キックボクシング
レポート

【イノベーション】児嶋真人が引退試合で最後まで攻め続けるも吉田凛太朗に敗れる

2021/10/12 13:10
【イノベーション】児嶋真人が引退試合で最後まで攻め続けるも吉田凛太朗に敗れる

引退試合に臨んだ児島(左)だったが、NJKF1位の吉田に判定で敗れた

Japan Kickboxing Innovation & DANGER GYM「AROUSAL-6」
2021年10月10日(日)茨城・Waiwaiドームしもつま

▼第12試合 Masahito Kojima final ライト級(61.23kg) 3分5R
×児嶋真人(DANGER GYM/INNOVATIONスーパーフェザー級6位)
判定0-3 ※49-50、47-49、47-50
〇吉田凛太朗(VERTEX/NJKF/NJKFライト級1位)


 DANGER GYMのエース、児嶋の引退試合が所属ジム主催興行で行われ、児嶋はNJKFライト級トップランカーの吉田と対戦した。試合前には、昨年11月、同興行のInnovationスーパーフェザー級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝で対戦した櫻井健がリングインし、児嶋に花束を手渡し、激励した。


 1R、サウスポーの児嶋は独特のステップから左ミドル、左フック。吉田は組み付いてヒザ、こかしも多用し相手のリズムを崩す。2R、児嶋はバックブロー、バックスピンと大技を狙うも、吉田は右ミドル、徐々に右ストレートのクリーンヒットが目立つように。


 3R、児嶋のパンチを空振りさせて、吉田は組んでのこかしを何度も決めてスタミナを削っていく。4R、疲れを見せ始めた児嶋だが、吉田の右ストレートを被弾し、こかされながらも前に出続ける。


 5R、手数を出し続ける児嶋は打ち合いに持ち込みたいものの、吉田はパンチをいなして組み付くなど主導権を握らせない。最後まで攻め続けた児嶋だったが、時間切れ。


 判定で敗れた児嶋には会場から拍手が送られた。引退セレモニーでは10カウントゴングが鳴らされ、最後にマイクを握った児嶋は「キックボクサーの引退試合はやはり実績がないとできないので、正直、僕の実績ではできるものではありません。そんな中、凄く幸せな時間を作っていただいた井手本(高司)会長、大会運営の皆様、最後に練習に付き合ってくれたTEAM KOKの大嶋(剛)会長、本当にありがとうございました。負けてしまいましたが、温かい拍手を送っていただき励みになります。ありがとうございました」とメッセージした。

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