ホリグチはまさにキラーだし、レジェンドさ
直前会見で、初防衛戦を語ったセルジオ・ペティス。本誌『ゴング格闘技』NO.314号では、日本マット、堀口恭司についてもインタビューを行っている。今回は、王座戦決定前にセルジオが何を語っていたのか、特別に紹介したい。
──大晦日、堀口選手が朝倉海選手を倒し王座奪還した試合はご覧になりましたか。
「見たよ。ホリグチが同じ相手に以前に負けたことも知っていた。いや、ホリグチはまさにキラーだし、レジェンドさ。彼が以前に持っていたベルトを僕が獲った。だからベルトを獲ったときに対戦表明のいい機会だと思ったんだ」
──あなたと堀口選手は、同時期にUFCのフライ級で戦っていたこともありました。
「そう、彼はトップコンテンダー達と戦っていた。だからこの試合はどこかで実現するんじゃないかって」
──堀口選手を倒すための鍵は何でしょう?
「それはまず最高のコンディションで臨むこと。そして僕の動き、基本に磨きをかけ続けることだろうね……でもこうやって話すのは簡単だけど、いざ試合が始まったら、もうその場その場で対応してゆくと思う。そして僕のスキルや反応をもってすれば、ホリグチを倒すことができるはずだ」
──堀口選手は以前、当時のベラトールバンタム級王者のダリオン・コールドウェルと日米で二度に渡って戦いました。
「それも面白いよね。向こうが僕のBellatorのタイトルに挑戦して、僕が日本でRIZINのタイトルを獲りに行くとかね」
──あなたのお兄さんは以前日本で戦っていますが(12年2月、ジョー・ローゾンにハイキックからのパウンドで1R KO勝ち)、その時あなたは一緒でしたか。
「いや、一緒じゃなかったよ。だから日本には行ったことがないんだ。実は僕は北米以外では戦ったことがないんだ。アメリカやメキシコシティやカナダで戦ったことはあるけど、その他の場所で戦ったことはない。僕のキャリアの中で、今こそ世界で戦える時だと思っているよ。ずっと夢だったんだ。日本とか新しい場所の空気を経験し、人々の前でパフォーマンスするのがね!」
──日本のファンにメッセージを。
「僕の試合をまだ直接見たことのない日本のファン達へ。どうか楽しみにしていて欲しい。僕は今度もどんどん強くなってゆく。人間としてもマーシャルアーティストとしても。だからいつの日か皆さんの前で戦うときには、最高のショーをお見せするよ」