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2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催される「RIZIN.34」の第一弾カード発表会見が2月16日、都内にて行われ、フェザー級で、萩原京平(SMOKER GYM)と弥益ドミネーター聡志(team SOS)が対戦するなど、8試合(MMA4試合+キック4試合)が発表された。
バンタム級では、2021年のRIZINジャパンGPに出場したボンサイ柔術のアラン・ヒロ・ヤマニハと、地元・大阪の手塚基伸(シークレットベースドミネート・コブラ会)が対戦する。両者は再戦で、2014年9月のHEATで手塚がヤマニハを1R 肩固めに極め、一本勝ちしている。
PANCRASE時代に瀧澤謙太にもTKO勝ちしているヤマニハは、2021年6月のGP一回戦でグレコローマンレスリングの猛者・倉本一真に判定勝ち後、9月の2回戦で朝倉海に判定負けで、今回が再起戦となる。
元UFCの手塚は6連勝中。第3代GRACHANバンタム級王者、初代HEATバンタム級王者にも輝いた強豪で、2019年6月から修斗に参戦し、奇天烈に肩固めで一本勝ちを飾ると、11月に小野島恒太に判定勝ち、2020年1月に魚井フルスイングに負傷TKO勝ちと修斗3連勝を飾った。
2020年3月の修斗で安藤達也と対戦予定であったが不運にも大会中止に。2021年4月に、大阪のリングで約8年ぶりにPANCRASEに復帰し、PANCRASEバンタム級10位の土肥潤を相手に判定勝利。8月にはGRACHAN大阪大会で第5代GLADIATORバンタム級王者・竹本啓哉に判定勝ち。そして、2021年12月にRIZINバンタム級GPにも参戦したGRACHAN王者・伊藤空也と対戦。1R 腕十字で伊藤を極めて、王座返り咲きを果たしている。
試合に向け、ヤマニハは「RIZINで試合がまた出来ることが嬉しいです。バンタム級GPで勝ち抜けなかった悔しさから練習に練習を重ね、少しずつですがレベルUPしていることを自分自身感じています。目指すはRIZINバンタム級チャンピオンです、サトシを目指します」と王座獲りに向け、必勝を誓う。
対する手塚は、「GRACHANから来ました。第7代GRACHANバンタム級現・王者の手塚基伸です。この度はRIZIN参戦という機会をいただきまして、関係者の皆様には感謝しております。アラン“ヒロ”ヤマニハ選手とは以前戦って秒殺で勝っていますが、あの時よりもフィジカルが強化されており別人と思って戦いたいと思います。ヤマニハ選手はトーナメントベスト8という事で初戦の自分の強さを証明するにはいい相手だと思います。正直どの局面でも勝てると自負しております」と、初戦では一本勝ちも、「別人と思って」気を引き締めて戦うとコメント。
さらに、「RIZINトーナメントも自分のいない中での開催でしたので、RIZINに参戦する最初の目的として、そこで優勝した選手と戦いたいと思っています。3月20日は格の違いをお見せしますのでどうぞよろしくお願いいたします」と、王者・扇久保博正にも宣戦布告している。