですけど、すぐには戦えないと思うので。誰が来ても勝てるので相手は別に誰でもいいです。(自身の和装について)普段から化粧したりとか、着物を着るとかが全くないので…すごくお腹が苦しいですね(笑)。(ファンに向けてメッセージ)6月までまだまだ準備期間があるので、それまでに自分が倒せる選手になって、今度の試合は必ず倒すのでそれを楽しみにしておいてください」 ●松谷綺のコメント 「K-1という憧れの舞台で、女子大会ができるというのはすごく嬉しく思います。今、若い世代のファイターもすごく増えてきていて、自分もその若い世代のファイターとして女子格闘技を盛り上げたいと思っています。これから自分が新しい時代を作っていきたいと思っています。(女子大会開催を聞いて)自分もすごく嬉しく思いますし、こんな大きい大会で女子だけでできることもないので、男性選手がいなくても、女子だけでも盛り上がるところをお見せしたいです。 (この大会で戦いたい相手は?)菅原選手が言っていたトーナメントをやって、MIO選手と菅原選手を倒して自分がベルトを獲りたいなって思っています。(トーナメンになればKrushのベルトを巻く前に、K-1のベルトを巻く可能性があるが?)どちらのベルトも獲りたいすけど、トーナメントができるのであればK-1のベルトを先に獲ってからでもKrushのベルトを獲りたいなって思ってます。(自身の和装について)まだ成人式もやっていないのに着物を着る機会が増えて(笑)、自分の大好きな紫の着物を着れてすごく嬉しいです。(ファンに向けてメッセージ)6月までまだ少しあるし、これからもっと成長できると思っているのでしっかり女子格闘技を盛り上げられるように頑張ります」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア