MMA
ニュース

【修斗】岩本健汰が飯田健夫と対戦、RIZIN帰りの宮城友一と関口祐冬が激突! 元環太平洋王者・土屋大喜の引退セレモニーも=3月21日(月・祝)後楽園

2022/02/14 18:02
【修斗】岩本健汰が飯田健夫と対戦、RIZIN帰りの宮城友一と関口祐冬が激突! 元環太平洋王者・土屋大喜の引退セレモニーも=3月21日(月・祝)後楽園

(C)サステイン

 2022年3月21日(月・祝)東京・後楽園ホール大会の追加カードが発表された。

 同大会では、修斗世界バンタム級王者・岡田遼(パラエストラ千葉)が挑戦者・安藤達也(フリー)を迎え撃つ再戦をメインに、史上最年少世界王者・西川大和(西川道場)と“職業筋肉”山田崇太郎(The Pandemonium)のファンタジスタ対決など注目の好カードが並んでいるが、追加5カードが発表された。

 まずは、フェザー級で日本最高峰の実力を誇る“ワールドクラスグラップラー”岩本健汰(ロータス世田谷)の参戦が決定。国内屈指のグラップリングスキルで修斗デビューから僅か2戦で世界7位にランクイン。早くもタイトル戦を射程圏内に捉えた。

 岩本は、2021年9月にMMAデビュー。椿飛鳥にリアネイキドチョークで一本勝ちすると、わずか1カ月半後に世界9位の結城大樹を相手に判定2-0で競り勝ち。2022年1月の前戦「石渡伸太郎引退興行」では、CAVEの笹川JPに3R リアネイキドチョークで一本勝ちして、プロ3連勝中だ。

 勢いに乗る岩本の対戦相手は地下格闘技からアマチュア修斗に出場し、全日本を制した飯田健夫(フリー)。飯田は、2020年に拠点を北海道から東京に移してからは岡見勇信、長谷川賢をはじめとする“世界を知る”中重量級のトップファイター達とトレーニングを重ね、こちらも修斗2連勝中。2021年10月に木下タケアキに判定2-0で勝利後、12月に後藤陽駆に一本勝ち。

 飯田も組みを得意としており、全日本選手権をオール一本勝ちで勝ち上がり、プロでも13勝のうち7つの一本勝ちをマークしているが、“極め力”だけを岩本と比べると分が悪い。しかし、飯田には岩本にないMMAの経験値がある。岩本が苦しんだグラップラー結城との試合のように、その組み力をディフェンスに徹底し、総合力で上回れるか。全く異なるキャリアを持つ二人が己のアイデンティティを賭けて激突する。

 また、フライ級では前大会の直前に対戦相手の新型コロナウィルス感染で試合がキャンセルとなった“トリックシューター”関口祐冬(修斗GYM東京)が今大会へスライド参戦。11月「RIZIN.32」沖縄大会で安谷屋智弘を相手にKO勝利を飾り、地元沖縄を盛り上げた宮城友一(キックボクシングDROP)と対戦する。

 フライ級世界4位の関口は、2019年6月に平良達郎に判定負けも、以降3連勝中。大竹陽に1R KO勝ち語、鎌田悠介、西村大地にいずれも判定勝ち。24歳で王座挑戦にたどりつけるか。5位の宮城は、修斗では2020年12月に宇田悠斗に判定負けも、2021年4月に西村大地に判定勝ち。9月のGLADIATORでNavEに判定負けを喫したが、RIZINでの安谷屋戦で再起を遂げている。

 世界王者“スーパーノヴァ”平良達郎(THEパラエストラ沖縄)のUFC参戦が正式に決定した事で新たな局面を迎えざるを得ないフライ級戦線。4位の関口と5位の宮城の一戦は今後を左右する重要な一戦となった。

 同級では、“PCNの若武者”内田タケルvs.佐々木駿友の一戦も決定しており、フライ級戦線は風雲急を告げ、新たな戦いの幕が開ける。内田は2021年9月の前戦で大竹陽に1R リアネイキドチョークで一本勝ちで3連勝中。プロ4勝1敗で白星はすべて一本勝ちだ。1月に関口との3連勝対決が決まるもコロナ感染により試合はキャンセルされていた。秋田県出身の佐々木は東北アマチュア修斗で活躍後、2021年1月にプロ修斗デビュー。寺嶋直人に2R TKO勝ちしている。

 その他にも“パンクラス王”砂辺光久が率いるOKINAWACROSS×LINEからLyo'oが後楽園ホール初登場。Lyo'oは、ABEMAで放送されているLDH主催の格闘家オーディション『格闘DREAMERS』を経て修斗デビュー。対戦相手の齋藤奨司(FIGHT FARM)も『格闘DREAMERS』出身。立ち技でも『KAMINARIMON』を制し、RISEでもプロデビューしているハードヒッターだ。修斗では2021年6月に片山将宏に判定負けも、10月に谷井翔太に判定勝ち。プロMMA初白星を挙げている。

 他にも昨年12月大阪でのデビュー戦で驚異的な極め強さを見せた淡路島出身の全日本王者・須恵寿季(トリニティサンズ)が聖地初登場で、長身のストライカー、ソルト(マルスジム)と対戦。注目の5カードが決定した。

そして今大会では、第4代環太平洋フェザー級チャンピオン・土屋大喜(roots)の引退セレモニーも行われる。土屋は2008年2月の修斗でプロデビュー。以降、14年間でプロMMA戦績は14勝11敗。師匠でもある“修斗のカリスマ”佐藤ルミナのスタイルを継承し、数多くの激闘を見せた土屋が、修斗のリングに最後の別れを告げる。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント