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【Krush】近藤魁成が約10カ月ぶりの復帰でスーパー・ライト級に転向「65kgは自分に任せて欲しい」

2021/11/29 23:11
 2022年1月28日(金)東京・後楽園ホール『Krush.133』の対戦カード発表記者会見が、11月29日(月)都内にて行われた。  -66.5kg契約3分3R延長1Rで、近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K)がアラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ)と対戦する。  近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。11月のK-1ではKrushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーの牙城に挑んだが、2R2分40秒、KO負け。2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。今年3月にマキ・ドゥワンソンポンに判定勝ちして以来の試合となる。戦績は6勝(4KO)3敗1分。  ソアレスはK-1にも多くの選手を送り込んでいるダニロ・ザノリニ率いるブラジリアンタイに所属し、強靭な肉体とタフネス、パワフルなフックを武器とする攻撃的なファイトスタイルで戦績は13勝(4KO)4敗。これまでFIGHT DRAGON -67kg王座、GOLD RUSH同級王座を獲得している。今年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」でK-1に初参戦し、1回戦で安保瑠輝也に1R31秒でKO負け。  中村拓己K-1プロデューサーは「近藤選手は拳の怪我があって、(9月の)トーナメントもオファーしたかったが整わず、試合の期間が空く形となりました。今回の契約体重は66.5kg。ウェルター級より1kg軽い。近藤選手は2022年は65kgのスーパー・ライト級で試合をしていきたいとの意向があり、それに向けた試合となります」と説明。  会見に出席した近藤は「また出ることが出来て嬉しいです。今回こそファンが喜ぶ激しい試合をしたいです。今年は1試合しか出来なくて一番自分が悔しい想いをしていたので、一発で勝って65kgは自分に任せて欲しいと思います」と意気込み。  ソアレスの印象を聞くと「安保選手に秒殺負けしたって印象です。身体はちょっと大きいので、もしかしたら力が強いのかとも思いますが、自分は75kgから下げるので僕の方が有利かなと思います」とし、安保よりも「早くKO出来ればいいですが、焦らずKOしたいと思います」と答えた。  この期間で「マキ・ドゥワンソンポン戦の時にジャブを使って勝てたんですが、今回は右もしっかり出せるのでパンチを強化してきました」と言い、「全体的に強くなるためにPURGE TOKYOへ練習に行かせていただいて、特にここというのはないですが全体的に強くなっています」と多くの強豪選手を擁するPURGE TOKYOへの出稽古を重ねているという。 「自分は67.5kgのトーナメント決勝で負けたんですが、自分に負けたので来年の目標は65kgのKrush王座を狙っていきたい」との目標を掲げるが、「今は体重のベストが65kgですが、のちのち67.5kgに戻します」とウェルター級に戻ることも視野に入れている。  試合の期間が空いた理由の拳の怪我については「マキ・ドゥワンソンポン戦の時はあまり打てていなくて試合に出て、試合中に何発か打ったんですがそれでまた悪化してしまいました。打てるようになったのはここ最近ですね」と、最近ようやく使えるようになった。  階級を下げることにした決め手は「体重のベストを考えると65kgが一番自分の力を出せると思った」こと。  現Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵の印象は「むちゃくちゃ強いけれど、1回戦ってみたい。ワクワクします。今回の試合で自分が納得いく勝ち方が出来れば、自分の口から言わせてもらいたいなと思います」と、ソアレス戦で納得いく勝ち方が出来ればすぐにでも挑戦したいとした。  また、かつてKrushウェルター級タイトルマッチで対戦した木村“フィリップ”ミノルが、12月4日の試合でK-1最後の試合を行うことについてどう思うかを聞くと、「PURGE TOKYOで練習をさせてもらっていて、ファイターとしてやり返したい気持ちはありますが、今はそこまで敵って感じでは見れてないですね」と答えた。  最後に近藤は「今年1試合しか出来ていないので、2022年はもっとたくさん試合をしてもっとアピールしていきたいと思います。階級を下げて今回は66.5kgでやりますが、65kgは自分が盛り上げるつもりで下げてきたので楽しみにしておいてください」と、新天地のスーパー・ライト級での活躍を誓った。
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