2021年9月24日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.129』の一夜明け会見が、25日(土)都内にて行われた。
第6代Krushライト級王座決定トーナメントの準決勝・決勝で勝利し、第6代Krushライト級王座に就いた瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「ギリギリの試合でしたがベルトを獲ることができました。決勝ではダウンをもらって気持ちが折れそうになったんですが、周りの応援と今までやってきたことを出そうとの想いで戦い、最高の1日になりました。応援ありがとうございました」と瓦田。
「嬉しいですが、まだまだ課題点も多いし、逆にいいところも出たし、1日2試合は初めてだったのでいい経験になったと思います」と、トーナメントを経て得たものは大きいようだ。
目の前にベルトがある状況は「ニヤつきが止まらないです(笑)」と喜びに溢れ、試合後は「今までよりも反応が良かったというか、いろいろな人から連絡をいただきました」と反響も大きかったという。
昨晩は「寝てないです」と興奮して眠れなかったと言い、「試合後は応援してくれる方に食事に連れて行ってもらって、家に帰ってからもいろいろな方から連絡が来て対応していました。一番嬉しかったのは応援してくれる方々もそうですが、セコンドに就いてくれた後輩が自分のことのように喜んでくれて。それが言葉には現わせませんが、涙が出そうなくらいでした」と笑顔を見せる。
実際、リング上では感極まっていたが「苦しかったなぁと思って。練習も毎日今まで以上に格闘技のことだけを考えていたし、自分は普段プレッシャーを感じないんですが、初めてプレッシャーを感じて夢を見て何回も起きて。それから解放されたというか、それで涙が出たのかなと思います」と、胸の内を告白した。
師匠であり、同タイトルの初代王者である梶原龍児代表とは「龍児さんもあんな状態だったので、言葉は特に交わさなかったんですが、控室でベルトを見ながら『久しぶりだな』って言っていてそれが嬉しかったです」と共に勝利を喜んだ。
ベルトは「昨日は枕元に置いていたんですが、ショーケースの一番上をデビューした時から空けていて、そこに入れようと思います」と、ベルトを置くために空けておいたスペースに置くのが楽しみだとした。
これからどういうチャンピオンになっていきたいかと聞かれると「ベルトと一緒に成長していきたいです。自分は世界の頂点を目指していきたいので、朝久裕貴選手が武林風(中国)のタイトルを獲ったみたいに、世界にはいろいろな選手がいるので、Krushの強さを見せられる王者になりたいと思います。いろいろなアウェーの地に行ってやってみたいです。叶うならやってみたい」と、敵地でも勝てる王者になりたいと目標を語った。
試合後にはK-1ライト級王者・朝久泰央への挑戦も表明し、「特に言葉は交わさなかったんですが、藤原敏男さんの関係で一緒に食事したこともありました、地元も福岡で接点があって。連絡も取ったことがあります。昔から強い選手だと思っていたので、いつかはもっと強くなってやりたいと思います」と、改めて挑戦を誓う。
時期については「自分が成長できれば来年の頭にはやりたいと思っています。すぐにでもと言いたいですが、今回の試合で反省点があるので練習して完璧にして、もう自分しかいないなという状態で挑むのもいいかもと思っています」と、誰もが挑戦者として認める状態になってから挑みたいとした。
そして最後に「遠回りして満足いかないこともあったんですが、ベルトを手にして本当に嬉しく思っています。応援してくれる人たちには感謝しかありません。これからもベルトと一緒に成長していきたいと思います」と語った。