7月21日(日)、東京・新木場スタジオコーストで開催される「PANCRASE 307」で、ストロー級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチが決定。王者・砂辺光久(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)に、北方大地(パンクラス大阪 稲垣組/1位)が挑戦する。
▼ストロー級 キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分5R
砂辺光久(王者/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/29勝8敗4分 )
北方大地(パンクラス大阪 稲垣組/1位/19勝7敗1分2NC)
2015年11月にストロー級キング・オブ・パンクラス決定戦で阿部博之を判定で破り、初代ストロー級王者となった砂辺光久は3度目の防衛戦。
一度目は、2016年12月に北方大地を相手に初防衛戦に臨み、2R、リアネイキドチョークで砂辺が一本勝ち。2度目は2018年4月に室伏シンヤのギロチンを砂辺が喉輪を極めたままスラムしパウンド勝利。そして、今回、再び北方を挑戦者に迎え、防衛戦に臨む。
39歳の砂辺はパンクラスでは8年にわたり無敗記録を更新中。しかし、2018年9月のRIZINでDEEPストロー級王者の越智晴雄にKO負けを喫しており、今回が再起戦となる。
対する28歳の北方は、2016年12月の砂辺戦以降、八田亮にギロチンで一本勝ち、ダニエル・パックマンに判定勝ち、井島裕彰にリアネイキドチョークで一本勝ち、そして2019年4月の曹竜也との再戦にしてストロー級王座次期挑戦者決定戦で判定勝利し、今回の砂辺との再戦にこぎつけた。
前回のタイトルマッチでは、北方が1Rに左右のフックで砂辺の左目を大きく腫らせるダメージを負わせたが、2Rに砂辺が右アッパー、左フックでダウンを奪い返すと北方を後方に投げてチョークを極めている。その後、北方は2度の判定勝ちに見られるように厳しい試合を競り勝つ試合巧者ぶりと、曹戦でも見せた下がりながらのフック、得意のギロチンなどフィニッシュに近づく武器に磨きをかけている。
王者・砂辺は室伏戦でも見せた通り、ピンチのなかでも“キング”としてパンクラスマットでの勝負強さを誇る。5分5Rの王座戦。決定機を作るのはどちらか。タフな試合になることは間違いなさそうだ。
バンタム級でハファエル・シウバvs金太郎の王座戦、フライ級で翔兵vs上田将竜の暫定王座戦も決定している「PANCRASE 307」、3大タイトル戦が行われる真夏の7月21日、ストロー級のベルトを巻くのは砂辺か北方か?