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【RISE】GLORY世界王座に挑む小林愛三「気持ちを存分に前に出して戦いたい」王者ティファニーは「判定では終わらせません」

2022/02/18 21:02
 2022年2月18日(金)都内にて記者会見が行われ、1月5日にリリースされたRISEと世界的キックボクシング団体である「GLORY」との提携についての詳細が発表された。  会見には伊藤隆RISE代表と、3月19日(土・現地時間)ベルギー・ハッセルトのTrixxoアリーナで開催される『GLORY 80』に参戦することが決まっているRISE QUEENフライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)、リモートでその対戦相手であるGLORY女子スーパーバンタム級王者ティファニー・ヴァン・スースト(Tiffany Van Soest/アメリカ)、そしてGLORYのエグゼクティブ・バイス・チェアマンであるスコット・ラッドマン氏が出席。  GLORY女子スーパーバンタム級タイトルマッチで対戦する王者ティファニーと挑戦者・小林がリモートながら顔を合わせた。  ティファニーは「GLORYはRivalsシリーズと銘打って各団体と世界中で対抗戦を行う。その中の日本版が今回の提携ですが、今回このような提携が出来て私もとても興奮しています。日本、アメリカ、ヨーロッパ、全ての地域でこういう試みを行って格闘技界を盛り上げていきたいと思います」と挨拶。  小林は「このような名誉あるカードを組んで下さった関係者に感謝しています。日本での盛り上がりは欠けている部分があって自分自身の不甲斐なさが凄くあるので、その気持ちを含めて試合で爆発させて、GLORYの名誉あるベルトを日本に持ち帰りたいと思います」と、今回のタイトルマッチが日本ではあまり話題になっていないことをパワーに変えて、GLORY世界タイトルを奪取してくると誓う。  ティファニーは「愛三はとてもいい選手。速いし、たくさん動く。とてもダイナミックな動きをする選手。日本の選手は昔からたくさん見ていますが、私は日本の選手たちを尊敬をしています」と評価しながらも「さっき、ベルトを日本に持って返ると言っていたがそうはさせません」とベルトは渡さないとする。  今日18日に26歳の誕生日を迎えた小林は「誕生日にこういう会見ができるのは運命を感じます」と言い、「日本人の強さを見せたいので、大和魂じゃないけれど気持ちを存分に前に出して戦いたいと思っています」と気持ちで挑んでいきたいという。  それに対してティファニーも「愛三とはとても高度なテクニックを使った戦いになりますが、判定では終わらせません」とKO宣言した。  会見の終盤にはスコット氏から小林に質問があるとし、「愛三は海外で試合をするのは、初めてだと聞きました。日本のファンがいないところでどういう気持ちで戦いますか?」と聞かれると、小林は「近くにいつも応援してくれる方々がいるけれど、日本を出るまでにその想いを全部背負っていこうと思っています。日本人がまだ誰も成し遂げていないことを成し遂げたいと思っています。強く勝ちたいって気持ちがあるのは小林愛三なので、それを今回上がるリングで出してRISE QUEENとしてベルトを持ち帰りたいと思っています」との決意を話す。  スコット氏が「GLORYのファンたちはあなたを歓迎すると思います。あとは誰がベルトを持ち帰るかは貴方たちで決めてください」と言えば、小林は「ただティファニー選手は誰もが分かるくらい強い選手。生半可な気持ちではいられないので、そこまで集中してやっていけるかが自分の勝負。ベルギーですけけれど地球上のひとつの同じ地に足を付けている人間同士で格闘技を盛り上げていきたいと思っています」と、気持ちを完全に作り上げて挑みたいとした。  それにティファニーも「愛三、私もあなたの言うことに同意します。女性アスリートとして、今回コラボが出来たことを機会に格闘技の人気を高めていきましょう」と、一緒に盛り上げようとメッセージを送った。
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