▼第11試合 HEAT MMA バンタム級(61.2kg)5分3R
○野瀬翔平(マスタージャパン福岡)61.2kg
[1R 1分09秒 後ろ三角絞め]
×土肥 潤(総合格闘技道場 MIBURO)60.6kg
菅原と同門のマスタージャパン福岡からは野瀬翔平も参戦。MMA5勝2敗2分けの野瀬は、柔道時代の首の大怪我を乗り越え、2018年7月にMMA転向。4勝2分けを負け無しで勝ち進んだが、2020年9月に工藤諒司に1R KO負け。2021年2月の「Road to ONE: 4th Young Guns」では吉野光にスプリット判定負けで2連敗。3月のRISE WESTではキックルールに挑戦もカットでドクターストップとなっていた。2021年7月の修斗で齋藤翼に判定勝ちで再起を果たしている。今回の土肥潤戦の1カ月半後の12月5日の「闘裸男26 広島」では奇天烈との対戦も決定。連戦に臨む。
対する土肥は、PANCRASEバンタム級8位。『北斗の拳』の聖帝サウザーに声が似ていることから“聖帝”の異名を持つグラップラーだ。ハンセン玲雄、瀧口脩生を相手に2連勝後、2019年11月の「DEEP&PANCRASE大阪」で三村亘にスプリット判定負け。2020年7月に関原翔に判定勝ちも2020年12月に花レメ紋次郎TKに判定負け、2021年4月のPANCRASE大阪大会では元UFCの手塚基伸に判定負けで、3年ぶりの連敗を喫した。しかし、2021年6月のGLADIATORで中村公彦に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。GLADIATORバンタム級王者の竹本啓哉への挑戦をアピールしていた。
“聖帝”らしく『北斗の拳』のテーマ曲で入場の土肥に対し、菅原は師匠・弘中邦佳から継いだ『Perere』で入場。レフェリーはアマゾン杉江が務める。
1R、ともにサウスポー構え。先に前足の右ミドルをガード上に当てるのは野瀬。さらに左カーフキック! 左ミドルとリズムよく攻める。さらに左カーフを当てると、詰めてきた土肥に右フック。
土肥は組んで両腕をオーバーフックし引き込み。左腕を抜いた野瀬。左でコムロック気味に絞る土肥だが、野瀬は左にパス。土肥はシングルレッグから立ち上がろうとするが、後ろ三角絞めに入ると、背後から土肥の左腕も狙う。
両手でクラッチする土肥だが、それを剥がした野瀬は右足を土肥の腰にフックして正対させず。土肥がタップした。
HEATバンタム級王者の春日井たけしは、10月2日の『RIZIN LANDMARK vol.1』で今成正和のアメリカーナに一本負け後、引退を表明しており、バンタム級王座戦線はどう動くか。