KORAKUEN JUNBLEKORAKUEN JUNBLE
修斗修斗
MMA
レポート

【GRACHAN】(※レポート追加)村瀬賢心がキム・ギヨンをRNCに極めて4連勝、芳賀ビラルに「早く俺と変わって」。ブランドンがドンヒョンにリベンジでヘビー級新王者に。手塚が八木に、青木がダリに判定勝ち。フライ級天馬が村松と熱闘、MMA甲子園優勝・松本と吉田がKO勝ち

2026/07/28 21:07
 2026年7月26日(日)大阪・176BOXにて『GRACHAN 83』(YouTube配信)が開催された(※第7試合まで追記あり)。 ▼第11試合 フェザー級 5分2R・延長1R 〇手塚基伸(シークレットベースドミネート/コブラ会)バンタム級5位[判定3-0]×八木 匠(パンクラス大阪稲垣組)同級3位  元バンタム級王者・手塚基伸のフェザー級転向2戦目も決定。同級3位の八木匠との上位ランカー対決が組まれた。  RIZINでメイマン・マメドフに一本勝ちしている実力者・手塚だが、近年はTSUNE相手に2連敗、24年10月に笹晋久に判定負け、12月に伊藤空也にも判定負け。26年3月の前戦では植田豊に2R TKO負けで実力者相手にMMA5連敗中。3年9カ月ぶりの白星を掴めるか。  対する八木は、23年のプロデビューからGRACHAN3連勝も、24年10月のPOUNDOUT1で岡田達磨に肩固めを極められ初黒星。その後、大搗汰晟、村田俊に判定勝ちで再び連勝街道に乗るも、26年2月の前戦で高橋孝徳に2R リアネイキドチョークで一本負けした。  先に再起を遂げるのは34歳の八木か、38歳の手塚か。  1R、ともにサウスポー構え。ワンツーの左を見せる八木は右インロー。詰めるてづかは左フック、左カーフ。右関節蹴りの八木は右を突くが、四つに組んだ手塚がテイクダウン。すぐにシングルバック、背後からパウンド。トップに移行しマウントでパウンド。  上体起こした八木の亀に腹固めでパウンド、仰向けにさせて鉄槌も、八木が腕を抜いてトップに。肩を抱き、レッグドラッグで押さえ込んで手塚の立ち際に左右。ケージ背に手塚はかわしながら押し戻すが、八木の左も当たる。  2R、半身から右サイドキックを見せる八木が前に。頭を振って右を突いた手塚がダブルレッグも、受け止めた八木に手塚は引き込む形に。上の八木はパウンドも手塚はクローズドで頭を抱き寄せてホールド。下から両手でこつこつ叩くと八木は膠着ブレークに。  スタンド再開。ワンツーの左で前に出る八木に手塚はダブルレッグテイクダウン! 下になった八木。手塚は頭をアゴ下につけて細かいパウンド。ケージまでエビする八木の頭を中央に向けて両脇差して右足抜き、肩固め狙いからマウント。  パウンドの手塚に亀で両足を差し込まれる八木。手塚はバックマウントからパウンド、八木の両足を伸ばしてパウンド連打も残り20秒で仕留めきれず。  判定3-0で手塚が勝利。子供とともに記念撮影に収まった。 [nextpage] ▼第10試合 ウェルター級 5分2R・延長1R 〇青木忠秀(コブラ会)同級1位[判定3-0]×ロクク・ダリ(TRI.H Studio)元GRANDウェルター級王者  ウェルター級では、同級1位の青木忠秀と、元GRANDウェルター級王者のロクク・ダリが対戦。ダリにとっては2025年3月の『GRACHAN 73』での芳賀ビラル海戦での判定負け以来、1年4カ月ぶりの復帰戦。  24年12月には林RICE陽太とのGRACHANライト級王座戦でも敗れており、2連敗から脱出できるか。本来はライト級戦も見据えていたが、久々の試合ということもあり今回はウェルター級での参戦となる。ライト・ウェルターのどちらの階級でも動けるポテンシャルを持つダリが、トップランカーの青木を相手にどう立ち回るか。  青木は、24年8月の能登崇戦、25年2月の宇土冬真戦をいずれもヴォンフルーチョークに極めて2連勝も、25年9月にダリ同様には林に判定負け。