2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、スーパーファイトのライト級3分3R延長1Rでゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と対戦する西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO)が、9日(火)神奈川の所属ジムで公開練習を行った。
西京は右ストレート、右ミドル、ヒザ蹴りを中心に躍動感あるミット打ちを披露。「疲労は溜まってきているんですが、その中でもいい練習は出来ています。順調ですね」と仕上がりは順調だとする。
スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げると今年3月のK-1で篠原悠人から判定2-1で勝利をもぎ取り、7月には竜樹を破って連勝。「前回の試合は正直、倒せた試合だったかな。反省点が残る試合だったと感じています。課題が残る試合でしたが、連勝して勝つ感覚が戻って来たのが自分の中で大きい」と振り返る。
「全然試合中の動きが違うし、減量も比較的ラクになりました。今はライト級が合っているなって思います」と、ライト級での手応えを感じているようだ。
「練習は前回の試合が終わって怪我もなかったので、すぐに復帰して練習して。ゴンナパーとやると聞いたのが9月半ばで、そこから練習の内容を上げました。その分、疲労も溜まっている感じですね」と、試合間隔は5カ月空いたがみっちりと練習を積んできた。
ゴンナパーとの対戦が決まった時は「やるとしたら次はゴンナパーかなっていうのが自分の中であったので、多少驚きはあったんですが、そう来たかって感じもありました。対戦相手として意識したのは、やるかもと言われてからですね。それまでは、まだ1~2戦挟むかな、普通にまだやらないだろうなと思っていました」と予感はしていたが、思っていたよりも早かったようだ。
ゴンナパーの前回の朝久戦を見て、「お互いスタミナがあって、気持ちもあって見応えのある試合でしたね。その時は僕の試合内容と比べても、まだ(タイトルマッチへ行くのは)かかるかなって思っていました。でも、試合が終わって練習再開して今回の試合が決まって、ちょっとずつ自信も増えている感じです」と、当初の感覚とは変わってきているという。
「普通にパワーがめっちゃあるなって第一印象です。タフだし、穴があまり見つからない印象もあります」と評し、「(兄の)春馬もサウスポーだし、話もしています。作戦はあまり立ててないと言ったらあれですが、いい感じに立てられているとは思います」とサウスポー対策もばっちりで、「苦手意識は全くないです。オーソドックスと同じくらいですね。サウスポーの春馬と普段からやっているので、苦手ではないのでそこに問題はありません」と答えた。
「練習するたびに、ちょっとずつ行けそうだな、これが入りそうだなっていうのがあります」と確信が増え、「KOは狙いには行かないですけれど、今回は勝つのが一番大事なので。俺のパンチが当たれば効くと思うので、気負いぜず練習通りに行けば自然と倒せるのかなと思う」と流れでKOもあるとする。
ゴンナパーの重いミドルキックに関しては「蹴られてペースを取られないようにしようというのが自分の中にあります」とし、「パンチに関しては僕の方が上手いと思っているので、蹴りをどうするかですね」とパンチでは自分の方が上だとした。
前回朝久にタイトルを奪われたとはいえ、元王者。怖さはないのかと聞くと「ちょっとありますね(笑)。蹴りがどれだけ上手いのか、カットしないと怪我をするのかなとか、怖さはあります」と正直に答える。しかし、「試合になってしまえば関係ないので、蹴りもカットするし、という感じです」と、試合までにその怖さも克服すると話した。
そして「やるからにはベルトを目指しているので、これに勝てばタイトルも見えてくる。来年一発目がタイトルマッチでもいいと思っているのでしっかり勝ちたいです」と、ゴンナパーに勝利して2022年初戦はタイトルマッチで迎えたいと意気込んだ。