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2022年1月16日(日)東京・後楽園ホールで開催されるプロ修斗開幕戦の10カードが発表された。
現環太平洋バンタム級王者・安藤達也が同王座の初防衛を果たし、今後の目標を世界タイトルに絞ることを理由に王座返上。第10代環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦が同級1位・小野島恒太(CWD)と同級3位・藤井伸樹(ALLIANCE)で争われることとなった。
小野島はこの2年、よしずみと一條貴洋に判定勝ち、石井逸人と野尻定由にドローと負けなしで抜群の安定感を誇り、インフィニティリーグでも2勝2分。ポイント差で優勝とはならなかったが、長らくバンタム級のトップに君臨する実力者。デビュー13年目を迎え初のタイトルショットに挑む。
対するは毎回泥試合となり、バンタム級で“最も戦いたくない相手”と言わしめる“ゾンビ”藤井伸樹。この2年では田丸匠に判定負けも後藤丈治、加藤ケンジに判定勝ちで2連勝中だ。超攻撃型+無尽蔵なスタミナを誇り、試合開始から終了まで常に動き止めない“アンストッパブル”がいよいよベルトに王手をかける。
修斗最激戦区のバンタムで一つ抜きん出るのは小野島か? 藤井か? 最終ラウンドまで終わることのないエンドレスファイトにご注目だ。
そして修斗女子戦線注目の4カードも決定。
11月のSARAMIとの一戦でベルトを奪われた黒部三奈(マスタージャパン東京)が早くもリスタートを切る。防衛には失敗したが「年間最高」と言っても過言ではない激闘を見せ、“女王”黒部の面目躍如となった。今回は、先の広島大会でKO寸前まで追い込み初勝利をあげた宝珠山桃華(赤崎道場A-SPIRIT)の挑戦を受ける。
また女子スーパーアトム級王座を虎視眈々と追う杉本恵(AACC)の出場も決定。対戦相手はアマチュア修斗EXトーナメント2020でプロ昇格を果たした北海道マルスジムのソルト。長い手足から放たれるマルスジム仕込みの鋭い打撃がトップランカー杉本にどれだけ通用するか楽しみだ。また宝珠山、ソルトは共に今年度の新人王にエントリーしており、トーナメントに弾みをつける戦いを期待したい。
更には新設された女子アトム級初代王座を巡りスタートした『インフィニティリーグ2022』から大本命と目される“格闘ジャンヌダルク”渡辺久江改め、久遠(ZERO)がいよいよ初戦を迎える。ブランクを経て、ママとなった久遠がどんな試合を見せるのか?注目のリーグ初陣で“女子高生シューター”加藤春菜(NACSER DO SOL)を迎え撃つ。
リーグ戦はもう1試合、“北のストライカー”中村未来(マルスジム)と“ちゅらさんグラップラー”小生由紀(グランドスラム沖縄A・P・P)の一戦もマッチアップ。打撃の中村 vs 極めの小生。どちらが得意の展開に持ち込むかが勝負の分れ目となるだろう。
他にもパラエストラ千葉ネットワーク期待の若武者・内田タケル(パラエストラ松戸)とトリッキーな動きで対戦相手を翻弄するランカーの関口祐冬(修斗GYM東京)の一戦や、ストロー級ランカー対決、新井丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)vs.木内SKINNYZOMBIE崇雅(和術慧舟會GODS)、約2年半ぶりの復帰戦を迎える阿部マサトシ(AACC)と牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)、先日極真空手系の大会に出場し優勝を果たした“押忍”木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)と沖縄の工藤圭一郎(グランドスラム沖縄A・P・P)など注目のカードが並んだ。
この他にも更なるカード発表が予定されているプロ修斗2022開幕戦は後楽園から始動する。
[決定対戦カード]
▼環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦 5分3R
小野島恒太(同級1位/CWD)
藤井伸樹(同級3位/ALLIANCE)
▼フライ級 5分3R
関口祐冬(修斗GYM東京)
内田タケル(パラエストラ松戸)
▼ストロー級 5分3R
新井 丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)
木内“SKINNYZOMBIE”崇雅(和術慧舟會GODS)
▼女子スーパーアトム級 5分2R
黒部三奈(マスタージャパン東京)
宝珠山桃華(赤崎道場A-SPIRIT)
▼52kg契約 5分2R
杉本 恵(AACC)
ソルト(マルスジム)
▼インフィニティリーグ2022女子アトム級 5分2R
久遠(ZERO)
加藤春菜(NACSER DO SOL)
▼インフィニティリーグ2022女子アトム級 5分2R
中村未来(マルスジム)
小生由紀(グランドスラム沖縄A・P・P)
▼ストロー級 5分2R
阿部マサトシ(AACC)
牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)
▼フェザー級 5分2R
木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)
工藤圭一郎(グランドスラム沖縄A・P・P)
▼フライ級 5分2R
佐々木駿友(T-GRIP TOKYO)
森田興希(パラエストラ松戸)