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【KNOCK OUT】怒涛の11連勝・安本晴翔がWBC日本王者となって凱旋、花岡竜vs老沼隆斗の好カードも決定

2021/11/01 21:11
【KNOCK OUT】怒涛の11連勝・安本晴翔がWBC日本王者となって凱旋、花岡竜vs老沼隆斗の好カードも決定

連勝記録をどこまで伸ばすか注目される安本が、今回は関西からの刺客・角田を迎え撃つ

 2021年11月28日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.6』の追加対戦カードが発表された。スーパーファイト2カード、ワンマッチ2カードの計4カードが決定。

 スーパーファイトにはKNOCK OUT-REDフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)が登場。元KAISERスーパーフェザー級王者・角田泰盛(CRAZY WOLF) とKNOCK OUT-BLACK -58.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する。


 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りKNOCK OUT-REDフェザー級王座を戴冠。そこからの快進撃でKNOCK OUTをホームに活躍し、KNOCK OUT年間表彰式では2020年MVPを獲得。今年9月にはNJKFのリングに乗り込み、松本龍斗にTKO勝ちでWBCムエタイ日本統一フェザー級王座も獲得。怒涛の11連勝、5連続KO勝ちをマークした。戦績は21勝(12KO)1敗2分。


 角田は兵庫県神戸市出身、安本と同じ21歳で戦績は9勝(6KO)9敗1分。空手をバックボーンに持ち、新日本キックでは2017年11月に櫓木淳平に判定勝ち、2020年2月には甲斐康介にロー&左右フックで判定勝ちしている。また、2019年6月には中国のMMA大会『WARS.35』でMMAルールにも挑戦した

 2人とも士道館空手という同じルーツを持つ者同士の対決となった。


 スーパーファイトのKNOCK OUT-RED -51.0kg契約3分3R延長1Rでは、KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者・花岡竜(橋本道場) と元REBELS-REDスーパーフライ級王者・老沼隆斗(STRUGGLE) という好カードが決定。


 花岡はアマチュアで28冠王を達成し、122勝20敗15分という驚異的な戦績を引っ提げて2019年春に中学卒業後すぐにプロデビュー。2020年8月の『INNOVATION』でフライ級王座認定戦を行い、勝利して無敗のまま王座に就いた。今年2月の『NO KICK NO LIFE』で吉成士門に惜敗してプロ初黒星を喫したが、5月のKNOCK OUTでは四冠王の松崎公則に2RでTKO勝ち、7月の同大会では那須川天心や鈴木真彦らと対戦したウィサンレックからも勝利を収め、9月のトーナメントで空龍と濱田巧を破り初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座に就いた。“平成最後の怪物”と呼ばれている。戦績は10勝(3KO)1敗1分。


 老沼は空手仕込みの多彩な蹴り技で2018年6月に総当たりリーグ戦で優勝してREBELS-REDスーパーフライ級王座に就き、REBELS軽量級のエースとして君臨。2度の王座防衛に成功している。9月の『KNOCK OUT』ではNJKFバンタム級2位・清志を上段後ろ回し蹴りでKO、12月のREBELSでは延長戦の末に心直から勝利をもぎ取った。REBELS王座は今年2月の3度目の防衛戦で白幡裕星に奪われたが、6月にはNKBに乗り込んで同団体バンタム級4位の海老原竜二に判定2-0で勝利。10月の『RIZIN』に出場を果たすも、奥脇竜哉に判定2-0で惜敗している。戦績は17勝(6KO)5敗1分。

 BLACKルール(ヒジ打ち無し)の王者である花岡だがヒジ打ちも得意としており、REDルール(ヒジ打ちあり)の同級王者は同門の白幡裕星のため、老沼は現在考えられるREDでの最強の敵。老沼は白幡に敗れて王座を失っており、同じ橋本道場の花岡に一矢報いたいところだろう。


 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R延長1Rでは、炎出丸(クロスポイント吉祥寺) が鈴木貫太(ONE’S GOAL)と対戦。

 炎出丸は2005年4月デビュー、39歳のベテラン選手。首相撲からのヒザ蹴りを得意とし、2013年3月にはJ-NETWORKスーパーバンタム級王座に就いている。今年1月に横野洋にTKO負けするも、5月大会では加藤和也に苦戦を強いられるも得意の首相撲で勝利をもぎ取った。戦績は33勝(5KO)28敗8分。

 鈴木は昨年12月に壱・センチャイジムに判定負け、今年2月の大川一貴戦では判定勝ちを収めたが、6月には森岡悠樹にTKO負けを喫している。戦績は5勝4敗1分。


 KNOCK OUT-REDスーパーライト級3分3R延長1Rでは、小磯哲史(TESSAI GYM)と庄司啓馬(TEAM TEPPEN)が対戦。

 小磯は自身が代表を務めるテッサイジムを率いながら現役で戦う会長ファイター。1999年プロデビューのベテランで48歳。2017年1月に蹴拳ムエタイ・スーパーフェザー級王座、2019年10月にはJ-NETWORKライト級王座を獲得。2018年8月には『REBELS』で才賀紀左衛門とも対戦している。2020年12月のイノベーションで橋本悟にKO負けも、1Rから前へ出て左右フックの乱れ打ちを仕掛けるなど、激しい試合で場内を沸かせた。今年4月には『新日本キック』で勝次と対戦するもTKOに敗れている。戦績は16勝(6KO)28敗5分。

 庄司はDEEP☆KICKなどに参戦しており、6月の『Stand up』では小野幹晃に判定負けで戦績を4勝(1KO)5敗とした。

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