しかし、26年2月の前戦でイ・ソルホに右ストレートでダウンを奪い、伝家の宝刀ヴォンフルーで一本勝ちで再起を遂げている。ウェルター級王座戦線を占う実力者対決に注目が集まる。  1R、ともにオーソドックス構え。サウスポー構えから。ダリがスイッチすると青木もサウスポー構えに。互いにオーソに戻すもダリは再びサウスポー構えで左を突くがまだ遠い。青木の右ローは空振り。ダリは左オーバーハンドで飛び込むがかわす青木。  青木の左インローをかわしたダリ。青木の左ミドルの打ち終わりにワンツーで詰めるが左回りでさばく青木は左ミドルを腕の上に当てる。  ともにオーソドックス構えからサウスポー構えに変えると左ストレートのダリ、かわした青木は、右インロー。ダリの蹴りの打ち返しに左ミドル。ジャブから左インロー。ダリの右オーバーハンドをかわして左ローで詰めるが、その蹴り足を掴んだダリがてイクダウン。  サイドから鉄槌もそのスペースで腰を切り、ガードから腕十字を狙う青木。ダリは離れて立つと右前蹴りから左オーバーハンドを見せる。  2R、オーソから左ジャブの青木は左インローも。詰めるダリに左ジャブを当てると、ダリはダブルレッグへ。左で差し上げる青木に、ダりは離れる。左右ローの青木は右ハイは空振り。両者にネガティブファイトの「注意」。  再開。ともにオーソ。左ジャブの青木。左インローも。ジャブを当てて右ストレートで前に出る青木にダリはダブルレッグテイクダウン。ガードから立つ青木。サウスポー構えのダリは左オーバーハンドを突くが、頭を倒して避ける青木に、ダリは右で差して組み。ケージまでドライブしてシングルレッグ。四つから体を入れ替えた青木。ブレーク。  ともにワンツーの左をかわす。青木はフェイントを入れながら詰めて前に。上で組んでボディロックから右小外がけテイクダウン!  残り1分でダリに背中を着かせてハーフから肩パンチ。脇腹にパンチしてマウント。右腕ごと抱き寄せるダリに青木は左でパウンド。  判定3-0で青木が勝利。 [nextpage] ▼第9試合 ライト級 5分2R・延長1R〇村瀬賢心(ALIVE)[1R 2分01秒 リアネイキドチョーク]×キム・ギヨン(Winning Jujitsu MMA)  名門・ALIVEの若き実力者であり、現在怒涛の3連勝とライト級戦線で存在感を放つ村瀬賢心が、韓国からの刺客キム・ギヨンを迎える注目の国際戦。  村瀬は、2025年9月の鶴和基宏戦、2026年5月の菊池肇戦をいずれも判定フルマークで完勝。さらに26年2月にはカン・シンイチを僅か7秒、戦慄の左ストレートで仕留めるなど、打撃の破壊力と盤石のゲームメイク能力を証明し、いま最も勢いに乗っている。  対するキム・ギヨンは、通常体重81kgの強靭なフィジカルを誇るサウスポー。バックボーンである柔道仕込みのテイクダウン能力、特に得意技の「アンダリギルギ(内掛け)」はケージ際で無類の強さを発揮する。まだ戦績こそ浅く、ニュージーランド『Shuriken Fight Series』など近年の海外遠征では黒星が先行しているものの、その強靭なフィジカルと執拗な組み技の圧力は、連勝中の村瀬にとっても過去最大の試練となるだろう。  試合は、勢いに乗るオールラウンダー・村瀬がギヨンの圧力をいかに封じて自らの打撃空間を作るかが最大の焦点。村瀬が前戦同様の強打で顎を撃ち抜き破竹の4連勝を飾るか、あるいはギヨンが重いトップキープでその進撃を止めてポテンシャルを爆発させるか。ライト級の未来を占う緊迫の攻防に注目だ。  1R、村瀬、キム・ギヨンともにサウスポー構え。右ローのキム・ギヨンの打ち終わりに組んでケージまで押し込みボディロックテイクダウンの村瀬。キム・ギヨンの立ちを潰してバッククリンチ。背後から右足をかけて左手首をコントロール、右手で首にかけて引き込み、すぐにボディトライアングル! ワンハンドでキム・ギヨンの左肩を抱いて絞めると、最後は掴まれていた左手も抜いて右腕と組んでリアネイキドチョークを極めた。  1R 2分01秒、一本勝ちで、村瀬は4連勝に。