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6月2日(日)に神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN.16』セミファイナルにて、女子スーパーアトム級(49kg)タイトルマッチに臨む、現Invicta FCアトム級(-47.6kg)王者ジン・ユ・フレイ(米国)が5月31日、大阪市内のホテルで事前インタビューを行った。
今回のカード決定時に「この時が来るのを2年半、待ちました。次こそ真の決着をつけたいと思います」と語っていたフレイ。浜崎とは2016年9月の「Invicta FC 19」で対戦し、2Rに浜崎の右のパンチでフレイが左目尻をカットしドクターストップ。浜崎が2度目のInvicta FC世界アトム級王座防衛に成功している。
その後、浜崎が返上した同王座を、2018年7月の王座決定戦でフレイがミナ・グルサンデルに判定で勝利し獲得。現Invicta FCアトム級王者となった。フレイは2018年12月の前戦でも同じグルサンデルをスプリット判定で退けて初防衛に成功している。
新旧Invicta王者対決にして、現RIZINとInvictaの王者対決にもなる今回の再戦に向け、フレイはインタビューで、ヒジありルールでの王座戦に「流血もあるでしょう」と、浜崎を斬り返しての勝利も「プランのひとつ」と語った。
母親がアメリカ人で、父親は韓国からの移民。父からテコンドーを習ったフレイは韓国のROAD FCで戦った経験も持つ。
「日本で戦うことにワクワクしています。米国のトップ選手をたくさん倒してきているので、RIZINでも自分のスキルを試したいと思っています。ケージとリングでの戦いは違うとは思いますが、私にはボクシングの試合経験もあるので、リングでもどのような状態であっても自分を適応させていきます」と、ルールの異なるRIZINでの試合も問題ないとした。
今回は、夫で元Bellatorファイターでもあるダグラス・フレイを帯同。ダグラスは「彼女は2016年から非常に進化しています。アヤカよりもファイターとして、1人の人間としても超えていると考えています」と、妻のジン・ユの戴冠に自信を見せた。
鋼のような肉体を持ち、「流血戦もある」という“剛”のファイトスタイルのフレイ。対して、柔道出身で文字通り“柔”の匠の技を持つ浜崎。両王者の互いの意地と、団体の威信をかけた戦いで、最後にベルトを巻くのはフレイか浜崎か。
ジン・ユ・フレイ「現Invicta王者であることにプライドを持っています。しかし、常に挑戦する気持ちでいますから、すべてのベルトを獲得したい」
──RIZIN初参戦ですが、どんなお気持ちですか?
「RIZINでデビューする事をとても嬉しく思っています。何よりプロダクション(舞台演出)が豪華なので楽しみです」
──日本で戦うことについては?
「PRIDEが生まれた国、そして武士道が残る文化の中で試合ができることを嬉しく思います」
――現在のコンディションは?
「コンディションは普通にいいです。減量の準備も戦う準備もできています」
──この試合に向けてどのようなキャンプ・練習をしてきましたか?
「良いキャンプが出来ました。初めてアヤカと試合した時から数年経っていて、私も色々な部分を強化してきているので、この試合に向けた特別な練習はしていません」
――対戦相手である浜崎朱加選手の印象は?
「非常にタフでそして器用。色々な引き出しを持っている選手。経験も十分に持っていますが、私のスキルを試せるので非常に楽しみにしています」
――どんな試合を見せたいですか?
「非常にエキサイティングでワクワクする、多くの動きのある試合です。流血もあるでしょう(笑)」
――リベンジマッチに懸ける思いは?
「特別に何か他の試合と違うことはありません。全ての試合に勝つという思いで臨んでいます」
――2年前の対戦と比べて自分のどこが変わったと思いますか?
「すべて、です」
――昔の自分はなぜ浜崎選手に負けてしまったのだと思いますか?
「それはカットされて傷を負ってしまいドクターストップがかかったからです。私自身は続けたかったから」
――流血戦もあるというのは、今回斬り返してやろうというのがあるからですか?
「それもプランの一つかもしれませんね」
――テコンドー一家と聞きました。
「母がアメリカ人で、父は韓国からアメリカへの移民です。両親はアメリカで出会いました。現在2人は別れてしまっています(※父親は他界)。父が私のテコンドーの先生でした」
──格闘技を始めたのはいつですか?
「フィットネス感覚で始めたのがきっかけです。本格的にやり始めたのがちょっと遅くて23歳の時です」
――現在はご主人とジムをやっているということですが。
「彼が柔術のジムをやっていて、私がMMAのクラスの責任者です(※夫のダグラスはMMA10勝3敗。元Bellator・LFCファイター)」
――ケージとリング・ロープの違いには対応できますか?
「違うとは思いますが、私はボクシングの試合経験もあるので、リングでもどのような状態であっても自分を適応させていきます」
――ご主人にもお聞きしたいのですが、どういう戦いになると思いますか?
ダグラス「彼女は前戦の2016年から非常に進化しています。アヤカよりもファイターとして、1人の人間としても超えていると考えています」
──フレイ選手には好きなファイターもいますか?
「最近UFCのタチアナ・スアレス(MMA7勝無敗)という選手の圧倒的な圧力をかけるスタイルが好きになりました。マックス・ホロウェイ(現UFC世界フェザー級王者)も見ていて楽しい選手です」
──ここを見て欲しいというポイントは?
「私は運動神経が良いので、速いペースでスクランブルの多い楽しい試合になると思います」
――この近辺の階級が日本で人気のある階級になっていることについてはどう思いますか?
「日本で戦うことにはワクワクしています。米国のトップ選手をたくさん倒してきているので、また新しい相手と戦うことで自分のスキルを試したいと思っています」
――以前戦ったハム・ソヒ選手も来場しますが、何かメッセージはありますか?
「特にはないです。ファイトを楽しんでください」
――王者同士の対決ということについては?
「もちろん現在のInvictaのチャンピオンであることにプライドを持っています。しかし、常に挑戦する気持ちでいますから全てのベルトを獲得したいと思っています」