キックボクシング
レポート

【RISE】5Rの死闘を一馬が制す、前に出続けた石月祐作にTKO勝ち。平野凌我がSBからの刺客・手塚翔太をカーフキックでKO

2021/10/22 21:10

▼第6試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
×手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本フェザー級1位)
KO 2R 1分52秒 ※右カーフキック
〇平野凌我(MTS/フェザー級9位)


 手塚は5歳から始めた空手をベースに2018年3月にプロデビューした19歳。タイトル挑戦権の懸かったCAESARS LEAGUE 2019で単独トップとなり、笠原友希とSB日本フェザー級王座決定戦を争ったが激闘の末に惜敗。その後はガオパヤック、井上竜太に判定勝ちして戦績は8勝(2KO)6敗1無効試合。


 平野は英雄伝説アジアトーナメント3位に輝いたことのある岡山の実力者で、戦績は8勝(2KO)4敗1分。7月大会ではYU-YAを失神させ担架に乗せる戦慄の初回KO勝ちを収めている。


 1R、手塚は強い右ロー、左右フックの3連打。平野も右カーフを返す。平野は手塚のジャブに右クロスを合わせる。手塚は平野をよく見て左フック、右ロー。平野が左ボディを叩くと手塚は右ミドルを返す。平野は左ボディを多用して次の攻撃につなぐ。平野は右カーフを的確に蹴りつつ、ラウンド終了間際に右ハイキックでダウンを奪う。


 2R、手塚はサウスポーに構えるが、すぐにオーソドックスに戻す。平野は左右フックから左ボディ、右カーフを蹴って右ストレート。そして右カーフで倒れかかったところへ右ストレートを叩き込んでダウンを奪う。平野はドロップキックで場内を沸かせると、右カーフ、右の足払いと仕掛けていき、最後も右カーフキック。手塚がしゃがむようにダウンし、平野の見事なKO勝ちとなった。


 平野はマイクを持つと「RISEのフェザー級9位なのに格下なのに1位の手塚選手を送り出してくれて僕と対戦させてくれたSBの皆様、ありがとうございました。RISEの強さを見せられたでしょう。7月の大阪で門口君がSB2位の魁斗君に負けて、僕がSB1位に勝ったので次、魁斗君でいいんじゃないですか? フェザー級は俺の階級です。盛り上げて来年が僕がそこ(チャンピオンのタペストリー)に載るので。そして再来年はDEAD or ALIVEです」と、フェザー級の主役は自分だとアピールした。

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