「いやー、今日も俺はカッコイイな。ライト級のチャンピオンが計量もまともにクリアできないんで早く俺と変わってください(※RIZIN仙台大会で芳賀ビラル海が0.1kg体重超過)、以上です」と語った。 [nextpage] ▼第8試合 ヘビー級タイトルマッチ 5分3R×ベ・ドンヒョン(韓国)王者[判定0-3] ※27-30×3〇ハシモト・ブランドン(JAWS WEST)挑戦者・同級1位 7勝2敗※※ハシモト・ブランドンが新ヘビー級王者に  メヘビー級タイトルマッチ。王者ベ・ドンヒョンに、同級1位のハシモト・ブランドンが挑む。  両者は2024年11月、韓国で開催された『Fighter 100』で対戦。当時、それまでの試合をすべて打撃でKO勝利を飾っていたハシモトは、敵地での急なオファーというシチュエーションの中、あえて組みにいくテーマを自らに課して挑んだ。しかし、立ちはだかるベ・ドンヒョンの腰は想像以上に重く、元プロサッカー選手(Kリーグ)の経歴を持つドンヒョンは強靭な体幹と下半身でハシモトのアタックをシャットアウト。試合中に打撃戦へプラン変更ができずに同じ展開を繰り返してしまったハシモトが、判定2-0で黒星を喫した。  だが、この一戦がハシモトを大きく変貌させるきっかけとなった。「あの負けがなければ、組みの練習をここまでやり込むことは絶対になかった」と振り返るハシモトはその後、大場慎之介、田馬場貴裕、マイティ村上を相手に3連続KO勝利をマーク。元来の一撃必殺のストライキングに、柔道ベースのテイクダウンが融合したスタイルを確立し、ランキング1位まで駆け上がってきた。  迎え撃つ王者ベ・ドンヒョンは、2025年9月に前王者・荒東英貴を3R残り1秒で仕留めてベルトを奪取。しかし、25年12月の前戦ROAD FC75では関野大成に判定負けを喫している。タフさとパンチ力を併せ持つチャンプは、サッカーの戦場で培われたフィジカルと無尽蔵のスタミナで後半になっても落ちないタフネスは健在。GRACHAN王座を守るか。  引き出しを増やしてリベンジに挑むハシモトは、再び目の前に立ちはだかる大きな壁を越えることができるか。お互いの手の内を知り尽くした二人が、GRACHANのリングでベルトを懸けて再び激突する。  1R、サウスポー構えのベ・ドンヒョンは左インローから。オーソのハシモトは左ジャブを細かく伸ばしてワンツー、右インローを返す。オーソにスイッチしたベ・ドンヒョンは右を突いて左で差して組んで投げも右小手で残したハシモトは払い腰テイクダウン!  サイドも立つベ・ドンヒョンが前に左ミドルを当てて左で差して押し込み。バックフィストは空振り。左右で詰めるハシモトは右前蹴りも。互いに右が交錯するなかハシモトの左右にkんだベ・ドンヒョンが右で差して投げてテイクダウンも立つハシモト。右を当てて前に。さらにバックエルボー、右の前進にベ・ドンヒョンが後退。  2R、詰めるベ・ドンヒョンに右を振って押し戻すハシモト。ベ・ドンヒョンは左ミドルを当てて組みに。左で差すベ・ドンヒョンの近距離のヒジに右を突く橋本が連打で前に橋本の左がヒット。ベ・ドンヒョンも打ち合う。  いったん離れた両者。ベ・ドンヒョンは右を突いてシングルレッグも切ったハシモトがバッククリンチに。左で差すハシモトに正対したベ・ドンヒョン。ケージにtめるハシモトはアゴを引いてパンチの回転を上げる。  中央に押し戻したベ・ドンヒョンは右オーバーハンド。バックフィストもかわしたハシモトは左インロー。左ジャブから右で前に。下がったベ・ドンヒョンに前蹴り。  3R、互いに気合を入れる。左ミドル、ローから入るベ・ドンヒョンはバックフィスト、右に回るハシモトを追って左ミドル。さらに右ミドルで前に出て組む。ハシモトは突き放すと右から左。さらにワンツーの右を当てて前に。ベ・ドンヒョンはダブルレッグでケージに押し込みもブレーク。  左ジャブを上下に突くハシモト。左右で詰めるベ・ドンヒョンに組んだハシモトは脇潜りバッククリンチで背後からヒザ蹴り連打。