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【K-1】林健太vs不可思の激闘間違いなしの初対戦決定、しかし林は「落ち着いて戦いたい」

2021/10/20 20:10
 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の第2弾対戦カード発表記者会見が、10月20日(水)都内にて行われた。  スーパーファイトのスーパー・ライト級3分3R延長1Rで、林健太(FLYSKY GYM)と不可思(クロスポイント吉祥寺)が激突。  林はK-1参戦経験のある空手家の父を持ち、2013年にKrushでプロデビュー。強打を武器に2018年12月のK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝すると、2019年3月にK-1 WORLD GPライト級王者・卜部功也に挑戦。下馬評を覆す勝利で第3代K-1ライト級王座に就いた。その後は順調に白星を重ねて6連勝を飾ったが、2020年3月に朝久泰央に不覚を取り、12月にはゴンナパーに敗れライト級王座を失った。5月大会よりスーパー・ライト級に階級を上げ、ヴィトー・トファネリに2度のダウンを奪われながらも3度倒し返して逆転KO勝ち。9月には元同門のKrushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵に判定で敗れた。戦績は19勝(14KO)8敗2分。  不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、10月の『Krush』では喧嘩屋・堀井翼にTKO勝ちして再起。2019年12月には大和哲也にKO勝ちし、2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。9月には平山迅に3度もダウンを奪われる惨敗を喫し、12月は鈴木勇人と倒し倒されの激戦を演じてKO勝ちしたが、今年3月には山崎秀晃に1R1分10秒、KO負けを喫した。7月に田村陽典を初回KOして再起を果たしている。戦績は41勝(18KO)16敗2分。  会見に出席した不可思は「林選手がライト級から上げてきた時に面白くなるなと思った。やりたいし、やれるように行けたらいいなと思っていたので楽しみにしています」と言えば、林も「僕も上げた時にやるだろうと思った。前に同じ場所でご飯を食べていて、合流して初めて会ったんですが、僕が終電で帰らないといけない時に駅が分からないと思っていたら、不可思選手が案内してくれる、と。僕の終電のために一緒に走ってくれたので優しいイメージがあります。でもリングの上では関係ないし、思い切り殴らせてもらう」とエピソードを披露しながら自分も戦う予感があったとした。  互いの印象を聞かれると、不可思が「パンチが強いし伸びるし、バチバチに倒しに行く。あと1回ダウンもらった後も強い印象です」と評すると、林は「僕もまあまあ倒れることが多いけれど、不可思選手もまあまあ倒れることが多い。でも決定的な違いは、僕は倒れても頑張れるけれど、不可思選手は1回倒れると怪しいんじゃないかなってところがあります」とニヤリ。  次に互いの印象深い試合を聞かれると、不可思は「(9月の)佐々木選手との試合、ダウンを取られてからも取り返すっていうのが印象に残っています」、林は「最初にK-1に来た時の佐々木君との倒し合いで、血まみれになっても気合いで行く姿に僕と一緒で気合いで行くタイプなんだって思ったのが印象深いですね」と、奇しくも両者とも佐々木大蔵戦をあげた。  不可思は「めちゃくちゃ調子よくてマジで強くなっている自信があるので、それを試合で見せられれば。それと相手が林選手だからこそ楽しみ。強敵とやらせてくれるからこそ楽しみですね。単純に、行く選手なので好きなタイプなのでやってみたいと思った」と、林との打ち合いが楽しみだとする。  しかし、林は「2人とも感情で戦うタイプなので激闘になるイメージもありますが、前回大蔵君と戦った時にふと冷静に、キックボクシングでトップの人たちってこういう感覚で戦っているのかなって感覚が一瞬あったので、あの感覚を忘れたくなくて早く試合をしたいとお願いしていました。あの一瞬の感覚を忘れないうちに試したいというのがあるので、激闘になるのは最後の感情的になる時だけで、キックボクシングを3分3R使ってやりたい」と、冷静に戦いたいという。 「不可思選手ものそのそ行ってプレス掛けて打ち合う場面が多いと思うんですけれど、お互いがそういうタイプで打ち合えば盛り上がるし、やっている自分も興奮して楽しいやろなと思うんですけれど、毎度毎度感情に任せて戦っていくと身がもたなくなるというのもありますし、上には行けへんなと思ったので、冷静にキックボクシングをして最後は倒したいと思っていますけれど、もっともっと落ち着いて戦いたいというのを今回しっかり試したい」  その言葉を受けて不可思は「単純にガンガン行く選手なので好きなタイプの選手なので、やって楽しいだろうなと思います。自分もめちゃくちゃに打ち合いたいわけじゃなく、ちゃんと今やってることを試合で見せたいですし、単純な殴り合いをするのではなく、自分も成長を見せたいと思います」と、林同様に感情に任せて打ち合うのではなく、冷静なところは冷静に行きたいとした。  会見の最後には不可思から「このカードは絶対にアツいので第1試合でお願いします」と、鈴木戦、田村戦に続いての第1試合を志願。しかし、林は「俺は応援してくれる人たちが第1試合だと間に合わないかもしれないので、出来る限り後ろで余裕を持って来てもらいたいです」と後ろの方がいいと提案する。  それに不可思は「俺は待つ時間が嫌いで、第1試合が大好きなんですよ。ラクなので。お願いします」と譲らない。苦笑いの林は「自分の応援団に第1試合でも大丈夫かとアンケートを取って、追って連絡します」と返答した。
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