サトシ「世界のトップ選手と戦いたい」
──試合を終えた率直な感想を。
「本当に嬉しい。さっきも(リング上で)言ったけどクリスマスのときにダイエットするのが嫌だったけど(笑)。今日勝ったからとても良かったです」
──対戦した矢地祐介選手の印象は?
「もちろん(前回より)強くなった。投げのディフェンス、極めのディフェンスが強くなって良かった。RIZINのライト級のレベルが上がって良かった」
──初防衛に成功しました。
「嬉しい。初めて防衛できた。獲るだけじゃなくて、そのままでいる(保持する)ことが一番難しい。長く防衛できる人は少ないから。初防衛できて良かった」
──今後の展望を教えてください。
「もっと強くなりたい。もっといいを試合やりたい。来年、Bellatorの選手とも戦いたいから、Bellatorのベルトも欲しいから、そのために絶対強くなる。世界のトップ選手とやりたい。誰でもいいから」
──1Rにアタックし続けてフィニッシュできず弱気になることは無かったですか。
「いや。いろんなインタビューで話したけど、本当に2Rまでいきたい(と思ってた)。1Rで極めたりKOしてきていて、本当に2R最後か3Rまでいきたかった。もちろんチャンスできたら極めにいくけど、相手がいろいろディフェンスし、僕もチャンスがなかった。2R目までいったから色々体験出来て良かった」
──Bellatorではライト級のチャンピオンとも戦いたいですか。
「いま、私の階級は(パトリッキー・)ピットブルがチャンピオン。私と彼すごく仲が良い。たまにメッセージで話したり、ムサエフ倒したときもメッセージをくれた。(Belltorが)いいお金払ってから、彼には15分だけ! と言って戦わせるから大丈夫!(笑)」
──「パンチとキックでKOできる」と言っていましたが、戦ってみて打撃はいかがでしたか。
「打撃に自信はあるけど、まだ柔術の癖がある。ちょっとだけ打撃を使ってすぐグラウンドや極め(に行った)。もちろん今日たぶん、打撃を使ってからじゃないと投げができないから、もっと打撃をやると思った。打撃でいけると思ったことは、もちろん自信があります」
矢地「予想外の展開から形に入られてしまった」
──試合を終えた率直な感想を。
「シンプルに悔しいっすね。相手の印象は、前回は特に印象は無いくらいで負けてしまったのでなんとも言えないんですけど、やはり強いなと。仕掛けも多いし、圧力もあるし。ただそのなかでも、負けて言うのもですが、手応えを感じた部分もたくさんあったので、全然ネガティブじゃなくて次に向けてまたベルトに向けて一歩ずつ歩いていこうって思っています」
──最後は笑顔でどんな言葉をかわしていたのですか。
「いやまあ、心は全然笑ってなかったですけどね(苦笑)もう、2回も戦ってね、そういう、なんか顔見知りになっちゃったんで。ただ仲良しこよしやるつもりはなくて、僕は彼がベルトを持っているかぎり、また、ベルトを失ったとしても、彼にまたやりかえすチャンスをもらえるまではひとつずつ戦って勝って行こうと思っているので、全然まだまだこれからだと思っています」
──耐え凌ぐ展開のなか、最後は十字を極められました。予想と違って、サトシ選手が前回より進化した部分は?
「サトシ選手はそのまま強いってだけで、寝技で食らいついて凌いで、作戦通りではあったけど、仕掛けの多さと多彩さで、予想外の展開から一個、形に入られてしまったので、負けてしまったけど、自分の成長を感じました。負け惜しみですけど」
──背中を譲ってもディフェンスし立ってスタンドに戻して相手をジリ貧にさせる、という展開を最後は出来なかった?
「そうですね、はい」