木村に最後のスペシャルマッチでの対戦を提案した安保(C)K-1
2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ』の一夜明け会見が、5日(日)に行われた。
第13試合のスーパーファイトK-1ウェルター級3分3R延長1Rで、海斗(ポゴナ・クラブジム)を1R1分54秒、3度ダウンさせてKO勝ちした安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)が出席。前夜の試合を振り返った。
「1R・KOを有言実行できて、結果としては凄くよかったと思います」という安保。練習の成果を出せたかと聞かれると「特別何かをやってきた訳ではないんですけれど、シンプルに格闘家としての基礎レベルを上げていくっていうので、その基礎レベルが上がったからあの結果になったと思います。別に海斗選手に向けて何か特別なことをやっていた訳じゃないので、戦前に話した通り、当たり前の結果かなっていう感じです」と、普段からの練習の成果だとした。
今回の試合は9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で3試合戦ってからすぐの再起戦だったが、「コンディションは全然いいので、また次、2月に試合はしたいと思っています」と2022年2月27日(日)の東京体育館大会への参戦を望む。
しかし、「ただ、ウェルター級でもうたぶん相手はいないんですよね。俺と野杁選手のツートップになってて、そこから下はレベルの差が凄い開いてるので」と、外国人選手の招聘が叶わなければ国内にもはや敵はいないとする。すこで安保は仰天プランを口にした。
「今回ちょっと俺からの提案なんですけれど、昨日、木林選手がファイナルマッチをされて、最後の試合で負けたまま次のステージへ行くのはどうなのかなって。気持ち的にもスッキリしないんじゃないかなって思うので、俺が木村選手と一試合やりたいなって思ってます。俺から喧嘩を売らせてもらってるので70kgで体重は合わせるので、スペシャルマッチとして1試合やらせてもらえないでしょうか。木村ミノル選手次第だと思うので、イケてるアンサーを待っています。今たぶんK-1で出来る一番盛り上がるカードだと思うので、ちょっとイケてるアンサーを待ってます」
なんと、同日のメインイベントでK-1ファイナルマッチを行い、和島大海(月心会チーム侍)にKOで敗れた木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO)との対戦をぶち上げた。いわば、きれいな形でK-1を卒業できなかった木村への“追試”マッチというところか。
「ずっと試合をしたいと思っていた相手ですし、去年の山崎(秀晃)選手との試合で、僕がこの試合を終えたら木村ミノル選手とやりたいって先を見ていて自分がやられた訳で、木村ミノル選手も昨日同じ状況だと思うんですよね。先を見ていて、和島選手に負けて。その気持ちは凄く分かるというか。でも、このままどこかに行くのってちょっと違うんじゃないかなって思っている。スペシャルマッチみたいな話になると思うので、やりたいなと思っています」と、木村に“もう一丁”を望んだ。
(写真)安保の呼びかけに木村のアンサーは?
そして「もちろん大前提、一番は野杁正明にリベンジしてベルトを奪い取る。それまでにやっぱり格闘技はエンターテインメントなので、盛り上がる試合をやっていきたいなと思っている。ファンをワクワクさせるような試合を、これからもやっていければと思っています」と、改めて野杁とのリベンジマッチを目標にしていくと語った。