ブルックスは僕のようなファイターと戦ったことがない
対するアディワンは、2021年9月の「ONE: REVOLUTION」で、3連勝中だったハシガトゥ(中国)に判定勝ちした。この勝利で、箕輪戦の敗戦から2連勝。再びトップ5入りした。
「ブルックスは自分がアメリカでナンバーワンのストロー級ファイターだと思っているって? 彼はそれをアジアでも証明しないといけない。僕の方が優れたファイターだと信じているよ。世界最高のファイターの一人だという自負がある。僕の考え方、チーム全員、僕がここにいるのには理由があり、そしてチャンピオンになるのが運命だと思っている」
アディワンは、ハシガトゥ戦の準備をしている間にも、ブルックスのことをしっかり考えていたという。
「ハシガトゥは、ブルックスとちょっと似ているところがあるから、助かった。(ハシガトゥの)ゲームプランは、テイクダウンしてコントロールして、チャンスがあればグラウンド&パウンドをして、ポイントで勝つというものだった。でも、彼のやり方を止められたから、いいウォーミングアップになったよ」
ブルックスについても、「恐らく彼は少し打撃をやって距離を縮め、テイクダウンをしてくるだろうね。ジャレッドが打撃戦に持ち込むというミスを犯せば、彼にとって短い試合になるだろう。逆にレスリングやグラウンドで僕をコントロールしようとするなら、やってやるよ。僕のレスリング、グラウンドゲームを見せつけるさ。
たかが、されど2cm、この身長差を使おうと思っている。うまく使えば、彼がすんなり距離を縮めることはできないだろう。彼は僕のようなファイターと戦ったことがない。みんな、チームラカイはグラウンドゲームが出来ないっていうけど、そういう人たちはチームラカイの次世代ファイターの試合を見て学ばないといけないね。僕の前回の試合のハシガトゥ戦で言えば、相手はテイクダウンをしようとしてきたけど、テイクダウンディフェンスを見せつけた。だから、ブルックスが僕とどうレスリングするのか見ものさ」と研究済みだという。
アディワンにとって、コロナによる延期は、アドバンテージになったという。
「世界最高のアスリートを相手に自分のスキルを試したいと思っている。そして、ジャレッドはこの階級では自分が一番だと思っているようだ。だから、彼を相手に自分のスキルを試したい。ジャレッドと戦うことが、ただただ嬉しいよ。数カ月前にキャンセルされたけれども、ついに実現するんだ。試合が延期になって準備期間が増えたから、彼はもう言い訳できないと思う。試合に向けて準備できているから楽しみだ。彼も同じようにこの試合を楽しみに思ってほしい。もう何も言わない。さあ、やろう。戦おうぜ!」
ONE: NEXTGEN 3
2021年11月26日(金)午後9時30分から配信
※10月29日シンガポール・インドアスタジアムにて事前収録
▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R
リト・アディワン(フィリピン)13勝3敗
ジャレッド・ブルックス(米国)16勝2敗
▼ムエタイ バンタム級 3分3R
アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)
ポンシリ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)
▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R
アレックス・シウバ(ブラジル)10勝6敗
レネ・カタラン(フィリピン)6勝4敗
▼キックボクシング フライ級 3分3R
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)
▼ONEライト級(※77.1kg)5分3R
ピーター・バウシュト(オランダ)17勝5敗
ルスラン・エミベック・ウフール(キルギス)12勝2敗
▼キックボクシング バンタム級 3分3R
フィリップ・ロボ(ブラジル)
ロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ)