▼ムエタイ フライ級 3分3R
×ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)60.80kg, 1.0087
[判定1-2]
〇内藤大樹(日本)61.20kg, 1.0244
元ONEフライ級キックボクシング世界王者のペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)と、ONEフライ級キックボクシング ランキング4位の内藤大樹(日本)が、ムエタイルールで激突。
内藤は、2019年にONEスーパーシリーズに参戦し3連勝。その後、元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティーに判定負けも、2021年6月の「ONE: FULL BLAST 2」でのキックボクシングルールでワン・ウェンフェンに判定3-0で勝利し、再起を果たしている。
強豪ペッダムとの対戦に向け、内藤は、「ペッダムは元ONE世界王者で強敵ですが、自分もONEの世界王者を目指しているので、しっかり勝って結果でアピールしたいと思っています。皆さん日本からABEMAで応援をよろしくお願いします」とのコメントを発表。
対するペッダムは、元ONEキックボクシング・フライ級王者。ジョシュ・トナー、工藤政英をKOし、2019年5月にはエリアス・マムーディにテクニカル判定で勝利。ONEキックの同級王座を獲得したが、8月のイリアス・エナッシとの初防衛戦で王座陥落。2020年1月にはMOMOTAROを首相撲&ヒザ蹴りで削っての判定勝ち。ボクシングマッチを経て、2020年7月「ONE: NO SURRENDER」でロッタン・ジットムアンノンが持つONE世界フライ級ムエタイ王座に挑戦も判定2-0で惜敗。
その後、地元タイでプロイウィティヤ・ペットシムエンに判定勝ち。2021年4月にデュアンソムトポン・ジットムアンノンに判定負けしており、1年2カ月ぶりのONE参戦で再起なるか。
1R、サウスポー構えのペッダム。オーソドックス構えの内藤の左ローをチェックする。ペッダムの左ミドルを腰を引いて避ける内藤。ペッダムの前進を左前蹴りで阻止。ペッダムの左の蹴り終わりに右ミドルを打ち返す。内藤の右ローにカウンターの左ストレートはペッダム! ダウンした内藤。すぐ立ち上がると右をヒット。左の二段蹴りを当てる。
2R、左ジャブのダブルから左の蹴りに繋ぐ内藤。ペッダムは左ミドル、内藤も右ミドルを蹴り返す。ペッダムの入りに左フックは内藤! ペッダムの左ミドルに右を狙い、蹴りの打ち終わりに軸足を払い、ペッダムをこかす。右の蹴りで前に出る内藤は左フックもヒット。
3R、左ローをこつこつ当てる内藤。ペッダムの左の蹴り足を取って右ストレートを入れる。ペッダムは左の蹴り。そこに左を振るが空振り。さらに左カーフキック! 足が流れたペッダム。しかし、ペッダムも左ミドルを押し込んで蹴る。右ミドルを返す内藤。前に出てスーパーマンパンチも逃げ切り体勢のペッダムを詰め切れず。
判定は1-2で内藤が勝利。1Rのダウンはタイミングダウンと見られ2点差はつかなかったか。2、3Rで追い上げた内藤が僅差を制した。
試合後、ペッダムは「少し混乱している。悲しい。ベストは尽くした」とコメント。内藤は、「ペッダムは元世界チャンピオンで素晴らしい選手。その選手に勝つためにトレーニングしてきました。1Rはダウンを取られましたが、2、3Rは自分が取ったと思っています。諦めない気持ちが勝利に結びついたと思います。左ミドルが得意なペッダムに左フックをたくさん練習してきました」と勝因を語った。内藤はウェンフェン戦に続く2連勝をマーク。
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— ONE Championship (@ONEChampionship) September 24, 2021