正対させずに右ヒザを突く。残り1分。まだヒザを突くハシモト。ベ・ドンヒョンは正対するもブザー。  判定は30-27×3のフルマークでハシモトが勝利。ヘビー級新王者となった。  リベンジとともにベルトを巻いたハシモト・ブランドンは、先生やジムの仲間や家族に感謝の言葉を述べると、「僕はもう世界のトップを取りにいきます。皆さん、応援よろしくお願いします」と力強く語った。 [nextpage] ※以降、追記あり ▼第7試合 フライ級 5分2R・延長1R×村松竜眞(MIBURO)[判定0-3]〇天馬(パンクラス大阪稲垣組)  MIBURO所属の村松竜眞は、これまでのGRACHANのリングにおいて、リアネイキドチョークによる一本勝ちを収めた実績を持つファイター。確かな寝技の技術を武器に、今回の試合でも勝利を目指してリングに上がる。  対する天馬は、パンクラス大阪稲垣組所属のファイター。2025年9月のプロデビュー戦(田岡桂萌戦)での判定負けを経て、2026年2月の『GRACHAN 80』にて判定勝利を収め、プロ初白星を挙げた。天馬にとっては、デビュー戦で敗れた田岡と同じ「MIBURO」の所属選手との対戦となる。  確実な一本の技術を持つ村松が試合をコントロールするのか、あるいは前戦で初勝利を挙げた天馬が連勝を飾るのか。公式戦績とデータが示す通り、互いの現在地が激突するフライ級の一戦。  1R、サウスポー構えの天馬にオーソの村松は右インロー2発。さらに3発目に天馬も左を狙い、左インローを返す。すぐに右ミドルを蹴り返す村松に、天馬は左右で詰めて右を当てる。  左で飛び込み、右で差して組む天馬。四つで体を入れ替えた村松を右の小外でテイクダウンした天馬。ハーフから左枕で右脇差し。村松のブリッジを押さえ込んで細かいパウンド。村松は二重がらみでガードも立ちたい。  腹に細かいパウンドの天馬。抱きかかえる村松。体を離してヒジ打つ天馬に起き上がろうとする村松を再び押し倒す天馬。村松はシングルレッグも下に。  2R、互いにローは空振りの距離から。左ミドルで詰める天馬。さらに左ストレート。かわす村松は左ジャブ。天馬の左インローの打ち終わりにワンツーで前に出る村松はさらに連打も、そこにボディロックの天馬。  四つにする村松が押し込み、ボディロックテイクダウン。サイドに。右手で首を抱えるぼで天馬はハーフからネルソンでめくろうとするが、首を抜く村松、そのスペースで立ち上がった天馬がフィジカル活かしボディロックテイクダウン!  サイド奪い、右脇差して押さえ込んで肩パンチを連打。ニーオンで鉄槌。ボディにも鉄槌。背中を見せて立った村松に左ストレートも組んだ村松に天馬はボディロックで崩そうとするが浴びせ倒した村松。ハーフの天馬をギロチンに抱えて足を抜こうとするが、上のままブザー。  判定3-0でトップ時間が長かった天馬が上から攻めて勝利した。 [nextpage] ▼第6試合 ライト級 5分2R・延長1R〇堀田大智(M3A FIT)[1R 4分01秒 TKO] ※額のカット×姜信一(フリー)  M3A FIT所属の堀田大智は、26年2月の『GRACHAN 80』でプロデビューを果たし、判定勝利で初白星を挙げたファイター。プロ2戦目となる今回、連勝を目指してケージに上がる。  対する姜信一は、タイ・バンコクを拠点に腕を磨いてきたフリーのストライカー。前戦のデビュー戦を勝利で飾った堀田がその勢いのまま試合をコントロールするのか、あるいはタイで経験を積んできた姜がそのストライキングで立ち回るのか。堀田が2戦目にしてさらなる適応力を見せるか。  1R、サウスポー構えの姜にオーソの堀田が中央に出て左右。姜の組みにヒザを合わせるが掴んだ姜が右で差して押し込みも姜は額から出血。ヒザでカットしたか。ブレーク。  詰める堀田は右の蹴りのフェイントから右で飛び込むと手首を獲って右で差して押し込む姜は四つでクラッチ。左に崩してテイクダウン!  