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インタビュー

【RIZIN】KIDとの思い出の地で山本美憂「安心して観てもらえるように勝ちます」。アグォンも合流=11月20日(土)沖縄でRENAと対戦

2021/11/18 20:11
【RIZIN】KIDとの思い出の地で山本美憂「安心して観てもらえるように勝ちます」。アグォンも合流=11月20日(土)沖縄でRENAと対戦

(C)RIZIN FF

 2021年11月20日(土)の『Yogibo presents RIZIN.32』沖縄アリーナ大会で、RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)と5年2カ月ぶりの再戦に臨む、山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)が18日、同地にて囲み取材に応じた。

 弟の山本“KID”徳郁をプリントしたTシャツを纏いインタビューに臨んだ山本は、「前回デビュー戦のRENA選手との試合のときに(KIDが)セコンドについてくれて、でも今回はつけられないので今日はちょっと連れてきました」と胸に手を当て、「もうやることをやってきたんで、後は楽しむだけです」と笑顔を見せた。

 沖縄には縁がある。MMAデビュー戦での敗戦後、KIDと親交のあったボクシング元世界王者の平仲信明氏のジムで打撃を強化。家族で住み込みで練習に打ち込んだ。その後、KIDが糸満市に開設した「KRAZY BEE琉球」で息子のアーセンとともにMMAを習得。まだ勝ち星に恵まれないときもひたむきにMMAに取り組んだ思い出の場所だ。

「RENA選手との試合が終わってすぐに沖縄に飛んで、2年近くいてお世話になりました。平仲ボクシングジムの2階に選手が寝泊まりできる部屋があって、そこに私たち家族も住んでいました。いまもそのときのトレーナーとは連絡を取り合っています。今回、空港から直に入り、まだ沖縄の仲間とは会えていないですけど、たくさんメッセージをいただけてすごく癒されました」と、“ホーム”の空気に充実の表情を見せる。

 RENAとの再戦は、「もともとシュートボクシングの立ち技選手で、私はレスリングの選手ということで初戦は注目されたんですけど、この5年間でそのときに無かったものをいまは持っているので、お互い“MMAの選手”として、立ち技だけでなく寝技だけでもなく、ほんとうに両方の激しいいい試合が出来ると思います」と、互いに進化した試合になるという。

 平仲ジムでも強化した課題の打撃は、「もうMMAの選手としては戦える位置にはあると思います」と自信。シュートボクサーとしてテイクダウンディフェンスと立ち上がりに長けたRENAについて、「(抑え込む自信が)あります。そういう練習はしてきました」と、自身のペースで試合を運ぶつもりだ。

 朗報は、コーチでありパートナーでもあるカイル・アグォンがグアムからの来日が間に合い、セコンドにつくことだ。

「心強いです。私のコーチとして100%の信頼を抱いているので、試合中もアーセンとカイルの声は……カイルの声、すごく静かなんですよ(笑)。だけど、聞こえます、必ず。なぜか全部聴こえるので(リング上で迷うことは?)無いです」と、強力な援軍の合流に目を輝かせた。

 まだ隔離中の子供たちから「『勝つと信じている』とメッセージを受け取り、「安心して観てもらえるように勝ちます」と勝利を誓う。

 長くフレッシュな競技者でいる秘訣を「継続すること。練習を続けていると体力は落ちないし、そこはレスラーのままですね。とにかく1年中、練習している」という山本は、KIDとの思い出の地で、5年越しのリヴェンジを果たすことが出来るか。

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