ミットを持つ電王おじさんを左ボディで悶絶させた木村ケルベロス(C)RISE
2022年2月16日(水)東京・新宿FACE『RISE FIGHT CLUB』に出場する木村“ケルベロス”颯太(心将塾)が、3日(木)所属ジムにて公開練習を行った。
記者会見では対戦する山口侑馬(道化倶楽部)の額に額を押し付け、そのまま押していってあわや乱闘かという狂犬ぶりを見せつけた木村。この日は、同門でDEEP☆KICKにも出場しているYouTuberの電王おじさんが持つミットに、よく伸びるワンツーを叩き込んだ。
「めちゃくちゃ重いわ」「いいねえ、倒れるわ」「侑馬壊れんで」とやたらとリアクションが大きい電王おじさんだったが、最後は木村の左ボディをもらって悶絶。それでも会見の冒頭では木村を差し置いて「登録者が4万人くらいおるYouTuberです。僕は誰とでもやります。天心とでもやりますし、鈴木真彦でもやります。誰とでも戦うんですけれど、そんな僕が認めたケルベロス。それを踏まえて質問どうぞ」と自分を売り込み、仕切る。
記者からの質疑応答が始まると、木村が電王おじさんに耳打ちして電王おじさんが答えるというスタイル。これはまるでsasoriのパクリじゃないかと突っ込まれると、木村は(以下、全て電王おじさんを通じてのコメント)「誰?それ」と知らないという。
まずミドルネームのケルベロスの由来を聞かれると「顔が3つあるから」と答え、ファイターとしての顔意外にどんな顔があるのかとの問いには「なんでそれを言わなあかんの」と素っ気ない。DEEP☆KICKではウルトラマンに憧れて格闘技を始めたとの紹介をされていたが「はぁ? 嘘じゃ」と否定し、ここ数年キックから離れた時期もあったが同門の山畑雄摩の活躍に刺激され復帰を決意したとの話にも「はぁ? どこ情報じゃ! 憧れてない。休憩中は地獄で血を吸っていた」とこれも否定する。
2021年11月のDEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメントで優勝し、王座に就いた一戦はダウンの奪い合いとなったが、「俺様がダウンをとって、このままだとすぐ終わってしまうと思ったから一発貰って倒れておこうと思って倒れただけだ。今回はただ殴り倒せばいいということで出ることにした」と、盛り上げようと思ってわざともらったと言い張る。
オープンフィンガーグローブマッチを希望した理由は「殴り合いが好きやからに決まってるやろ」、山口兄弟との対戦を希望していたことには「誰でもよかった。俺は兄貴とやりたいと言っていたんだよ」と言い、OFGマッチへ向けてどんな練習をしているかと聞かれると「グローブが邪魔。そんなん聞かんでも分かるやろ。ベアナックルの方がいい」という。
記者会見で山口に会った印象は「壊れてるなと思った」、挑発したのは「本当はここでやったろ思った。ここで地獄に引きずり下してやろうと思ったが、ここは一旦落ち着こうと思った」そうだ。
どんな試合にしたいかとの問いには「ぶっ倒す」とだけ答え、山口に勝利したら「上のヤツらを全員地獄に引きずり下ろしたい。特に目立っているYA-MAN。アイツは一回地獄に落としたい。それとOFGトーナメントがあるなら出たい」と、打倒YA-MANを口にする。
(写真)左ボディで悶絶する電王おじさんを踏みつける木村ケルベロス
必殺技は「地獄パンチ。山口侑馬なんか余裕で倒せる。誰に当たっても地獄へ落ちる一撃必殺の技だ」とのこと。しかし、「一発で終わらせたらおもろないのでボコボコに殴りたい」とした。
そんなケルベロスがなぜRISEに参戦を決めたのか。その理由を聞くと「OFGマッチを俺はずっと地獄から見てきたが、上に輝いている人がおったから俺が見上げるのは嫌だから全員引きずり下ろしたい」との理由なのだという。「有名になることよりも、全員を見下げたい。RIZINにも出たいが、RIZINをまだ見たことがないのでRIZINが何だか分からない。とにかく全員引きずり下ろしたい」と、とにかく自分よりも強いと言われる人間がいるのが嫌なのだという。
最後に、電王おじさんも「僕はそんな大した選手じゃないけれど誰とでもやります。RISEにもRIZINにも出ます」とアピールすると、「でもケルベロスが一番危険です。こんな危ないヤツ(自分)が危険と言っているのでどれだけ危険なヤツか分かるでしょう」と語った。