右差しのままサイドから左ヒジ。フルガードに戻した堀田は抱きつく。上体を上げると姜は首を抱えていた左手を脇差しハーフネルソンで絞めるも、首抜く堀田。  タイムストップ。姜の傷口チェック。  チェック後、姜はドクターストップ。堀田のTKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼第5試合 フェザー級 5分2R・延長1R×藤田大地(闇愚羅)[1R 2分29秒 KO] 〇松本大知(POLAR GYM OSAKA)MMA甲子園優勝  POLAR GYM OSAKAの松本は、高校時代に『第2回MMA甲子園』フェザー級トーナメントを制した実績を持つ。直近の試合となる2025年4月の『DEEP OSAKA IMPACT』では三井俊希に2R TKO負けを喫しており、今回は三井戦からの再起を懸けたケージインとなる。  対する闇愚羅所属の藤田は、2025年2月の『GRACHAN 72』で竹下登と対戦。1R 0分42秒、フロントチョークで一本勝ちを極めており、今回の試合でもその決定力が注目される。 前戦で電光石火の勝利を挙げた藤田が再びその極め力を発揮するか、あるいは甲子園王者としてのバックボーンを持つ松本が再起の白星を掴むか。鮮烈なインパクトを残した藤田の秒殺劇か、松本の修正力が試される。  1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブでステップインの藤田、さばく松本は右ロー。さらに右ストレートで飛び込み。藤田の右と松本の右テンカオが交錯。  右ローの松本に右ストレートを狙う藤田。松本はワンツーもかわす藤田。松本は右で攻める。左ジャブから右ストレートの藤田に右のカウンターを合わせに行く松本。  右のダブルを当てると右ヒザ! 回転を上げると藤田は右にサークリング。左テンカオも突く松本は、左右の回転を上げて右ヒジ! ケージ背に藤田もワンツーで応戦し右ストレート。そこに松本は左テンカオを刺して、組みに。右で差して右小外で引き出そうとした松本に残す藤田の顔が下がると、松本は左ヒザ蹴り。離れた藤田。  互いに左から右の打ち合いから、松本は右ストレートを内側から振り抜き! 藤田が後方にダウン! パウンド1発飛び込み、すぐにレフェリーが間に入った。松本が“ダイチ”対決でKO勝ち。 [nextpage] ▼第4試合 フライ級 5分2R・延長1R×岡田達朗(パラエストラ大阪)[1R 4分46秒 TKO]〇滝川結都(パラエストラ天満)  パラエストラ同門の別支部所属同士によるワンマッチ。パラエストラ大阪所属の岡田達朗は、現在プロ戦績0勝3敗。これまでの敗戦を糧に、何としてでもプロ初白星を掴み取るべく、強い執念を持って今回のケージへと上がる。  対する滝川結都は、パラエストラ天満所属のファイター。前戦のプロデビュー戦(津野智輝戦)で判定勝利を収め、1勝0敗の戦績で今回のプロ2戦目を迎える。  悲願のプロ初勝利に向けてケージに上がる岡田が意地を見せるのか、あるいはデビュー戦を制した滝川が2戦目も白星を飾るのか。それぞれの数字とテーマを背負った両者が、フライ級の5分2R(延長1R)で火花を散らす。  1R、開始早々走り込んで跳びヒザを狙った滝川。かわした岡田。ともにオーソドックス構え。右ローの滝川は右で飛び込み。かわした岡田に滝川はサウスポー構えにスイッチして左インロー2発。左ミドルを腕に当てる。  飛び込む滝川に組んだ岡田はヒザ、左で差して崩すが右小手で残した滝川は前に。岡田の右ストレートに右跳びヒザを合わせに行くと、左インロー、左フック。潜った岡田は右を打つ。右ヒザから左フックと強振の滝川。  岡田は左ジャブをダブルで突いて左にステップ。3発目で滝川の額を上げさせる。ワンツー、左ジャブの岡田。じりじり詰める滝川は、右から左を強振も、左を合わせた岡田。さらに滝川の右ミドルにショートの右を合わせてダウンを奪う!  尻餅からすぐに立ち上がる滝川は左で差してケージに押し込み。体を入れ替える岡田は左で差して肩パンチ。四つから押し込み、右の大内刈でテイクダウンは滝川!  しかし、その際で左を差し上げてトップの岡田は右でパウンド。背中を見せて立つ滝川のバックに回りリアネイキドチョーク狙いも、すぐに正対して離れる滝川は右ヒザで飛び込むもかわす岡田。  サウスポー構えにスイッチして左インローの滝川は、左のダブル。バックステップでかわした岡田が圧力をかけて左ジャブをヒット。オーソにした滝川の右ハイをブロッキング。  左ジャブを見せて右ローを当てた滝川。岡田の左ジャブをかわして再び右カーフを当てる。岡田の左ジャブと滝川の右前蹴りが交錯。  岡田が右を突いたところに滝川は右の突き! 戻しも速い。後方にダウンした岡田に鉄槌連打でレフェリーが間に入った。躍動感あふれる滝川がTKO勝ち。 [nextpage] ▼第3試合 フェザー級 5分2R・延長1R×有田一貴(MIBURO)[1R 0分41秒 TKO]〇吉田 剛(BRAVE)同級5位・MMA甲子園優勝  MMA甲子園優勝の吉田は、名門BRAVE所属の同級5位。25年12月の『ヘリオス2』で佐藤藏ノ介に勝利すると、26年5月の『GRACHAN 82』で倉水大輝を相手にわずか1R 2分12秒、パンチによる鮮烈なTKO勝利を収めて連勝をマークした。  MIBURO所属の有田は、2025年11月の『GRACHAN 78』で田中智也に一本負けを喫したのち、今回は階級を上げてフェザー級へ転向。パワーやスピードのバランスを再構築し、新天地でのリスタートと上位進出を狙ってケージへと上がる。  ビルドアップされた身体でフェザー級初戦に臨む有田がそのポテンシャルを爆発させるか。あるいは直近のTKO勝利で波に乗る吉田がランカーの壁として立ちはだかるか。新たな挑戦に臨む有田と、階級の門番として構える吉田による、注目のフェザー級戦だ。  1R、サウスポー構えの吉田は前後の細かいステップ。そこにオーソから右インローは有田。左を上下、ボディに突いた吉田。有田の左ジャブに左ハイを合わせて尻餅を着かせると、左右フックで飛び込み。有田は首相撲で押し戻す。  離れ際に吉田の右フックが空振りも鋭い。左ハイの吉田にガードの有田は後退。右から左ボディの吉田は、さらに出入りから左ミドル、左ハイをダブルで打ち込んで行く。さらに左から右フックと波状攻撃。  左ボディフックから左フック、さらにワンツー連打から右アッパー! ケージ背に防戦一方となった有田は右フックを被弾し前のめりに崩れると、レフェリーが間に入った。  試合後、吉田は「デビューして3連勝なんで、来年、今年でもチャンピオンを目指しているんでこれからも注目してください」と語った。 [nextpage] ▼第2試合 バンタム級 5分2R・延長1R〇柴田修杜(FIGHTER'S FLOW)[1R 3分46秒 肩固め]×横見瀬大洲(TED)  再起を懸ける柴田とフレッシュな新鋭・横見瀬によるワンマッチ。  FIGHTER'S FLOW所属の柴田修杜は、先月5月17日の『GRACHAN 82』に出場したものの、田中仁を相手に判定で敗れ苦杯を舐めた。短いスパンでの連続参戦となる今回は、前戦の課題を即座に修正し、何としてでも勝利を掴んで這い上がるべく強い執念を持ってケージへと戻ってくる。  対する横見瀬大洲は、岡山のジム「TED」に所属するファイター。今回が満を持してのプロデビュー戦となり、強豪が集うGRACHANのバンタム級前線へ向けて、中国地方から強い決意を胸に東京の舞台へ乗り込んでくる。  前戦の敗戦から即座の巻き返しを誓う柴田がケージの経験値で上回るのか、あるいは失うもののない横見瀬がデビュー戦で鮮烈なインパクトを残すのか。互いの意地と未来が交錯する、予測不能な一戦。  1R、ともにオーソドックス構え。右前蹴りの横見瀬をかわす柴田は、ワンツーで飛び込み。右から左の横見瀬。バックステップの柴田。互いの右が交錯。下がって右の横見瀬に柴田はダブルレッグテイクダウン。