大晦日に「RIZINバンタム級JAPANグランプリ」の決勝ラウンドを争う4選手。優勝者と堀口との対戦はいつ実現する?
2021年11月30日、都内にて大晦日『Yogibo presents RIZIN.33』(さいたまスーパーアリーナ)のカード発表会見が行われた。
会見後の囲み取材で、今大会にて行われる「RIZINバンタム級(61.0kg)JAPANグランプリ」で優勝した選手と、RIZINバンタム級世界王者・堀口恭司(アメリカントップチーム)との対戦が行われるのかと聞かれた榊原信行RIZIN CEOは、12月3日(日本時間4日・土曜日)に米国で開催される『Bellator 272』でのBellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティス(米国)vs堀口の結果次第と答えた。
「今回渡米した中で堀口ともスコットとも調整をして、堀口がペティスに勝つ勝たないで変わるんですよね。勝つとBellatorのベルトも巻くことになるので、Bellatorの防衛戦も彼は戦わないといけなくなる。堀口がペティスの試合結果も含めて、負けるとなると環境が変わると思うんです。勝つと役割が増えてしまうので。そういう中でBellatorのベルトを持たなければRIZINでの活動が増えるかもしれないし。そういう意味でも12月3日の堀口戦はRIZINとBellatorの2022年の方向性を占うとても大きな試合になると思います」と、ペティスvs堀口の結果次第だとする。
「2022年の中ではバンタム級でRIZINがGPをやることはないですから、そうするとタイトルマッチの中で今回優勝した選手と堀口は夏なのか、大晦日なのか、もっと早い春先なのか、になると思います」と、GP優勝者vs堀口のRIZIN世界バンタム級タイトルマッチがいつ実現するかは今回のBellatorでの試合結果いかんだと答えた。
また、「これは僕が発表するとおかしくなってしまうが、聞くところによるとBellatorの中でバンタム級のワールドGPも想定している。僕とスコットの話の中で言うと、バンタム級GPをやる中で堀口恭司を凱旋させてBellatorの日本大会をやるということも2022年の中の大きなテーマなんですね。だからどういう形で今回のジャパンGPの優勝者を、ひょっとしたらBellatorにそのまま堀口に続いて送り出すこともあるだろうし」と、Bellatorが2022年にバンタム級ワールドGPを開催することになれば、JAPAN GPの優勝者がそこに参加し、日本大会で対戦することもありえると話した。
2021年に開催されたBellatorフェザー級ワールドGPの優勝賞金は1千万ドル(約1億1000万円)。もしバンタム級でもワールドGPが開催されることになれば、同様の優勝賞金額になることが予想される。果たして「日本代表」として参加するのは、誰になるか。