試合へ向けてショートカットにした鈴木。過去最強の敵に挑む(C)鈴木万李弥
2021年10月17日(日)名古屋国際会議場イベントホール『HEAT 49』にて、中井りん(修斗道場四国)とMIXルール(1Rはキックボクシング、2RはMMA)での対戦が決まった“流血のマドンナ”鈴木万李弥(志村道場)が、対戦決定の心境を自身のSNSにて綴った。
「発表見た時心臓バクバクして、はぁーっとなってしまった。とうとう決まってしまった、HEATでは本当に本物としかやってない」と、対戦発表に緊張を感じるほどだったという。
対戦する恐怖を感じさせもした鈴木だが「だけど、きてしまった…胸を借りるつもりで戦う」と、決まった以上は腹をくくったようだ。
「同じ人間だもの、死ぬことはないもんね! 頑張ります」と、「格闘技人生で一生交わることはないと思っていた雲の上の存在」である中井との対戦へ向けて、死ぬ気で頑張ると意気込んだ。
鈴木は7歳で硬式空手を始め(全国3位入賞)、2016年11月にキックボクシングでプロデビュー。2018年12月からはMMAにも挑戦する“女・二刀流”として活躍。2020年1月の試合で前十字靭帯損傷を負って3月に手術を行い、入院を経てリハビリ生活。3カ月間ニーブレスを付けたままの生活を余儀なくされていたが、リハビリ&復帰へ向けたトレーニングを経て2021年4月に執念の復帰。キックルールで村上悠佳に判定2-1で敗れるも、女子の年間ベストバウト級の試合をやってのけた。
1Rのキックボクシングルールで決着がつかない場合は、2RでのMMAの試合は2019年12月以来となる。また、中井も試合は約2年ぶりとなった。