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【RIZIN】なぜ皇治はYA-MANとのメリットのない試合を受けたのか「凄く意味合いがある」、しかし「実力、人間性、全て格が違う」

2021/12/22 12:12
 2021年12月21日(火)、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が行われた。皇治(TEAM ONE)の対戦相手は、RISEライト級9位のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に決定。RIZINキックルール62kg契約3分3Rで対戦する。  会見後、皇治は自身のYouTubeチャンネル『皇治チャンネル』にインタビュー動画を公開。記者会見では語らなかったこの試合への想いも明かした。  開口一番「おっそいわ、また21日や。これ運命的やで。去年も一緒やったから。去年の大晦日も12月21日発表で。誰が10日前に。全てはブタゴリラのせいやな」と、対戦カード発表が去年の五味隆典戦と同じ12月21日発表になったことに文句をいう。  会見で顔を合わせたYA-MANのことを聞かれると「ごっつう緊張しとったやん。震えとったで。可愛いなと思って俺は見てたけれど。ツッコミどころ満載やけれど、あまりツッコんだらよう喋れんだろうなと思ってけっこう抑えたもん。でも、もっと来てほしかったよ。もっと来てほしかった。なんなら俺、このベストもう1枚替えがあったから破って欲しいくらいやったけれど、そこはまだまだ若いな。俺が逆の立場だったら行ったけれどな」と、もっと突っかかってきて欲しかったとする。  しかし、「でも久々に見るイケイケの子でおもろいと思うで。素直な子やと思うし」と珍しく対戦相手を褒めることも。「まあ、バチバチやって。実力、人間性、全て格が違うと思うやねんか。だから実力だけじゃなく全てのところで格が違うと。俺がどうしてこうなったかを見せてやろうと思うけれどな」と、YA-MANに帝王学ならぬ皇帝学を教えてやるとした。  さらに「なんかシンデレラピーマンが、あの子、今年からガーンと来て凄く意味合いがあるんじゃないかなって。張り切ってなんやかんや言って上がってきた俺と(やるのは)。俺は今まで自分にメリットがない相手とはやらへんかった。でもここで勝負するのが男やと思って。ガチ路線で。これからのキック界にも少しでも影響を与えられたらいいなと思うから、今年はやる気満々ですよ」と、YA-MANとの対戦は自分的にも意味があるという。 「いろいろな意味で運命なんちゃうか。運命とか信じへんけれど。気色悪いよな、男と運命とか。せやけど俺がタケポンとか狙っていた頃のようにさ、下のヤツらが俺らのこういうところを奪って行こうとするのはいいよな」と、かつて自分が上の人間に噛みついていき、アピールすることで成りあがってきたように、今度は自分が若い選手から同じことをされる運命だと感じているようだ。 (写真)皇治が中指に突き立てたピーマンを奪い、齧ったYA-MANに皇治は嬉しそうな表情 だが、皇治は言う。「でも勘違いして欲しくないのは、俺はまだまだやからさ。まだまだ俺もひよっこだと思っているから。まだまだ上にあがりたいからこんなところで俺が負けるようでは、ここで負けるようではおもろないと思うねん。しっかり勝って上がらなあかんと思う」と、まだまだこのポジションは譲れないし、もっと上に行かなければ夢がないと語った。
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