2021年11月27日(土)東京・GENスポーツパレス『Krush-EX 2021 vol.7』の対戦カードが発表された。
クルーザー級3分3Rで中平卓見(北眞舘) と佐野勇海(拳之会) が対戦。
中平は総極真全世界空手道選手権大会重量級4位の実績を持つ空手家で、7勝(7KO)6敗の戦績を持ち、7KOは全て初回KO勝ち。K-1 JAPAN GROUPには2020年1月から参戦し、RUI、植村真弥、工藤勇樹に3連続KO負け。初勝利を収めたいところ。
佐野は2020年11月の『RIZIN.25』でプロデビューし、テコンドー全日本選手権9連覇の江畑秀範からパンチでダウンを奪い判定勝利。前戦は7月にRISEで南原健太にKO負け。プロ戦績は2勝1敗1分。また、アマチュア時代には2020年3月、ピーター・アーツの息子マルシアーノ・アーツと対戦し、3RにパンチでKO勝ちしている。
スーパー・ライト級3分3Rでは原田優介(K-1ジム大宮チームレオン) が川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦。
原田は6歳から始めた日本拳法出身で、その実績が素晴らしい。元明治大学体育会拳法部の主将で四段。2013~2016年全日本学生拳法選手権大会で4連覇、2016年最優秀選手賞を受賞。さらに2016年全国大学選抜選手権大会優勝、最優秀選手賞受賞、文部科学大臣杯を受賞。ジャパンオープンでは2016年優勝、防衛大臣杯を受賞、2017・2018年ジャパンオープン社会人の部2連覇と、数々の優勝歴を誇る。
大学2年生時には、現在K-1スーパー・ウェルター級で活躍する和島大海(月心会チーム侍)とも対戦して勝利を収めた。大学卒業後は就職し、3年のブランクを経て格闘技を始め、この1年間でK-1アマチュアのBクラス予選トーナメント、Bクラス全日本トーナメント、Aクラス予選トーナメント、Aクラス全日本トーナメントと全て優勝。8月のKrush-EXでプロデビューし、水上陽生からダウンを奪って1勝をあげた。
川越は第26回K-1アマチュア チャレンジAクラス -70kg優勝、ABEMAの『格闘代理戦争』に出演して注目され、2020年4月にプロデビューするも現在まで3敗1分と白星なし。初勝利を収めたいところだ。
ライト級3分3Rでは貞松宏隆(Mataharigym) と新太(K-1ジム心斎橋チームレパード) が対戦。貞松は初代九州プロキックボクシングライト級王者で、3勝(1KO)1敗の22歳。新田は第35回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝で1戦1分の26歳。
バンタム級3分3Rでは松本陸(TAD) vs蓮武(WSRフェアテックス西川口)。松本は1勝(1KO)1分の18歳、蓮武は19歳でデビュー線を迎える。
フェザー級3分3Rでは啓斗(team ALL-WIN)vs田中秀汰(PITBULL) 。啓斗は第31回K-1アマチュア チャレンジAクラス -60kg優勝で、プロ戦績は1戦1敗の23歳。田中も1戦1敗の26歳だ。
スーパー・フェザー級3分3Rでは高口賢史郎(K-1ジム五反田チームキングス)vs翁長正吾(WSRフェアテックス西川口) 。高口は4戦4敗の27歳、翁長は1戦1敗の29歳。
女子は2試合が発表され、女子アトム級2分3Rで谷田美穂(K-1ジム大宮チームレオン) vs Kiho(TeamK.O.Garage) 、女子ミニマム級2分3RでKAI(ファイティスジムMSC) vs綾香(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が行われる。
35歳の谷田はプロ戦績5敗だったが6月のKrush-EXでAIKOから嬉しい初勝利を飾った。Kihoはアマチュアで20戦以上を経験し、プロでは3勝(1KO)3敗1分。2020年12月の『KROSS×OVER』でプロ初のKO勝ちを飾ると、2021年2月のKrushに初参戦したが、森川侑凜とドロー、6月に加藤りこに判定負け、8月は豊嶋里美に判定負けとなっている。
KAIは空手をベースとするMMAファイターで2014年からDEEP JEWELSに参戦。桐生祐子(鈴木祐子)、北野きゅう、ジェット・イズミに勝利も、両ヒザの手術で戦線を離脱。1年半ぶりの復帰戦となった2019年9月、キック出身のジェット・イズミ(元J-GIRLSミニフライ級王者)を相手にキックルールで判定勝ち。10月大会では古瀬美月に判定2-1(いずれもマスト判定)、2020年7月大会でも永尾音波に判定2-1という僅差で連敗を喫し、10月にはさくらにリアネイキドチョークで一本負けしている。MM戦績は5勝6敗。8月にKrushに初参戦して判定で敗れたが、C-ZUKAを相手に延長R判定2-1の接戦を演じた。
綾香は第11回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジBクラス 女子-55kg優勝で、今回がデビュー戦となるサウスポー。