試合後、泣き顔でハグしてきたシバターを久保がヒジで押し返しているように見えるシーン
波紋が広がっている2021年12月31日（金）さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.33』にて行われた久保優太（PURGE TOKYO/BRAVE）vsシバター（フリー）の不正試合疑惑。
この件について、ファイターたちからも怒りの声があがっている。
（写真）今回の問題に不快感を示したバンタム級GPトーナメント覇者の扇久保（おぎちゃんねるより）
同大会にて行われたRIZINバンタム級（61.0kg）JAPANグランプリの準決勝・決勝で、井上直樹・朝倉海との激闘を制して栄冠を手にした扇久保博正（パラエストラ松戸）は、自身のYouTubeチャンネルにて「最近、大晦日終わってから八百長疑惑が言われてますけど、それについて私が思うことを一言だけ言おうかな」と短い動画を公開。
「あの試合は、はっきり言って僕らとは全く“別枠”だと思っているので、僕らの試合とは同じものだとは考えないでほしいなと、そういう風に思います」と、一緒にされたくないとの不快感を示す。
続けて「もう一個は、対戦相手とLINEするなんてまずもうありえないことなので、そこももう論外だなと思います。そして仮にそういう風に打合せしていたとしても、それで騙されて負けたと、みんなに言ってしまうのは、すごくちょっとダサいなと思います。私の考えをまとめてみました。そんな感じであります」との見解を示した。
（写真）かなり厳しい口調で2人を批判したストラッサー（すとちゃんねるより）
RIZINに参戦しているストラッサー起一（総合格闘技道場コブラ会）は「ホンマにいい加減にしろや、おまえら。大したファイターでもないのに」と、かなり激しい口調で両選手を批判。
「僕ら真剣にやっているMMAファイター、八百長なんて全くしませんから。真剣にやってる僕らに対して八百長の目を向けられることが、本当に迷惑。お前らお祭りカードかもしれんけど、八百長とそれとは別やねん。ほかの真剣にやっているファイターが1ミリでも八百長とみられるんやったら、ホンマに許されへん。どんだけ影響を与えているのか、お前らホンマに分かっているのか。YouTubeで有名かもしれんけど、度が過ぎんねん。エエかげんにせえ！ ファンの皆さん、これだけは言っておきます。シバター、久保以外の僕ら真剣にやっているファイター、RIZINは一切、八百長なんてしていないので信じてください」と、真剣に試合をしているファイターたちにまで疑惑の目が向けられるのは我慢ならないと怒りの口調で訴えた。
ストラッサーの言う通り、今回の件で他の試合にまで疑惑の目が向けられたり、あらぬことを書き立てられたりされればファイターたちにとってはたまったものではない。扇久保とストラッサーが声を上げたのは、ファイターたちの声を代弁してのものだろう。RIZINは「事実関係を確認中」としているが、一刻も早く真相の究明と措置についての発表が待たれるところだ。
