MMA
インタビュー

【RIZIN】サトシ「ピットブルとは交流があるけど、『15分だけ!』戦ってもらう(笑)」×矢地「作戦通りだったけど、サトシの仕掛けが多彩だった」

2022/01/02 15:01

サトシはバックから腕十字、転がすと同時に三角に組んでいた

 2R、グラウンドの下からの打撃を受けたか、鼻血が見えるサトシ。消耗はいかに。矢地は1Rの寝技を凌いだことで、組み技を恐れず、前に出て得意の打撃を体重を乗せて打ちたいところ。

 矢地はサウスポー構えから左ミドルをヒットさせて左を振るが、そこに右ストレートを打ち下ろしたサトシ。右足を上げるフェイントから、前足に右の関節蹴りを放つ矢地。その片足立ちになったところにサトシは左を振ってのニータップから右足も大きく前に出してテイクダウンを奪う。

 サトシはすぐに右脇を潜ろうとするが、そこは背中を着いてバックに回らせない矢地はハーフガードに。サトシは右肩で矢地のアゴにプレッシャーをかけながら枕に巻き、じっくり抑え込む形の寝技に移行。背中を着かされた矢地はサトシのパス際にいったん半身になり、背中を向けながら足を戻して正対。

 そこにサトシは落ち着いて右でオーバーフックしながら左で首を抱えてパスガード。その瞬間に亀になる矢地をがぶる。そこからバックを狙うが、腕を伸ばして阻止する矢地はフックガードに戻す。座りながらハーフガードで再び足を二重にからませ、両脇を差して頭を胸につける矢地。

 その顔を外してまたいでパウンドを打つサトシは左足でガードを越え、ハーフから鉄槌のサトシ! さらに右で脇を差し、左で枕に抱いて背中を着かせると、腰を切ってパスガード狙い。矢地は二重がらみで右足にからむと、サトシは矢地の左手首をつかんでキムラロック狙い。

 両手をクラッチする矢地。そこで右ヒザを抜いてニアマウントになるサトシは、キムラを解き左手でリストコントロールしたままバックへ。

 亀になって背中を譲りながら立とうとする矢地の顔をまたいで、掴んでいた左腕にうつ伏せで十字狙い。

 手首を掴まれながらもヒジは曲げている矢地は、サトシをまたいで頭にヒザ蹴り1発。

 ここで左足で顔を刈ったサトシは矢地を前転させて仰向けにしながら、頭の下に置いた右足と三角に組み、ひっくり返した時点でヒザ裏ですでに両足をロック。

 通常のMMAの腕十字のように足を外して向き直りでのエスケープをさせない三角の形で、矢地の左腕を右腕で抱えたまま、いったん右手で自身の左足踵を手前に引き寄せてヒザ裏で両足をしっかり組んでから、矢地の左腕を抱える腕を右手に変えて、自身の左の二の腕を掴んで手前に引き寄せ、最後は左手で矢地のクラッチを引きはがし、腕を伸ばすと、矢地がタップした。

 試合後、サトシはリング上でベルトを腰に「ほんとうにクリスマスのときはダイエットがヤダなあ(笑)。もちろん嬉しい。夢がベルトで、日本にRIZINのベルト帰ってきたから」と笑顔で語ると、続けて「榊原さんにお願いがあります。私、堀口(恭司)選手みたいに、Bellatorの選手に勝ちたい、ダブルチャンピオンになりたい。どうですか!? いつも応援ありがとう。私、ほんとうに嬉しいです」と海外の王座挑戦を語った。

 試合後、両者はいかに試合を振り返ったか。一問一答の全文を紹介する。

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