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【RIZIN】大晦日に参戦予定していた外国人選手は約10名、日本人中心のカードに切り替えるかは「もう数日は大本営の発表を待って我々の方向性を決めたい」

2021/11/30 15:11
【RIZIN】大晦日に参戦予定していた外国人選手は約10名、日本人中心のカードに切り替えるかは「もう数日は大本営の発表を待って我々の方向性を決めたい」

急遽の入国規制に頭を悩ませる榊原CEO。来日を予定していた外国人選手約10名の参戦は「入国が叶わない可能性が高いと僕は思っています」

 2021年11月30日、都内にて大晦日『Yogibo presents RIZIN.33』(さいたまスーパーアリーナ)のカード発表会見が行われた。

 会見の冒頭、榊原信行RIZIN CEOは「一部報道で29日に、30日に事前のイベントがあるんじゃないかという情報も飛び交っていましたが、今年は12月31日のみさいたまスーパーアリーナでRIZIN.33として大会を開催させていただきます」と、大晦日のみの開催であることを明言。


「今日の時点でも新型コロナの感染によっていろいろと、我々はその規制の中でレギュレーションが変わるものの中で柔軟にしなやかに対応していかなくちゃいけない状況は変わりませんが、観客の入場者の制限で言いますとさいたまスーパーアリーナさんから100%入場していただいて構いません、ということでご了解をいただけましたので、これは国の規制と埼玉県の指示にも従っていろいろと当然観客として入っていただいた方々にもご協力をいただいて、2019年以来ですかね、今年は2万人以上の観客に入場していただける環境をご用意して12月31日の1日のみで大会を開催させていただきたいと思います」と、会場を満員で開催したいと話した。

 続けて、昨日政府より発表された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急拡大を受け、11月30日午前0時以降、全世界からの外国人の新規入国を原則禁止するとの規制の影響について触れた。

「RIZINとしても大晦日に関しては外国人選手の入国を、今年で言うとケラモフとムサエフの2人を6月の東京ドームでスポーツ庁さんとか入国管理局さんとか各省庁のご協力の下参戦させることが出来たんですけれども、コロナも日本国内は数字も減ってきましたし、外国人の方の入国のレギュレーションも随分緩和されて、これで多くの外国人選手が入国できるなと考えながら準備をスポーツ庁さんの指示の下で準備を進めておりました。今日現在で言うとすでに外国人選手の入国がもうダメだよと決定されたわけではないです。ですから外国人選手の入国を粛々とここまで進めた手続きをそのまま進めていく作業をしながら、それでも国の発表を見ると全体的には厳しいのではないかと」と、外国人選手の入国をまだ諦めてはいないが厳しい状況にあると説明。


(写真)6月の東京ドームにはムサエフ(写真)とケラモフがアゼルバイジャンから来日したが

「今日現在もスポーツ庁さんの方からダメになりましたよということでもないので、当然外国人選手の入国ファーストでいろいろと作業をして。入国が叶わなかった場合、その可能性が高いと僕は思っていますが、カード編成を変えて第2案、第3案のカード編成をして、今回参戦を考えている外国人選手たちの穴をしっかり埋めて余りあるカードに変更していくということを作業としては進めたいと思います。昨日までは全くそんな気はなかったんですが、昨日の発表を持って11月30日からの全世界からの入国は禁止されるということで、本当は2日から堀口恭司とペティスの試合の観戦と合わせてアメリカへの出張に行くつもりでしたけれども、それも断念しました」と、予定していた外国人選手絡みのカードに変わるカード編成を進めていくという。

 会見後の囲み取材では「すでに申請手続きが終わっている選手たちはそのまま来日させてもらえるといいなと思いつつも、他のスポーツの状況、フィギュアや昨日の村田vsゴロフキンの帝拳さんの発表を見ても、みんな確実な方向性は国からの指示が来てないんだなという感じですね。丸々1カ月あるのでカード編成したりとか代替え選手にしたとしても、その選手たちもフィジカル含めてウェイトコントロールも対応が利くと思いますが、これが1週間前や10日前にこういう状況になるとすると溜まったものではない。セーフティーに行くのであれば、外国人選手の今予定している10名ほどの選手たちの来日をあきらめて、1カ月後に出来る日本人および日本在住の外国人の選手たちの中でベストなカード編成に変えることが賢明なのかなと思ったりもしますが、もう数日は大本営の発表を待って我々の方向性を決めたいと思っています」と、数日間様子を見て日本人対決を中心としたカード編成に切り替えるかどうかを検討したい、とした。

 榊原CEOは「いろいろなことがどう決まって来るのか状況を逐次見ながら、どの方向へ行っても大晦日に最高のファンの皆さんに喜んでいただけるカードを作り出すべく作業を進めたいと思っています。日本在住の選手たちの戦いで十分皆さん納得していただけるカードが代替え案として、当初思っていたカードとは違うカードになったとしても十分に戦えるカードが編成できますので楽しみにしていただけたらと思います」と、もし外国人選手たちの入国が叶わなくても大晦日にふさわしいカードで大会を開催すると宣言している。

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