K-1K-1
K-1
ニュース

【Krush】菅原美優の王座に挑むMIO「女子の試合ではないような試合を見せられたらと思っています」

2021/11/09 17:11
【Krush】菅原美優の王座に挑むMIO「女子の試合ではないような試合を見せられたらと思っています」

得意の右ストレートにさらに磨きをかけているMIO

 2021年11月20日(土)東京・後楽園ホール『Krush.131』にて、Krush女子アトム級王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)に挑戦するMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、9日(火)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。


 パンチのみのミット打ちを行ったMIOは、得意の右ストレートでジム内に快音を響かせ、左ボディまでつなげるコンビネーションも披露。「いい感じに仕上がってきています」と笑顔を輝かせた。

 5月のK-1でのノンタイトル戦で菅原に判定勝ちし、当初は8月にタイトルマッチでダイレクトリマッチが組まれていたが、菅原の欠場で今回に延期となった。そのことについてMIOは「追い込みが伸びたくらいで。プラスしかなかったかなと思っています」という。


「前回の8月もしっかり対策していましたが、延びたことによってさらに濃く対策が出来ています。8月じゃなくて逆に良かった。あのままやっていたら獲れなかったかもしれないし。この期間でもっと見えるものがありましたね」と、タイトル奪取にさらに自信がついたと言い、菅原の得意技である前蹴り対策も「バッチリだと思います」とした。

「別の試合のことは考えず菅原選手のことだけを考えていました」と、間に試合を挟もうとも考えなかった。「1回戦わせてもらってKrushの王者としての強さも身に染みて分かっているので。本人が『そんなに前に出られなかった』と言っていましたが、そういう印象がありますね。見てくる子だなと。あとは可愛らしい子って印象(笑)。それだけです」と、強さは認めながらも印象はそんなにないとする。


 MIOとしては1度勝っているので、勝って当たり前との見方もされていることについては「そうなんですけれど、挑戦者として挑む形なので、あえてそこはプレッシャーにせず気楽に楽しもうかなと思っています」と前回の勝ちのことはあまり考えないようにしているようだ。

 菅原に対して厳しい目で見ているのは相変わらずで、菅原が9月に出した写真集について聞かれると「仕事としていいと思うけれど…試合に負けておいて沖縄に行って水着になって…私からすれば理解できないと思います。しかも発売が試合が伸びた時期で、私からしたら『はあ?』って感じです。私なら断ってでも試合に集中しますね」と手厳しい。


 フィジカルトレーニングにも力を入れ、「今回の試合のためというわけではなく、身体の一番基礎の部分、アトム級でも軸がしっかりしていた方がいいし、伸ばせるところは伸ばしていこうと思っています。ウエイトを何kg持ち上げているかは把握してないですけれど(笑)。スパーリングをやるようにしているんですが、そこでパワーが上がったことを拳で感じています。パワーは付いたと思いますね」と、その効果も実感している。

 女子格闘技が盛り上がってきている現状は「私も感じています」と言い、「Krushのメインで試合をさせてもらえるのは凄いことなので、女子の試合ではないような試合を見せられたらと思っています」と、男子顔負けの試合をしたいと意気込む。


 かつてはシュートボクシング日本女子ミニマム級王者としてベルトを巻いていたMIOだが、ベルトがなくなってから久しい。「腰が寂しいですね(笑)。やっと挑めるんだな、と。ベルトがあるのとないのでは違うので、しっかりここで確実に獲りたいと思っています」とベルトへの想いは強い。

「力の差を見せて王者になって、そこからアトム級でK-1のベルトを作ってもらったり、声を上げていこうと思います。簡単に挑戦が出来ないような、ちょっと抜けている存在でいたいと思いますね」と、王者になって発言権を得て、飛び抜けた存在になりたいとする。


「KANA選手がK-1の女子を引っ張っていってくれている存在なので、アトム級も実力者がベルトを巻いてドン! と構えたい。そこには私がいないといけないなと思っています」

 ちなみに、菅原に勝ったら今度は自分が写真集を出す番だという考えはあるかと聞かれると、「需要がなさすぎるのでやめておきます(笑)。そこは菅原選手に専念してもらいます」と、その気はないと答えた。

 最後には「初めてのKrushになりますが、たくさんの人に覚えてもらって見応えのある試合をして、ベルトを獲ってアピールします」と改めてタイトル奪取を誓った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント