(C)Dave Mandel/Invicta FC
2022年1月12日(日本時間13日)、米国カンザス州カンザスシティのポリス・アスレティック・リーグにて、米国の女子MMA団体「Invicta FC」の2022年の開幕戦となる「Invicta FC 45: Zappitella vs. Delboni 2」が開催される。
メインはInvicta FCアトム級選手権試合。2021年5月の同所での「Invicta FC44」で挑戦者ジェシカ・デルボニ(ブラジル)を相手にスプリット判定で初防衛に成功した王者アリーシャ・ザピテラ(米国)が、同じデルボニと再びベルトを賭けて再戦する。
5歳からレスリングを始めたザピテラは、MMA9勝2敗。2019年8月の「RIZIN.18」では、49.0kg契約で浅倉カンナと対戦し、スプリット判定負けも、その後、ケリー・ディアンジェロ、RENAと1勝1敗のリンジー・ヴァンザントにいずれも判定で2連勝。
王座戦にこぎつけると、2020年7月にアシュリー・カミンズをヴォンフルーチョークで破り、アトム級王者に。前戦でデルボニの挑戦を退け4連勝中だ。
対するデルボニは、MMA11勝3敗。2020年9月にエリカ・チブリシオに判定勝利し挑戦権を掴むと、2021年5月にザペテラに挑戦。5Rの後半戦を積極的に攻めたもののスプリット判定で敗れている。
その後、ザペテラと同様にヴァンザントに判定勝ちし、キックボクシングの「Arena Striker 2」にも参戦し判定勝利。この間、グラップリングでも5試合で勝利するなど、スタンド・グラウンドともにスキルアップしている。前回の惜敗を越えて、ベルトを掴むか。
11日(日本時間12日)の前日計量では、ザペテラが104.8ポンド(47.53kg)でパス。デルボニは1ポンド軽い103.8ポンド(47.08kg)でパスしている。
フェイスオフでは、デルボニがサペテラの顎に右拳を押し付け、司会が慌ててなだめるバチバチの視殺戦も展開。5Rの再戦を制するのは、王者か挑戦者か。
UFCの女子アトム級部門起ち上げが噂されるなか、アンセムスポーツ&エンターテインメント傘下となり、UFC Fight Passではなく、米国AXS TVで中継されるようになったInvicta FC。新生「Invicta FC」で迎えた2021年5月の第44回大会は、ザペテラvs.デルボニだった。ニューInvictaの象徴ともいえる再戦の行方は?
▼Invucta FCアトム級選手権試合 5分5R
アリーシャ・ザピテラ(米国)王者 104.8ポンド/47.53kg
ジェシカ・デルボニ(ブラジル)挑戦者 103.8ポンド/47.08kg
▼150ポンドキャッチウェイト 5分3R
ラモナ・パスカル(中国)150ポンド/68.03kg
シャミール・ペシャワ(米国)153.4ポンド/69.58kg ※体重超過
▼バンタム級 5分3R
モニカ・フランコ(米国)135.4ポンド/61.41kg
ハイレイ・コーワン(米国)135.4ポンド/61.41kg
▼フライ級 5分3R
ヘレン・ペラルタ(米国)125.4ポンド/56.88kg
エリス・ポネ(米国)124.8ポンド/56.60kg
▼アトム級 5分3R
ケティ・サウル(カナダ)105.9ポンド/48.03kg
タミカ・ジョーンズ(米国)105.3ポンド/47.76kg
▼バンタム級 5分3R
マリア・ファベラ(メキシコ)138.4ポンド/62.77kg ※体重超過
サラ・クレシャ(米国)135ポンド/61.23kg
※体重超過のペシャワとファベラは、ファイトマネーの25パーセントを罰金