10月24日の横浜大会でDEEP王者の牛久絢太郎(右)を相手にRIZIN王座の防衛戦に臨む斎藤裕(左)。(C)ゴング格闘技
スコット・コーカーBellator代表が10月5日、「RIZINと共同プロモーションを行う予定で、2022年にはBellator日本大会を観られるだろう」と北米メディアに語った。
コーカー代表はアリエル・ヘルワニの「THE MMA HOUR」に出演。11月5日(日本時間6日)のアイルランド・ダブリン大会での、パトリッキー・フレイレ(ブラジル)vs.ピーター・クウィリー(アイルランド)の再戦が、パトリッキーの弟パトリシオが返上したライト級王座を賭けた王者決定戦になること。さらに11月12日(日本時間13日)にBellator女子フェザー級王者のクリス・サイボーグ(ブラジル)が、アイルランドのシンニード・カヴァナを相手に防衛戦を行うことなどを発表(※日本時間7日に公式リリース)。
続けて、2022年の「Bellator JAPAN」開催プランを明かした。一部では年末にも「Bellator JAPAN」開催のプランが挙がっており、パトリシオ来日の機運が高まっていたが、日本大会は2022年となりそうだ。
しかし、新型コロナウイルスのワクチン接種が進むなか、緊急事態宣言の解除に伴い、年末の時点で外国人入国の規制が緩和されている可能性もあり、海外選手の来日が検討されているのも確かだ。
現時点で、外国人は特例以外の入国は不可。日本人や“特例”で入国する外国人には、新型コロナ検査の「陰性証明書提出」が求められ、空港での入国時検査で陰性であれば入国が許可される。ただし、変異株が多発している国からの入国者については、検疫所の指定する施設に3日間留まり、「入国後の検査」を受ける必要がある。また、全ての入国者に入国後14日間、自宅などでの「健康監視」が義務付けられている。
しかし、各国で入国制限の緩和が始まるなか、ワクチン接種した者については、入国を許可するとともに「入国後の健康監視」を免除するなどの対応を取る国が増えており、日本でも緊急事態宣言の解除により、「水際対策」の緩和も検討されている。
10月24日の横浜大会で、DEEPフェザー級級王者の牛久絢太郎(K-Clann)を相手に、RIZINフェザー級王座の防衛戦に臨む斎藤裕(パラエストラ小岩)は、自身のSNSで「今年の年末は格闘技自体がいろいろな意味でざわざわすると思うんで、予想が出来ない展開になりそうな気がします」と、年末の試合が既定通りにはいかない可能性を示唆している。
ライト級王座を返上したパトリシオは、前戦のフェザー級GP決勝&王座戦で敗れたAJマッキーへのリヴェンジを目標に王座を返上したが、その再起戦はどこになるか。年末に向け、日本格闘技界が大きく動きそうだ。