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インタビュー

【RIZIN】大原樹理、ラウェイ王者・渡慶次戦へ「タフネスが売りだろうけど、しっかり意識を断ち切る」=11月20日(土)沖縄

2021/11/13 11:11
【RIZIN】大原樹理、ラウェイ王者・渡慶次戦へ「タフネスが売りだろうけど、しっかり意識を断ち切る」=11月20日(土)沖縄

矢地祐介に勝利して以来、1年3カ月ぶりのRIZINでの試合に臨む大原樹里(左)。5連勝中だ。右は同門の先輩・昇侍(C)RIZIN FF

 2021年11月20日(土)沖縄アリーナにて開催される『RIZIN.32』72.0kg戦で、ミャンマーラウェイ王者・渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)と対戦する、DEEPライト級暫定王者・大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)が12日、所属ジムにて公開練習を行った。

 大原は、約12年のキャリアで52戦している鉄人ファイター。30勝の内、17のKO・TKO勝ちと長いリーチを生かした得意の打撃で数々のファイターをマットに沈めてきた。

 2020年9月にRIZINに初参戦し、矢地祐介に判定勝ち。2021年2月の「DEEP 100 IMPACT」では、北岡悟に1R KO勝ち。7月には大木良太にテクニカル判定勝ちで、DEEPライト級暫定王者に就いている。2021年9月の前戦では、ZST王者の小金翔にスプリツト判定勝ち。実力者を相手に競り勝つ粘り強さも見せている。

 間近に迫った11月20日のRIZIN沖縄大会での渡慶次戦に向け、ジムの先輩・昇侍との合同練習を公開した大原は、「相手はタフネスが売りなんでしょうけど、試合と練習は違うので、しっかり意識を断ち切ろうと思っています。矢地戦のようにお互い流血した試合になるんじゃないかなと。しっかり“総合”の厳しさを教えてやろうと思ってます」と、“鉄人”らしく語っている。

 練習後、昇侍は大原の強みを「やっぱり不屈の精神で、もうリングに上がり続けるキャリアも僕よりも越えてますから。そうやって勝っても負けても辛かろうが嬉しかろうが、とにかく試合をするっていうところは、もう彼の、それで強くなってきたっていうのがやっぱり一番すごいことなんじゃないかなと思います。もちろん試合もアグレッシブで激しい試合が多いですけれど、本当に結果に関わらずとも、前に進み続けてきた彼の生き様が何よりも凄いなと、自分でもできないんじゃないかなっていうぐらいの厳しい道のりを越えてきて、このRIZINという場にたどり着いているので、そこは後輩ながら、年下ながらもすごくリスペクトしている部分です」と、激闘の中で、自身のスタイルを確立させ、勝ち星も掴んできたと評している。

 公開練習後の一問一答全文は以下の通りだ。

結局のところ打撃のやり合いになると思う

──現在のコンディションは?

「特に減量もないのでいつも通りといえばいつも通りですね。特に何か疲れがあるわけでもないので、まぁいい具合いのコンディションになってます」

──今回対戦する渡慶次選手の印象は?

「やっぱりラウェイの選手ということで結構、打撃慣れしているというか、一発があるなって感じる選手ですね。すごいインファイトを得意としてるんだろうなっていう印象ではあります」

──警戒する点もインファイトであったり、強い一発になりますか。

「そうですね、結局のところ打撃のやり合いになると思うので、こちらも退かずにバチバチやり合おうかなと思ってます」

──寝技の展開に行かない?

「まあ流れで行くことがあったとしても、(自分から)進んでいくことはないと思ってます。基本的にはスタンドでずっとやりあうんじゃないかなと予想しています」

──渡慶次選手のラウェイ、またはMMAの試合を見たことはありますか。

「総合は見てないですけど、ラウェイは何試合か見てて、本当に狂った試合すんなっていう印象ですね」

──渡慶次選手が先に公開練習で、顔にパンチを受ける特訓を見せました。ああいうタフネスな部分をどう感じましたか。

「見てました。タフネスが売りなんでしょうけど、試合と練習は違うので、しっかり意識を断ち切ろうと思っています。KOを狙います!」

──渡慶次選手は「狂った試合をする」と宣言しています。どんな展開になると思っていますか。

「展開的にはさっきも言ったように打撃のやり合いで、また『RIZIN.24』(矢地祐介戦)のときみたいにお互い流血した試合になるんじゃないかなと思っています。ただ、みんなそれを見たいと思うので、頑張ります」

──対戦相手の渡慶次選手は「MMAの練習はしていない」と言っていました。ずっとMMAをやってきた身としては、ちょっとカチンとくるところもありませんか。

「お互いやりたいことが違うんでしょうから、特に思わないですけど、しっかり総合の厳しさを教えてやろうと思ってます」

──この階級の中で、大原選手がこの試合を超えて、その次をどう見据えているのでしょうか。

「とりあえずやれって言われた人とやるので、特に誰っていうのは思ってないですね。今のところは沖縄の戦いに集中しちゃってるので、まあ正直何も考えてないので、勝ってその後のことは考えたいと思います」

──ファンにメッセージを。

「1年ぶりのRIZIN出場ですが、前回と同じようにみんなが面白いって思ってもらえるような熱い試合をしますので、応援よろしくお願いします!」

──沖縄で勝利後のプランは?

「終わったら沖縄で、とりあえずマグロ釣りに行きたいですね(笑)」

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