くっきりシックスパックの腹筋は練習量の証。竹林はJK対決を制して2022年さらなる飛躍を遂げるか
2021年12月11日(土)東京・竹芝ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 35』の第5試合で、須田萌里(SCORPION GYM)と女子格闘技の明日を担う“JKホープ対決”に挑む竹林愛留(=える/総斗會三村道場)。
“JK必殺拳”こと竹林は福井県の女子高生ファイター。6歳から兄とともに空手を学び、空手では拳幸塾に所属。禅道会の全日本ジュニアRF武道空手道選手権大会・中学生女子の部で優勝するなど、18歳ながらキャリアは10年に及ぶ。空手で鍛えた打撃を武器にアマチュアMMAで3戦3勝、昨年大晦日の『RIZIN』では、将来を嘱望される10代の女子高生同士の試合「RIZINチャレンジマッチ」に出場。同じ17歳(当時)のさくらと大舞台での対戦に臨んだが、体重超過のさくらに1R1分37秒、腕十字で一本を取られた(公式結果はノーコンテスト)。
正式なプロデビュー戦として臨んだ今年6月の『DEEP JEWELS 33』でも同じ女子高生の音波と対戦し、キャリアに優る音波から判定3-0でプロ初勝利を奪っている。続く9月大会では井上智子に判定3-0(20-17×3)で完勝と連勝を飾るも、前回10月は古賀愛蘭に得意の打撃をテイクダウンで封じられ、プロ初黒星となった。また、前日計量でボコボコに割れた見事な腹筋を披露することも話題に。
「前回の試合の内容がとても悔しくて、早く試合がしたかったので決まって嬉しかったです」と、9月の井上戦で敗れたもやもやを年内の内に払しょくしたかったという。「悔しかったです。負けた理由は分かっているので克服したいです」と、敗因はすでに分析済み。今回の試合でその課題を克服したいとする。
今回対戦する須田については「前に出てくるファイターなので、私のファイトスタイルと噛み合うんじゃないかなと思います」と好試合を予感し、JK対決であることには「同世代の対決ですが、相手はだいぶ先にプロデビューしているのでこんなに早く当たるとは思っていなかったです。一緒に女子格闘技を盛り上げて行けたらと思います」と、今回の対決を“第一章”にして共に格闘技界を盛り上げていける存在になりたいと話した。
どんな試合をしたいかと聞くと「DEEP JEWELSでデビューして3戦は、自分でも動きが固かったなと思います。今回は本来のアグレッシブな攻撃スタイルで、きっちりKOで勝ちたいと思います」と、そろそろ本来のスタイルを出してKOで勝ちたいと意気込む。
ここを見て欲しいというポイントはどこかとの問いには「グラウンドでの練習も増やしているので、チャンスがあれば寝技勝負をしてみたいです。最終的にはパウンドかスタンドでの打撃で決めたいなと思っています」と、相手のフィールドである寝技でも勝負できるところを見せたいとした。
最後に2022年の目標を聞くと、この試合で勝利して弾みをつけ「全戦全勝!」と力強い言葉が帰って来た。