キックボクシング
レポート

【RISE】5Rの死闘を一馬が制す、前に出続けた石月祐作にTKO勝ち。平野凌我がSBからの刺客・手塚翔太をカーフキックでKO

2021/10/22 21:10

▼セミファイナル(第7試合)スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
×SEIDO(LARA TOKYO/同級5位)
判定0-3 ※29-30、28-30×2
〇常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/同級7位、2016・2017 年全日本学生キックボクシング連盟フェザー級王者)


 SEIDOはクラヴマガをバックボーンに持ち、RISEで長く活躍しているほかRIZINにも参戦した。一馬、石月には敗れているが、今年3月には中村寛に不戦勝、5月に森下祐樹に判定勝ち。戦績は15勝(4KO)21敗。


 常陸はテコンドーをバックボーンに持ち、2016・2017年全日本学生キックボクシング連盟フェザー級王者の実績を持つ。2019年7月に清水将海にKO勝ちしたのを皮切りに、今年5月に駿に2回KO勝ちした試合までひとつの引き分けを挟んで3連勝している。戦績は4勝(3KO)2敗1分。


 1R、まずはミドルとローの応酬。SEIDOはいつものように脇を締めて小さく構える。積極的に攻めるのは常陸でジャブ、左右フックと繰り出す。終盤、常陸が左ボディを入れてヒザ蹴りへつなぐ。


 2R、前に出てくるSEIDOに常陸は右ローを集中させていく。SEIDOはその蹴られた足でハイキック、後ろ蹴り、左ミドル。パンチで前に出てくるSEIDOに常陸はジャブ、右ストレート、そして右ロー。打たれても前に出てくるSEIDOに常陸は回り込みながらの右ロー。常陸は左ボディを打つ。右フックの相打ちがあるが、常陸が左ボディを叩く。


 3R、常陸のコンビネーションパンチにSEIDOは右フックを返す。前に出るSEIDOはジャブ、右ロー。常陸はコーナーに詰められながらも右フック、右ストレートをクリーンヒット。終盤、常陸が右のパンチを中心に何度もヒットを奪う。SEIDOの顔は腫れ、流血も。最後は常陸が飛びヒザ蹴りを繰り出して終了。


 判定3-0で常陸が上位ランカーであり、ベテランのSEIDOを超える結果となった。常陸は「倒したかったんですがSEIDO選手タフでまだ修行不足だと思いました。TARGET SHIBUYA今めちゃくちゃ上昇気流で調子いいので、常陸飛雄馬とTARGET SHIBUYAに注目してくれたらと思います。今日の内容では厳しいですけれど、挑戦者は自分しかいないなって試合をしていくので試合を組んでください」と、タイトル挑戦に名乗りをあげた。

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