得意(?)のかめはめ波ポーズで優勝を喜ぶ扇久保
2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナにて開催された『Yogibo presents RIZIN.33』のメインイベント、RIZINバンタム級(61.0kg)JAPANグランプリ決勝で朝倉海(トライフォース赤坂)を判定3-0で破り優勝を果たした扇久保博正(パラエストラ松戸)が試合後インタビューに答えた。
「最高ですね」
――優勝は朝倉海か、井上直樹かとの声が多かったがどういう気持ちだった?
「周りはそういう風に井上選手か朝倉選手が優勝すると言っていましたけれど、僕は本当に自分のことを信じていたので勝ててよかったです」
――優勝候補2人に勝って優勝したが、戦い方のプランはあった?
「とにかく最後まで気持ちを切らさずに戦おうと思っていたので、それが勝てた要因だと思います」
――朝倉選手はどうだった?
「相変わらずパンチが…2Rに一発効かされて、パンチ力は本当に強かったです」
「僕がもう一人リベンジしなければいけない相手がいるので。堀口選手ともう一度やることが目標ですし、来年コロナが明けて海外の強い選手たちが入ってこれればその選手たちを日本代表として迎え撃ちたいと思います」
――朝倉選手も井上選手も、扇久保選手より身長が高くリーチも長かったですが、どういった攻略法を?
「2人とも打撃は突出して強いんですけれど、僕は全部できるので。打撃もレスリングも寝技も。そこで勝負しようと思っていました」
――井上戦では1Rは劣勢だったと思いますが、どうやって挽回しようと思った?
「1Rにバックを取られた時に井上選手の息がかなり上がっていたので、これは2Rからいけるなと思いました」
――決勝戦は?
「気持ちを切らさずに絶対に勝ってやろうと思っていたので、執念で最後は勝ち切りました」
――前回の反省点をどのように活かした?
「自分の癖とかも見直して、頭を下げる癖だとかそういうのを直してきました」
――朝倉選手と以前やった時は打撃で、今回は組み技でと作戦が全く違ったのでは?
「そうですね。前回は打撃だけって頭になってしまっていたんですけれど、今回は16年間自分がやってきた全てを出そうと思って挑んだので。打・倒・極で戦おうと思って出し切りました」
――どの辺りで手応えを感じた?
「自分のローも効いていたので、そこから突破口を見出せたかと思います」
――トーナメント全体を通じて自分が成長したと思うところ、来年につながりそうだと思ったところは?
「1回戦で拳を骨折して、正直その時はこれヤバいかもって思ったんですけれど、そこから気持ちを切らさずに優勝できたので、自分で凄く自信を持てるようになったかと思います」
――準決勝が終わった後のダメージなど決勝に影響があったことは?
「1日2試合するつもりでいたので、ダメージは全然大丈夫でした」
――朝倉選手の強打を封じ込めるための前足へのカーフキックとシングルレッグは最初からの作戦だった?
「そうです、作戦でした。去年、堀口選手に海選手がやられていたから、絶対にカーフは入ると思っていました。1年で絶対に修正できないと思っていたので、絶対に入ると思ってやっていました」
――MMAとして全てをやれば絶対に自分は強いんだという自信があった?
「自信もありましたし、今日勝ったことでさらに自信が深まりました」
――奥様とどんなお正月を迎えたい?
「そうですね…おせち料理を食べたいです」
――4人の中で一番年上だったということで、世の中の頑張るおじさんたちの希望の星だと思うのでメッセージを。
「年齢は関係ないんだってところを見せられたと思います」
――シングルレッグに行った時に向こうに耐えられて、そこで深追いせず時間を浪費せずに際の打撃に行くのは頭にあった?
「準決勝の井上戦から組みの離れ際の打撃を狙っていたので、そこは練習通りでした」
――決勝戦はどこで行けるというのがあった?
「2Rくらいですかね」
――YouTuberとしての抱負は?
「来年こそ100万人行きたいと思います。マイクで言えばよかったです」
――最後に、プロポーズしてどんな言葉が返って来た?
「お願いします、との言葉が返って来ました」