第1試合で対戦する『BOM』の奥脇(左)と『KNOCK OUT』の老沼(C)RIZIN FF
2021年10月24日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『Yogibo presents RIZIN.31』の第1試合キックルール(※ヒジ有り)51kg契約3分3Rで対戦する、老沼隆斗(STRUGGLE)と奥脇竜哉(エイワスポーツジム)が22日(金)、リモート共同インタビューに出席した。
奥脇は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目のIBFムエタイ世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目のラジャダムナンスタジアム王者に。
凱旋試合となった12月のWPMF世界ライトフライ級王座決定戦では判定2-0で惜敗したが、2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。今年2月からRISEにも出場している。9月のBOMではTOMOに判定3-0で勝利した。(ムエタイでのリングネームは竜哉・エイワスポーツジム)
対する老沼は空手仕込みの多彩な蹴り技で2018年6月に総当たりリーグ戦で優勝してREBELS-REDスーパーフライ級王座に就き、REBELS軽量級のエースとして君臨。2度の王座防衛に成功している。9月の『KNOCK OUT』ではNJKFバンタム級2位・清志を上段後ろ回し蹴りでKO、12月のREBELSでは延長戦の末に心直から勝利をもぎ取った。REBELS王座は2月の3度目の防衛戦で白幡裕星に奪われたが、6月はNKBに乗り込んで同団体バンタム級4位の海老原竜二に判定2-0で勝利して復活を果たしている。
奥脇竜哉「僕も蹴りが得意なのでそこで負けたくない」
「体重も体調もバッチリなので一番いい状態を見せられると思います」
――RIZIN初参戦に関して周りの反響は?
「応援してくれる方がみんな喜んでくれたので、その期待に応えられるように頑張ります」
――初めて奥脇選手の試合を見るファンにどういう姿を見せたい?
「僕はラジャダムナンスタジアムのチャンピオンなので、ムエタイの強さをしっかり見せられるように頑張ります」
――ヒジありのRIZINキックルール対策は?
「いつもと変わらないルールなので、いつもと同じ練習をしてきました」
――同門の名高選手は二人で勝ちたいと。奥脇選手は第1試合で会場を熱くしてくれると言っていたが、第1試合に選ばれて気合いは入ってる?
「そうですね。大会の1試合目は自分は初めての経験。いい勝ち方をして会場を盛り上げられたらいいなと思います」
――今着ているトレーナーの“取り扱い注意”の文字が目立っているが、自分の戦い方もそう?
「これは好きなブランドのコンセプトなので関係ありません(笑)」
――対戦する老沼選手の印象を。
「REBELSの元チャンピオンで蹴りが強いので、油断しないように頑張ります」
――どういう試合展開を予想?
「老沼選手は蹴りで来ると思うので、僕も蹴りが得意なのでそこで負けたくないです」
――地元横浜での開催について気合いは入ってる?
「地元で大きい大会に出られることは凄く嬉しいです。横浜にこんな選手がいるんだというところを見せたいと思います」
老沼隆斗「僕はムエタイをやるつもりはない」
「やはり大きい舞台に上がれるということで緊張もしてますが、自分の中では楽しみの方が大きいです」
――今回RIZIN初参戦で周りからの反響は?
「友達とか喜んでくれたし、スポンサーも凄いねと言ってくれたので反響は凄くたくさんあります」
――前回RIZINに参戦した同門のぱんちゃん璃奈選手からアドバイスは?
「特にないのですが、『頑張ってね』と言われました」
――RIZINキックルールのヒジありに関しての対策は?
「いつもヒジありルールでやっているので問題なく、いつも通りやろうと思っています」
――今回初めて老沼選手の試合を見るファンに、ご自身のどんなところを見せたい?
「僕は蹴りが得意なので蹴りをみてもらいたいのと、スピード、テクニックも自信があるので、そういうところを注目していただけたらと思います」
「若いのに、凄く強くて戦績もたくさんあって経験もたくさん積んでいて、パーフェクトに強いと思います」
――どんな試合展開になると予想を?
「3分3R、ずっと距離を変えながらお互いにたくさん技を出していくと思います」
――大きな会場で意識することは?
「僕が子供の頃から見ていた昔のK-1とかは大きな会場でやっていて、憧れがあったので凄く気合いが入っています」
――相手はムエタイスタイルでくると思うが。
「僕はムエタイをやるつもりはないので、ムエタイスタイルの選手には自分が今までやってきた空手、キックを出せれば距離も変わって面白い試合になると思います」
――蹴り合いになる? それとも他のもので上回りたい?
「向こうは蹴りも上手ですが、僕は蹴り以外にパンチも凄く練習してきました。何でも出していこうと思いますが、蹴りにこだわって蹴り合いをやっていきたいと思います」
――ムエタイキラーの鈴木秀明会長からは対策もバッチリ?
「会長と一緒に作り上げてきたこのスタイルで対策はバッチリ。あとは自分がやることをやるだけだと思います」