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2022年2月2日(水)都内にて、RIZINが『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd』(2月23日・エコパアリーナ)および『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』(3月6日・会場非公開)の2大会の対戦カードを発表。
会見後、榊原信行CEOが、本誌の既報通り、ライト級で国内に敵無しの王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術・32)について、あらためて「青木真也を対戦相手としてマップチアップしたい」と語った。
会見後の囲み取材で榊原CEOは、「サトシと青木(が対戦する話は)実際に年末にあったんですよ。ABEMAの北野(雄司プロデューサー)さんとも会って、青木真也にラブコールを送りました。『そろそろ出てほしい』と」と、実際に陣営と話し合いを持ったことを明かした。
その上で「契約上、ONEを通じて(RIZIN参戦)、ということになるならそれでもOKだし、青木選手は知る人ぞ知る選手──もちろん認知度はあるかもしれないけど、RIZINと青木がもう一度からむことによって、大きな化学反応が起きると思うし、サトシを止められる唯一の日本人、その可能性を感じる、勝負論もあって、期待感を抱ける──褒めているわけじゃないですよ(笑)。もうそうなっちゃってるんですよ。だから嫌だなぁ思いながらも契約上クリアしたい」と、RIZINで無双を続けるサトシを「唯一止められる日本人」と、参戦に期待を寄せた。
MMA47勝9敗1NC、38歳にして4連勝中の青木真也は、ONEに参戦しながら、2015年12月にRIZINで桜庭和志と対戦(1R TKO勝ち)した経歴を持つ。ONEは、3月26日に10周年記念大会の「ONE X」を予定しており、ここにさらなる日本人選手の投入も予告されており、青木自身も試合が決まったことをSNSで報告しているため、サトシとの対戦実現には、粘り強い交渉が必要となりそうだ。
「青木はピンポイント、サトシの対戦相手として、日本国内にいるので、ぜひマッチアップしたいなということで公開ラブコールを送り続けようと。ファンの人たちからもガンガン、青木の背中を押して出ざるを得なくする(笑)。そういうことが出来たらいいなと。(ONEが)完全に門戸を閉ざしているのか、その可能性が0%じゃない限り、ウチからお願いして、もし来いというなら、タイやシンガポールにも行くので話し合いが出来たらいいなと思います」と、榊原CEOは発言。
一方、会見でのラブコールを受けた青木はSNSで「揺れる想い 身体中感じて 君と歩き続けたい」「榊原さんが恋文を読んだようだ」と返歌を綴っている。
また、榊原CEOは、先に報じたサトシの北米進出もBellatorと話し合っているといい、公式YouTubeで「外国勢が呼べないなら、サトシが米国に行って、Bellatorの堀口恭司バージョンみたいな形で、向こうのタイトルに挑ませるとか」と、現Bellator世界ライト級王者のパトリッキー・フレイレ(ブラジル)の王座に米国で挑戦させるプランも語っている。
果たして青木vs.サトシは実現するか。あるいはサトシがBellatorに参戦、またはLANDMARK米国大会で海外勢と戦うか。ライト級戦線も目が離せない。
榊原さんが恋文を読んだようだ。
— 青木真也 Shinya Aoki 文筆家 (@a_ok_i) February 2, 2022