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【K-1】若武者・西京佑馬との対戦を迎えるゴンナパー「リングの上では年齢や経験は全く関係ない」と油断なし

2021/11/06 21:11
 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、スーパーファイトのライト級3分3R延長1Rで西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO)と対戦するゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が都内所属ジムで公開練習を行った。  2分1R、キック、パンチ、そしてヒザ蹴りを気合いのこもった咆哮を上げながら、トレーナーの持つミットに打ち込んだゴンナパー。試合までは約1カ月となったが順調に調整を進めているようだ。前回の試合は7月K-1福岡大会で朝久泰央とのK-1ライト級タイトルマッチを行なったが敗北。王座から陥落してしまった。しかし、「前回の試合はもう過ぎてしまったことだから、次にいい試合をすることを考えるだけ。前回の負けをいろいろ考え過ぎても何も生まれてこないので、特に今は何も考えていない」と、既に気持ちは切り替えている様子。  タイトルマッチ後は1週間ほど休養にあてて、その後すぐに練習を再開したという。朝久との試合も映像等で振り返り、そこで見つかった弱点の修正と、より強い体を求めたトレーニングに日々を費やしているそうだ。今回の西京戦が決まってからは「よく研究して、勝てる練習内容に変えている」と、対策を練りながら試合に備えている。  その西京については“普通”と印象を語ったゴンナパー。しかし、決して西京をナメているわけではなく、「普通という意味は特に警戒するところがないという意味ではない。もちろん自分としても注意しなければいけないし、空手のような蹴りやストレートのパンチも強いと思うし、ローキックも注意しなければいけない選手だと思う」と警戒は怠らない。 「いつも通り映像を見て研究して、西京はパンチのコンビネーションが優れているので、今後も映像を見て対策していきたい」と今以上に研究を重ねて、試合までに西京を丸裸にする腹積もりだ。  21歳の西京も含め、ゴンナパーが敗れた朝久も23歳とライト級戦線では若い世代の選手が台頭してきている。ゴンナパーも西京を「新しい世代の伸びている選手の一人」と認識している。そういった若い世代がゴンナパーのようなベテランに挑んでくることが多くなったが、「特にその点に関しては何も感じない。自分は格闘技の選手だから、与えられた試合は精一杯やっていくのが仕事。リングの上では年齢や経験は全く関係ない。自分の力を出し切ることが一番重要だ」と意に介していない。  ムエタイで格闘家としての長いキャリアを積んできたゴンナパーだが、自分自身がK-1ルールにおける成長も実感できている。「ムエタイの中で長い間経験を積んできたことによって、K-1ルールにも適応する力があると思うし、試合を何回も重ねるにしたがって、自分の中でK-1ルールの中で戦うということに関しても知識や経験を積んできていることは感じる」とゴンナパー。「K-1ルールを始めたばかりの頃はどうしてもムエタイの動きも出ていたし、その中で警告を受けることも多かった。でも最近はそういうことも全くなくなった」と、若い世代に負けることなく、ムエタイ大魔神はまだまだ進化の途上にあるようだ。  今回は5カ月ぶりの再起戦となるが、その先の目標もある。ベルトを奪われた朝久へのリベンジに「同じ相手との2回目の対戦では負けたことがない」と自信を見せるゴンナパー。さらに「今はライト級(62.5kg)で試合をしているが、いずれはスーパー・ライト級(65kg)にも挑戦したい。何年か先になるとは思いますが、階級を上げてということも考えている」と、スーパー・ライト級への階級転向も頭に描いているとした。
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