優勝した直後の野杁を控室に訪ねた魔裟斗。「今日見て分かったけれどピンポイントで狙っているね」と野杁の強さを指摘した(C)K-1
2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』。同大会で行われた「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」のバックステージ動画が、K-1の公式YouTubeチャンネルにて公開された。
トーナメント出場選手たちの会場入りから試合前、勝者と敗者の試合後の様子が映像に収められており、3試合連続KOで優勝した野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、常にリラックスしていたことが分かる。決勝戦の安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)戦の前には、控室でK-1スーパー・ライト級王者の山崎秀晃らと安保の準決勝を見て、作戦を練る姿も。
決勝戦で安保を3R2分51秒、左ヒザ蹴りと左三日月蹴りで3度のダウンを奪ってKOした野杁は「あー、疲れた。1日3試合は無理ですよ。もうやりたくないです。接近戦でヒザを蹴った時に嫌がったのでボディが絶対効いていると思って」と、セコンド陣と笑顔で談笑。
(写真)廊下で顔を合わせた野杁と安保の会話も。オフィシャル映像ならではのシーンだ(C)K-1
控室に解説を務めていた魔裟斗が訪れ、「俺は野杁だと思っていたんだよ」と言うと野杁も周りも爆笑。事前の優勝予想で魔裟斗は安保の優勝を予想しており、野杁はそれを見て「絶対に優勝してやると思った」という。
さらに魔裟斗が「今日見て分かったけれどピンポイントで狙っているね。アゴとかレバーとか。凄いね」と言うと、野杁は「はい、外さないように(している)」と答え、魔裟斗は「あれだから倒れるんだね。強いね、本当に」と野杁を称えた。
その後には、野杁と安保が廊下で顔を合わせた場面も収められており、安保は「すいません、生意気言いまくって」と試合前に野杁を挑発したことを頭を下げて詫びる。しかし、「でも、もう1回言いますんで」と再び野杁の前に立ちはだかると宣言。野杁も「また待ってるよ」と、勝ち上がって来いと安保に答えた。最後は安保が「次やったら勝ちます。俺が絶対に」と言って立ち去る場面で終わる。
選手の試合前、そして終わった直後の勝者と敗者の様子、優勝した野杁の「ここがゴールではなく、この先にも道がある」というインタビューなど、オフィシャルでなくては見られない場面が多数収められている。