(C)RIZIN FF/ONE Championship
2021年11月26日(金)に配信される「ONE Championship: NextGen 3」(シンガポール・インドアスタジアムで10月29日に事前収録された大会)に、日本のPANCRASE、RIZINで活躍し、UFCでもフライ級(56.7kg)で2勝2敗の戦績をマークしているジャレッド・ブルックス(米国)が参戦。ONEストロー級(※水抜き禁止の56.7kg)5位のリト・アディワン(フィリピン)とメインイベントで対戦する。試合に向け、両者がコメントした。
ブルックスはMMA16勝2敗。黒星は前UFC世界王者のデイブソン・フィゲイレードと元UFCで元TitanFCフライ&バンタム級王者のジョゼ・トーレスという強豪相手のみにしか敗れていない強豪だ。2019年12月の前戦「Bellaotor JAPAN」では越智晴雄に判定勝ちし、今回は約1年10カ月ぶりの試合となる。
“モンキーゴッド”のニックネームを持つブルックスは、トラッシュトーカーとしても有名で「みんな舞台に上がって、喋って、喋って、そして喋った通りのことを実現するファイターを見たがるもんだ。その通りにやってやるさ」と豪語する。
アディワンとは当初、2021年4月の「ONE on TNT 2」で対戦が予定されていたが、アディワンが新型コロナウイルスに感染したため、試合が延期されていた。以降、ブルックスはSNSを通して、アディワンを挑発している。
「僕が喋ったのは、フェイスブックのコメントだけ。ちょっとしたジャブみたいなもんだ。『もし勝ったらマレット(後ろの襟足が長い髪型)を切り落としてやる』ってジョークで言った。彼は彼自身のことを『檻に入ったライオン』で『朝飯がわりに(ブルックスを)たいらげてやる』って言ってて、僕のことは『気を引こうとしている単なるサル』だと言う。でも、なぜだか彼だって自分の気を引こうとしているようだろ? そういうのは、試合前の緊張の証だ。もしかしたら、自信の無さをカバーしようとしているんじゃないか。何の問題もない。その少ない自信すら奪ってやるさ」
このコメントに対し、アディワンは「ブルックスに“謙虚さ”というものを教えてやる」と怒りを示してきた。
「だってイラッとしたんだ。僕のインスタグラムに彼がコメントしているのを見た。勝ったらマレットを切ってやるって。だから、まずは決着をつけようと思ったんだ。そうすれば、髪については後回しにできるだろうから。彼は僕のマレット以外にも心配すべきことがあるからね。それに彼が言う『緊張』って言葉じゃなくって、『楽しみ』って言葉を使おう。本当にこの試合を楽しみにしているんだ。彼が自分を『世界最高の選手だ』と言うのなら、僕は最高の相手と腕試しをしたい。だから、この試合をとても楽しみにしているんだ」