2022年1月5日(水)、RISEは世界的キックボクシング団体である「GLORY」と提携することを発表した。同時にGLORYからもプレスリリースが発信され、「世界最高峰のキックボクシング団体であるGLORYは、2022年に開始する新しいイベントシリーズ『GLORY Rivals』の開始を発表しました。GLORY Rivalsは、世界最高峰のキックボクサーとストライカーを、他の主要な格闘団体と連携して紹介するグローバルな取り組みです」と発表。
GLORYのエグゼクティブ・バイス・チェアマンであるスコット・ラッドマン氏は、「今こそ団体に関係なく、世界最高のファイターが戦うべき時だ」とコメント。「GLORYは最高の才能を持っていると確信していますし、それを証明するつもりです。自分たちのファイターが私たちのファイターと戦えると信じているMMA、ボクシング、キックボクシングの団体の挑戦を歓迎します。今、格闘技界は変革の時を迎えており、我々はその道を切り開くことに興奮しています」と、団体の垣根を越えてGLORYファイターへの挑戦を歓迎するとした。
(写真)かつてK-1ヘビー級で活躍したバダ・ハリ(右)を擁するGLORY (C)GLORY リリースでは「GLORY Rivalsは、世界のトップファイト組織が、新しい市場で最高のファイターを紹介し、ファンが求めていたマッチアップを実現することを可能にします。このシリーズは、ヨーロッパではEnfusion、日本ではRISEで幕を開けます」と、RISEだけでなくヨーロッパで最大規模を誇るキックボクシング団体のEnfusionでも『GLORY Rivals』として団体のファイターvsGLORYファイターの戦いの幕が開くとする。
「両団体とパートナーシップを組み、新しいイベントを創り上げることに興奮しています」とラッドマン氏は付け加える。「GLORYのトップファイターの多くは、ミドル級チャンピオンのドノバン・ウィッセやトップコンテンダーのレヴィ・リガース、モハメド・ジャラヤ、ルイス・タバレスなどが、Enfusionでデビューしています。RISEは日本を代表するキックボクシング団体で、那須川天心を含む世界最高のパウンド・フォー・パウンドファイターが所属しています」と紹介。
「GLORYは、EnfusionとRISEのパートナーシップに加え、米国とブラジルの団体を含む、さらなるグローバルな挑戦者を探し求めています。GLORY Rivalsの全試合の詳細は、近日中に発表される予定です」と、戦いの輪を世界に広げていくとプレスリリースは結んでいる。
大規模なスケールで行われるという『GLORY Rivals』。今後の展開が注目される。
GLORYは2011年のFEG体制によるK-1の活動休止に伴い、2012年3月にモスクワで旗揚げされたキックボクシング団体。当時K-1で一大勢力を誇ったゴールデン・グローリーチームの所属選手に加え、ピーター・アーツやジェロム・レ・バンナ、ジョルジオ・ペトロシアンら有名選手と契約した。2012年には当時最大勢力を誇っていた『IT'S SHOWTIME』を買収。世界最大のキックボクシング団体となった。同年の大晦日にはDREAMと共同で日本大会もさいたまスーパーアリーナで開催している。