着物姿で登場した(左から)松谷、MIO、菅原、KANA、高梨、☆SAHO☆(C)K-1
2022年6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館でK-1初の女子大会『K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~』が開催されることが発表された。
記者会見は3月3日(木)のひな祭りの日に、女性の願い事を叶える「赤城姫命(あかぎひめのみこと)」が祀られている東京大神宮にて行われ、会見に出席した6選手も艶やかな着物姿で登場。女子大会ならではの演出のなか、試合への意気込みを語った。
K-1女子のパイオニアとして、今大会を開催するきっかけにもなったK-1女子フライ級王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は「自分だけでなく、全員でK-1女子大会を成功させたいと思います」と挨拶。戦いたい相手を聞かれると、過去にスーパー・ファイトで敗れている壽美(NEXT LEVEL渋谷)と再戦を希望。当初壽美とは2月のK-1東京体育館大会で対戦予定だったが壽美の怪我で流れており、KANAは「今は体を万全にしてほしい」と壽美にメッセージを送りつつ「メインイベントで壽美選手にベルトをかけて挑みたい」とタイトル戦でのリベンジを誓った。
KANAと同門で、Krush女子アトム級王者の菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は同大会でのK-1女子アトム級王座の新設&王座決定トーナメントを直訴。中村拓己K-1プロデューサーからは「K-1女子大会という新しいことを始める上でベルトを新設するというのは、皆さんに新しいものを届ける・一緒にK-1の女子を創っていううえで前向きなトピックスになる」という言葉が返ってきた。
正式ではないものの、菅原のアトム級新設&王座決定トーナメントの開催アピールに対して、MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は「もしそうなるなら菅原選手を最終決着をつけたい」と菅原との三度目の対戦(ここまでの対戦成績は1勝1敗)をアピール。菅原・MIOを追いかけるように今大会でK-1デビューを果たす松谷綺(ALONZA ABLAZE)も「菅原選手が言っていたトーナメントをやって、MIO選手と菅原選手を倒して自分がベルトを獲りたい」と早速の宣戦布告。女子アトム級の今後に注目が集まる。
そしてKANAのK-1女子フライ級のベルトを狙ってK-1に参戦するのが昨年の大阪大会でK-1デビューを果たした☆SAHO☆(闘神塾)だ。女子と思えぬ攻撃力とアグレッシブさを武器の☆SAHO☆は「KANA選手がいたからこういう女子だけの大会ができたと思う」と、KANAへのリスペクトを表しつつ「チャンスがあればKANA選手の巻いているベルトを獲る」と打倒・KANAに闘志を燃やした。
また女子ミニマム級で毎試合迫力満点のド突き合いを見せている高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)は「自分が強いと思うヤツ、出てこいよって感じです」と誰が相手でも迎え撃つ構えだ。
会見の最後に締めを任されたKANAは「K-1女子大会は賛否両論あると思います。でも大会に出る一人ひとりが命かけて試合するので、必ず全員で大成功させます」と宣言。K-1女子大会、熱い戦いが見られることになりそうだ。