解説の魔裟斗も「気持ちと身体の強い選手ですね」と高評価した☆SAHO☆(C)K-1
2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ』の一夜明け会見が5日(日)に行われ、勝者たちが出席。前夜の試合を振り返った。
今大会では女子マッチが2試合組まれ、第7試合のスーパーファイト女子-52.5kg契約3分3R延長1Rで、真優(月心会チーム侍)に判定3-0(30-27×3)で勝利した☆SAHO☆(闘神塾)が出席。前夜の試合を振り返った。
☆SAHO☆は軽快なステップを駆使し、回転の速いパンチにローキック&前蹴りを上手く織り交ぜるファイタータイプ。2017年9月に杉貴美子からミネルヴァ・スーパーバンタム級王座を奪取し、2019年5月に佐々木みいりとの王座決定戦を制してWMC日本同級王座との二冠王に。そして2020年11月、4人の王者によって争われたS1レディース バンタム級ジャパントーナメントで優勝を果たした。戦績は12勝(1KO)1敗。22歳。
「まず、今回の自分の目標がインパクトを残すことだったんですが、昨日の試合で残せたとは思ってるんですけれど、2Rにせっかくダウンを取ったのにそこで倒しきれなかったのが一番後悔が残っています。次はもっと倒せる選手になれるように、もっと練習を頑張るので応援お願いします」と、KOが出来なかったことを悔やむ。
今回がK-1初参戦となり、「やっぱりコメントとかも反響もメチャクチャ凄くあって。ビックリと同時にメチャクチャ嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔。「まず印象に残ったのが、リングチェックしたときに狭いなっていうのが実感で。打ち合ったりとかしたらすぐコーナーに詰められるので、これは面白いなっていうのでワクワクがありましたね」とリングが狭く感じたという。
参戦時に目標として掲げた、KANAが保持するK-1女子フライ級王座については「その目標は自分の中で変わりはないです。今回の試合でインパクト残せたと思うので、次に試合が組まれたとしても昨日以上の試合をして、最短でKANA選手のベルトを獲って自分がチャンピオンになろうと思っています」と言い放つ。
「来年そういうチャンスがもらえたら一番最高なんですけれど。とにかく、1試合1試合にインパクトを残していって、タイトルマッチを組まれたら必ずベルトを獲りたいと思っています」と話した。
第3試合のスーパーファイトK-1女子ミニマム級3分3R延長1Rで、美伶(WARRIOR OSAKA)に延長戦の末に判定3-0(10-9×3)で勝利した高梨knuckle美穂(Y'ZD GYM)も出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日はKO決着って言っていたんですけれど、ダウンも取れなくて。延長で勝利っていう形だったので、悔しいっていう気持ちが凄く大きいです。でも、不安なく楽しんで試合はできました」と、微妙な感想を口にした高梨。
接戦となった理由としては「そうですね…気持ちの部分だったかなと思います」と気持ちだとした。
中村拓己K-1プロデューサーが「女子もK-1らしい試合が出来るようになってきた」と評価していたことについては「そう言っていただけて凄く嬉しいですね。もっと盛り上げるために強くならないといけないなって、いま感じてます」と気を引き締め、「ミニマム級が女子で一番強いって思われたい。倒す試合を見せていきたいですし、来年はベルトに近づけるように一歩一歩、強くなっていきたいなって思います」と意気込みを語った。