2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナにて開催された『Yogibo presents RIZIN.33』で、女子スーパーアトム級ファイター、4選手が戦った。
ひとつは、RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)王者の浜崎朱加(AACC)と、DEEP JEWELSSストロー級(52.2kg)王者の伊澤星花(フリー)の試合。
もうひとつは、50kg契約で、RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)とパク・シウ(TEAM MAD)の試合だった。
女王・浜崎はノンタイトル戦で伊澤に2R2分50秒、パウンドによるTKO負け。4連勝中だったRENAは、山本美憂の練習パートナーのパク・シウに判定負けを喫した。
試合後、伊澤は浜崎とのタイトルマッチを希望。一方の王者・浜崎は「ノンタイトルで負けてるので、その意味はあると思っています」としながらも「ちょっとまだ次のこと考えられなくて」と今後について保留していた。
しかし、年明けに、「明けましておめでとうございます! 2022年も浜崎朱加らしく突っ走ります。今年もよろしくお願い致します! そして、年末は本当に沢山の応援ありがとうございました!! 心配してくれる声が多いですが、元気です」と、再起を誓っている。
明けましておめでとうございます!
— 浜崎朱加 Ayaka Hamasaki (@kk331ayaka) January 1, 2022
2022年も浜崎朱加らしく突っ走ります✌️
今年もよろしくお願い致します!
そして、年末は本当に沢山の応援ありがとうございました!!
心配してくれる声が多いですが元気です👍 pic.twitter.com/ekMGC43v4s
序盤の伊澤の打撃からの組みに、バックに回られながらも得意のアームロックからのリバーサルで切り返した浜崎だが、2R、伊澤はギロチンから引き込み。左でオーバーフックし、手首を掴んで蹴り上げを当て、ハム・ソヒ戦同様に下からの三角に固めて、最後はマウント三角でヒジ・パウンドを落としている。
まずは、スーパーアトム級の大一番を、浜崎と伊澤はどう振り返ったか。試合後の一問一答を紹介したい。
伊澤星花「下からでも上からでも攻める自信がある」
──試合を終えた率直な感想を。
「すごく嬉しいです」
──対戦相手が浜崎選手とと聞いたときはどう感じていましたか。
「まだ、4戦しかしてなかったんですけど、“あ、浜崎選手と試合できるんだ”という嬉しい光栄な気持ちでした」
──入場時にスキップしていました。どんな心境でしたか。
「『スキップする』と言っていたから、きれいにスキップするぞと思ったんですが、上手じゃなかったかもしれないので後で確認します(笑)」
──どんなゲームプランでしたか。
「とにかく攻めるというのがひとつあって、寝技になったときに焦らないというプランでした。アームロックをすごく警戒していたのと、すごいステップが上手なので、つかまらなくても焦らないようにしていました」
──警戒していたのは?
「極めに来る力はすごい強くて、試合前はそこで展開するのは難しい印象でした」
──中盤から完封と言えると思いますが、ご自身では?
「そうですね。自分が練習でやってきたことは出せたのでよかったかなと思います」
──経験や実績は浜崎選手が上回るなか、アグレッシブに戦いました。上回っていた部分は?
「自分の体力があるところがすごい上回っていて、体力があるからこそ最初からアグレッシブに攻めて行けました」
──スタミナに自信? それともパワーが違う?
「スタミナが一番大きい要因です」
──下になるポジションは蹴り上げがあることで、さほど警戒せずに下になってもいいと考えていましたか。
「そういうのは、それもあったかと思うのですが、そもそも寝技になったときに、下からでも上からでも攻められる自信があるので、あの引き込みの形になりました」
──三角に固めてのヒジ、マウント三角でのパウンドで圧倒しました。強さの秘訣は?
「毎日、K-Clannで厳しい練習を乗り越えているので」
──番狂わせという意見もあるなか、ご自身では当然の結果で、してやったりでしょうか。
「試合が決まるまでは厳しいかなと思っていましたけど、決まってからの練習で勝てるイメージを作ってやってきたので、試合で勝ったのは練習の成果かなと思います」
──スーパーアトム級については?
「やっぱりストロー級の選手より身体がひとまわり小さいという印象があります」
──あらためて試合を終えて、浜崎選手の印象は?
「すごく、やっぱり風格もオーラもあり、アームロックも強くて、やっぱりテレビで見ているような強い選手だなという思いです。極めて終わることができたので、これからも極めて、攻め続けられるような試合ができるように頑張りたいです」
──2022年の目標を。
「DEEP JEWELSストロー級ベルトをしっかり守って、こっち側(反対の肩)にRIZINベルトをかけて、二冠王になりたいです」
──いきなり国内トップの選手に勝利しました。今後RIZINで誰を目標にしたいですか。
「戦いたい選手は考えてないですけど、オファーがあれば誰とでもやりたいし、たくさん試合をしたいと思っています」
──二冠王。次はタイトルマッチで再戦を望みますか。
「そうですね。もしオファーをくれるならば、二冠王になるための試合をしたいと思います」
──いま何食べたいですか?
「ミルクレープを食べたいです」