2021年11月14日(日)大阪・丸善インテックアリーナ『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2』の対戦カード第2弾が発表された。
バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rでシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(龍生塾ファントム道場)とRISEバンタム級7位・京谷祐希(山口道場)の初対戦が決定。
ハードパンチャーとして知られる植山は、25勝のうち13のKO勝ち、2018年11月のSB日本スーパーバンタム級王座決定戦では笠原友希を3RTKOで葬りベルトを獲得。2019年2月には安本晴翔に唯一の黒星を付け、RIZINには4度出場して3勝(2KO)1敗。栗秋祥梧、江幡塁、志朗に3連敗を喫したが、今年6月のRIZINでTKO勝ちして復活を果たしている。
京谷は強打と当て感の良さで連戦連勝。2010年に『DEEP☆KICK』で皇治と対戦し、当時無敗だった皇治に初黒星を付けた。2012年6月には『Krush』で武尊と対戦し、当時5戦5勝の武尊から2度のダウンを奪った末にドクターストップでTKO勝利、武尊にプロ唯一の黒星を付けている。2016年10月には『HOOST CUP』にて玖村修平からも勝利を収めるなど実力者ぶりを発揮した“伝説の壊し屋”。その後、怪我のため試合から離れたが2019年9月のRISEで約3年ぶりに復帰。いきなりRISEバンタム級8位・金子梓をKOした。2020年は1月に志朗に判定で敗れたが、8月は知花デビット、11月は鷹介から勝利。しかし、2021年は5月に寺山遼冴と引き分け、7月に川上叶に判定負けとまだ白星がない状態。戦績は16勝(10KO)8敗2分。
両者とも強打を武器としているだけに、KO決着が期待される一戦となった。植山は「せっかく大阪で開催されるRISEのビッグイベントなので、シュートボクシングのチャンピオンとして派手にKO勝ちして実力を証明したいと思います」、京谷は「前回は本当に不甲斐ない試合をしてしまい、最低で最弱な自分を見せたにもかかわらず、また地元大阪のRISEに呼んでもらいチャンスをもらえたので今回はバッチコーンと決めさせていただきます! また、前回同様シュートボクサーなのでここに勝てばデビュー戦の負けも前回の負けもトントンになると思ってるのでしっかりとやらせていただきます。11月14日しっかりと目の前の敵に勝って、コロナ禍で盛りあがりにかける大阪をRISEを盛り上げたいと思います。なので皆さん応援よろしくお願いします!」とコメント。
京谷はデビュー戦でシュートボクサーと対戦し、デビューから無敗で行くつもりがいきなり黒星を付けられたことを根に持っており、打倒シュートボクサーに執念を燃やしている。
また京谷は「今回試合発表のコメントするにあたってRISEさんからネギ星人(ねぎ魔神)が出るのでインパクトで負けないコメントをと求められましたが、ネギ星人のキャラの強さの前では僕がどんな事を言おうと勝てる気がしないのでそっち系はネギ選手に任せて、僕は試合に集中させてもらいます」と付け加えている。
同じバンタム級では第2代アクセルバンタム級&ABW初代同級王者・田渕神太(拳聖塾)とRISEバンタム級9位・大森隆之介(EX ARES)の対戦も決定。
田渕は空手とキックボクシングを並行して行う二刀流で、2020年12月にACCELバンタム級王座の初防衛に成功すると、今年3月のHOOST CUPではOISHI GYMのルーキー・HΛLを判定で下している。戦う場所や相手を選ばず、4月はRISEでRISEフェザー級王者・工藤政英に判定負け、7月は修斗大会内で行われた「CKC2021-54kgトーナメント」で準決勝に進出するも、優勝した寺山遼冴に判定負け。9月のシュートボクシングでは延長戦の末に山田彪太朗に判定で惜敗した。戦績は19勝(4KO)9敗2分。
対する大森は2020年1月にRISEでプロデビューすると4勝(3KO)と快進撃を続けていたが、6月の修斗大阪大会で開催されたCKC2021-54kgトーナメントの1回戦で有井渚海に敗れプロ初黒星。ここからの再起を狙う。