階級を下げて初の試合で40秒KOを飾った近藤
2022年1月28日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.133』の一夜明け会見が、29日(土)都内にて行われた。
セミファイナル(第8試合)の-66.5kg契約3分3R延長1Rで、アラン・ソアレス(ブラジリアンタイ)を1Rわずか40秒でKOした近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K)が出席。前夜の試合を振り返った。
ウェルター級からスーパー・ライト級に階級を下げる過程として、スーパー・ライト級よりも1kg重い-66.5kg契約での試合となったが、「身体的にも合っていると思ったので自分の力を出していけると思いました」と手応えを感じた様子。「今回は水抜きがなかったのであと1kgも問題ないです。体重も大丈夫なので楽しみです」と、スーパー・ライト級での自分に期待する。
フィニッシュのヒザ蹴りについては「今回の試合へ向けても練習していましたが、右手が使えなかった(2020年8月の試合で負傷した右手首の完治が長引いた)のでヒザをいろいろ練習していました」と、文字通り怪我の功名で磨かれたものだという。
左右両方でヒザ蹴りを出していたのは「バランスを意識して練習してきたので、どっちかに偏ったりしないように練習していました。それが出せたのかなと思います」と、左右両方で蹴れるように練習していたからと明かした。
KOタイムの40秒は、2021年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で安保瑠輝也がソアレスをKOした31秒と近いタイム。意識していたのかと聞かれた近藤は「安保はトーナメントで2回のダウンをとって勝った(2ノックダウン制)けれど、僕はしっかり倒したので普通に僕の勝ちですね」と負けず嫌いぶりを発揮する。
今後については「自分は前に行く選手だと思うので噛み合う選手であればやってみたい」とし、タイトルについては「いずれかは獲るつもりでいるので、一個ずつ昇っていきたいので期間がかかっても獲ります」と焦ってはいないとした。また、「今回も外国人選手とやらせてもらって圧力とかを経験できたので、これからも外国人選手とはやっていきたいです」とvs外国人も積極的にやっていきたいという。
そして「今回の試合では100%を出し切れていないので、次は出し切りたいと思います。お楽しみに」とスーパー・ライト級での自分に期待して欲しいとメッセージを送った。