健太「技術も精神もレベルが高く、美しい試合を見せたい」
――1月にさっそく今年の第1戦を行った健太選手ですが、いかがですか?
「ロケットダッシュで今年のいいスタートを切る予定が、ちょっとマズいスタートになっちゃいましたけど(森井洋介に判定負け)、次で挽回していこうと。これから未来に向かって挽回するしかないので、2月へ向かって前向きです」
――前回の反省点や課題についてはいかがでしょう。
「タラレバですけど、試合を見て“こうすればよかった”というのがメチャクチャ出ちゃったので、今回は期間が短くて悔しい気持ちのままリングに上がれるので、そういった意味では次の試合にとってはいい経験で、あの敗戦を糧に今回いいパフォーマンスができると思ってます」
――そんな次戦の対戦相手が永澤サムエル聖光選手となりますが、印象をお願いします。
「体が強そうだなっていうイメージがあります」
――ですが、そこは元々70㎏級でもやっていた健太選手ですから負けないのではないですか。
「いやぁ、僕も筋肉なくなっちゃいましたから(笑)。それが階級制スポーツのフェアなところです(笑)。永澤選手の直近のタイ人を倒した試合も見て(昨年11月、トーンミーチャイ・FELLOW GYMに左フックでKO勝ち)、いいところと弱点を見つけられたので、僕の中では攻略できるんじゃないかと思っています」
「勝ってベルトを獲りたい、それが一番です。だからといって“勝ちに徹する=つまらない”みたいにとらえられることが多いですけど、僕は“勝ちに徹する=面白い”試合を見せられる選手になりたいです。その2つは相反するものではなく、勝ちに徹するからこそレベルが高くて美しい試合というか。技術面であったり精神面を含めて、“勝ちに徹したからこそすごくいい試合だった”というところを目指しています」
――では、技術も精神も研ぎ澄まして全力で勝ちに向かうような試合を見せると。
「それこそが本当に面白い試合だと、魅力を伝えられるような試合をしたいです」
――今年はこの試合でベルトを獲って、どんな風に見据えていますか。
「やっぱりベルトというのは世界の切符じゃないですけど、チャンスをもらえるものだと思っているので、いろんな挑戦をするためにも最低限ないといけないものだと思っています。ベルトを獲れば箔がつくじゃないですけど、ベルトの価値を高めるような選手であればいろんな話も来ると思うので、これをきっかけにいろんな団体や美味しい話があればどこでも参戦できるよう、2022年も格闘家・健太として生きていきたいと思います」
――では、そんな活躍に繋げるための一戦ともなります。改めての意気込み、ファンの方へのメッセージをお願いします。
「約半年ぶりのNJKF後楽園で、しばらくベルトもなかったので、まずは緑のベルトをしっかり獲って、ここからまた2022年の再スタート、健太リボーンで頑張ります」