右で差してハーフからサイドに出るも、横見瀬は腹ばいから立ち上がる。  すぐについていく柴田の左腕を右脇に挟んで巻き込み投げの横見瀬横。先にン体勢を立て直してトップの柴田。首を巻いて強引に立とうする横見瀬を倒して仰向けにさせてハーフ。頭を着いてパスガード狙う柴田に、右で首を巻きハーフからギロチンの横見瀬。柴田はヴォンフルーチョークも狙う。  対角にパスした柴田はヴォンフルーチョークで絞めるが、横見瀬は左にギロチンスイープでマウント! パウンド。亀から立とうとする柴田のバックマウントに。中腰の柴田は、スロエフストレッチを狙う横見瀬を前に落としてトップに。  フルガードの横見瀬の右足を越えた柴田は、ハーフからこつこつパウンド。左脇に頭を突っ込み、左枕でパス。マウントで肩固めを仕掛け、最後は右サイドに出て絞めてタップを奪った。 [nextpage] ▼第1試合 ストロー級 5分2R・延長1R〇田中創汰(MIBURO/デビュー戦)[2R 4分54秒 ダースチョーク] ※がぶりから×辻本涼太(POLAR GYM OSAKA)  ストロー級で組まれた、デビュー戦の田中と後がない辻本による一戦。  MIBURO所属の田中創汰は、今回が満を持してのプロデビュー戦となる。京都の名門ジムで牙を研いできた新鋭が、格闘技人生の幕開けとなるこの重要な初陣でどのような動きを見せるのか、そのポテンシャルに期待がかかる。  対する辻本涼太は、POLAR GYM OSAKA所属。今年開催された『GRACHAN 81』のケージに上がったものの、三笠貴大を相手にわずか1R 36秒、パウンドによるTKO負けという手痛い洗礼を浴びた。直近の秒殺敗戦という屈辱を晴らし、組織内での生き残りをかけるためにも、今回は並々ならぬ覚悟でケージへ向かう。  勢いそのままにプロ最初の白星を強奪したい新星・田中がケージを掌握するのか、あるいは後がない辻本が執念を見せてプロの意地を通すのか。それぞれの格闘技人生の岐路となるストロー級の一戦。  1R、サウスポー構えの田中に、オーソの辻本。左インローの田中に左ジャブ突く辻本も左ロー、右前蹴り。左インローから詰める田中は左ストレート、左回りの辻本に田中はワンツーから組み。  四つで体を入れ替えた辻本をボディロックテイクダウン! サイドになると足を戻す辻本をまたいでニアマウントでパウンドもそのスペースで立つ辻本。  四つからダブルレッグに移行も差し上げる田中がボディロックから大内気味にテイクダウン。ハーフからフルガードにする辻本にパウンドでハーフに。左で差す辻本を剥がして鉄槌。立ち上がりの動きの辻本にギロチンからマウント。パウンド連打も、背中を見せて立つ辻本はバッククリンチの田中の腕にアームロック狙い。  クリンチを放した田中が背後から左右フック。向き合った辻本がダブルレッグに入ると引き込みから回してスイープ狙いも田中がトップから鉄槌連打でブザー。  2R、左インローの田中。辻本はワンツーで詰めるが、田中は左で飛び込み、右で差して組んでボディロック。後方にテイクダウン!  サイドを奪うと亀から立つ辻本にパウンド。立ち上がり際に再び崩してサイドバックからパウンド。寝かせてボディヒザ。立つ辻本にバッククリンチから回して投げてテイクダウン!  辻本の立ち際にニンジャチョークを仕掛ける。仰向けでガードになって外す辻本。田中はインサイドからパウンドにレッスルアップする辻本だがヒザ着きで、崩される。田中の浴びせ倒しに。足を跳ね上げスイープ狙いの辻本を寝かせて中腰パウンドも、ここも立ち上がりにいく辻本。  押さえ込む田中はインサイドから鉄槌。中腰なると鼠径部を蹴り上げて立とうとする辻本。すぐに押さえ込む田中。ハーフからパス、サイド。亀から立とうとする辻本の首をとらえてノーアームのギロチンチョーク! 最後はマウントで絞めてタップを奪った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント